小川洋子の「科学の扉をノックする」と同じ系統の本。
文系の著者が科学を説明するという内容だけど、この本の著者は文系とは言え毎日新聞社の科学環境部長ということで、小川洋子のように全くの素人が「わあ、すごい」と言うだけでなく、ジャーナリストの立場で正確に(ただし割と主観的に)伝えるというスタンス。
この手の本が大好きな私はここで取り上げられているテーマはすべて既知だったけど、詳細となるとはじめて聞くことも色々あった。
軽快でありながら決して軽薄にならない文章で難しいことを分かりやすく書いてあり非常に読み易い。
たまに群ようこや椎名誠チックな比喩や感想がサラッと入るところに著者のセンスの良さを感じる。
科学に興味ない人に、手に取って欲しい一冊。
第一章は科学にまつわるトピックの紹介といった内容で、第二章と第三章は現代の科学技術に対しての著者の主張。否定はしないけれど皮肉交じりに警告をする。
ちょっと堅苦しい部分もあるけれど納得したり考えさせられることが多い。
第四章と最終章は科学的なものをテーマにしたエッセイと言うった内容。
いくつか正確性に欠けると思われる記述が有るけれど、ジャーナリストとしてどうだろう。。
江戸時代の日本にも科学技術は確実に存在していたはずです。
毎日新聞出版
文系の著者が科学を説明するという内容だけど、この本の著者は文系とは言え毎日新聞社の科学環境部長ということで、小川洋子のように全くの素人が「わあ、すごい」と言うだけでなく、ジャーナリストの立場で正確に(ただし割と主観的に)伝えるというスタンス。
この手の本が大好きな私はここで取り上げられているテーマはすべて既知だったけど、詳細となるとはじめて聞くことも色々あった。
軽快でありながら決して軽薄にならない文章で難しいことを分かりやすく書いてあり非常に読み易い。
たまに群ようこや椎名誠チックな比喩や感想がサラッと入るところに著者のセンスの良さを感じる。
科学に興味ない人に、手に取って欲しい一冊。
第一章は科学にまつわるトピックの紹介といった内容で、第二章と第三章は現代の科学技術に対しての著者の主張。否定はしないけれど皮肉交じりに警告をする。
ちょっと堅苦しい部分もあるけれど納得したり考えさせられることが多い。
第四章と最終章は科学的なものをテーマにしたエッセイと言うった内容。
いくつか正確性に欠けると思われる記述が有るけれど、ジャーナリストとしてどうだろう。。
江戸時代の日本にも科学技術は確実に存在していたはずです。
毎日新聞出版