朱川湊人チックな短編集だけど、味付けはまるで違う。
木内昇は何冊か読んだけど、こんな感じの短編集ははじめてで、印象がかなり変わった気がする。
「隣の小平治」
隣人が幽霊かと思ったら、故人の弟だったけれど知り合いの老婆が・・・。
ちょっと芥川龍之介を彷彿させる。
「蛼橋」
自分が死んだことに気づかない・・・というホラー。
「お柄杓」
前世は信じないけど、こんな話なら有っても良いかな・・・。
「幼馴染み」
女は怖い。
天然でお咲きみたいな女性っているんだよね。それが結構モテたりする。
本人には自覚が無いから、たちが悪い。
「化物蝋燭」
ちょっぴりホラーテイストな教訓的なお話。
「むらさき」
この本の中では、異色な雰囲気な人情噺。
「夜番」
これは、畠中恵や高橋由太の世界。
さわやかなラストで読後感は心地よい。
このように色んなタイプでありながら、なんとなく統一感もあって不思議な短編集でした。
木内昇のなかでは一番すきかも・・・。
こんな感じの短編集なら、他の作品も是非読みたい。
朝日新聞出版
木内昇は何冊か読んだけど、こんな感じの短編集ははじめてで、印象がかなり変わった気がする。
「隣の小平治」
隣人が幽霊かと思ったら、故人の弟だったけれど知り合いの老婆が・・・。
ちょっと芥川龍之介を彷彿させる。
「蛼橋」
自分が死んだことに気づかない・・・というホラー。
「お柄杓」
前世は信じないけど、こんな話なら有っても良いかな・・・。
「幼馴染み」
女は怖い。
天然でお咲きみたいな女性っているんだよね。それが結構モテたりする。
本人には自覚が無いから、たちが悪い。
「化物蝋燭」
ちょっぴりホラーテイストな教訓的なお話。
「むらさき」
この本の中では、異色な雰囲気な人情噺。
「夜番」
これは、畠中恵や高橋由太の世界。
さわやかなラストで読後感は心地よい。
このように色んなタイプでありながら、なんとなく統一感もあって不思議な短編集でした。
木内昇のなかでは一番すきかも・・・。
こんな感じの短編集なら、他の作品も是非読みたい。
朝日新聞出版