K-9シリーズ最新刊。
今回は北岳を離れて、静奈と夏実が出張で訪れた新羅山という架空の火山が舞台。
新羅山にできた山岳救助隊に救助犬の活躍を紹介しにやって来た静奈と夏実だが、噴火の前兆が有り可能性が高まったため、それぞれのバディと共に登山者の安全確保のために山に入る。
それと並行して誘拐事件や、ヤクザの暗殺計画が進行する。
それらの話は最後には一つにまとまっていくがけれど、そこに行きつくまでは全く別々に展開するため、細切れになった複数のストーリを同時に読まないといけないため、ちょっとイラつく。
このパターンは好きじゃないけれど、今回のスケールはちょっと違う。
そんなわけでなかなか読み進められなかったけれど、噴火が始まって二人と二頭が避難できなかった登山者を探しはじめたところから、物語が佳境に入り引き込まれてしまう。
北岳の出来事だけで物語を作っていたらネタ切れになったりマンネリになったりするから、山から離れた話や今回のように北岳以外の山を舞台にした話で変化をつけようとしているのかも。。
作品中にも何度も触れているけれど、御岳山の噴火がモチーフになっていることは間違いない。
著者は噴火の話を書きたかったけれど、北岳は火山では無いので、無理やり架空の火山に出張するというストーリにしたんだろうな。
新潮文庫
今回は北岳を離れて、静奈と夏実が出張で訪れた新羅山という架空の火山が舞台。
新羅山にできた山岳救助隊に救助犬の活躍を紹介しにやって来た静奈と夏実だが、噴火の前兆が有り可能性が高まったため、それぞれのバディと共に登山者の安全確保のために山に入る。
それと並行して誘拐事件や、ヤクザの暗殺計画が進行する。
それらの話は最後には一つにまとまっていくがけれど、そこに行きつくまでは全く別々に展開するため、細切れになった複数のストーリを同時に読まないといけないため、ちょっとイラつく。
このパターンは好きじゃないけれど、今回のスケールはちょっと違う。
そんなわけでなかなか読み進められなかったけれど、噴火が始まって二人と二頭が避難できなかった登山者を探しはじめたところから、物語が佳境に入り引き込まれてしまう。
北岳の出来事だけで物語を作っていたらネタ切れになったりマンネリになったりするから、山から離れた話や今回のように北岳以外の山を舞台にした話で変化をつけようとしているのかも。。
作品中にも何度も触れているけれど、御岳山の噴火がモチーフになっていることは間違いない。
著者は噴火の話を書きたかったけれど、北岳は火山では無いので、無理やり架空の火山に出張するというストーリにしたんだろうな。
新潮文庫