テーマとしては良くある人類滅亡のサスペンス。
ありふれたテーマだけにその原因とストーリ展開をどう持って行くかが作者の腕の見せ所。
この小説はストーリ展開はもちろん、各登場人物のキャラクタ設定やその役割分担も申し分ない。
細かなことまできちんと書かれていて丁寧な作品作りが感じられる。
ただ最初に場面が変わるたびに次々と新しい登場人物が現れるので、付いて行くのがちょっと辛いところが・・。
最初のきっかけから、次から次へと異常な出来事が起こり、なんだか分からなくなってきたところで真打登場と言った感じで、今までの人類滅亡物とはちょっと違うぞという波状攻撃型展開。
そんなに単純じゃないから一筋縄ではいかないよ、と言われた気分。
ただ、ちょっと不自然で強引なところも無いでもない。
中盤、風穴内での村上と武田の会話が、読者に説明するためとは言えあまりに不自然。
専門家同士がこんな初歩的な話する訳ないでしょ。。
それと村上のキャラが後半異常過ぎるところも。
製薬会社の野望と村上の野心をもっと中心に持って来た方が収まりが良かったように思う。
最後は続編の予告??
幻冬舎
ありふれたテーマだけにその原因とストーリ展開をどう持って行くかが作者の腕の見せ所。
この小説はストーリ展開はもちろん、各登場人物のキャラクタ設定やその役割分担も申し分ない。
細かなことまできちんと書かれていて丁寧な作品作りが感じられる。
ただ最初に場面が変わるたびに次々と新しい登場人物が現れるので、付いて行くのがちょっと辛いところが・・。
最初のきっかけから、次から次へと異常な出来事が起こり、なんだか分からなくなってきたところで真打登場と言った感じで、今までの人類滅亡物とはちょっと違うぞという波状攻撃型展開。
そんなに単純じゃないから一筋縄ではいかないよ、と言われた気分。
ただ、ちょっと不自然で強引なところも無いでもない。
中盤、風穴内での村上と武田の会話が、読者に説明するためとは言えあまりに不自然。
専門家同士がこんな初歩的な話する訳ないでしょ。。
それと村上のキャラが後半異常過ぎるところも。
製薬会社の野望と村上の野心をもっと中心に持って来た方が収まりが良かったように思う。
最後は続編の予告??
幻冬舎