toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「愛なき世界」 三浦しをん

2019年10月29日 | 読書日記
何かに打ち込んでいる人(それもあまり普通でないものに)の世界を書いたら三浦しをんにかなう人はいないんじゃないか・・・と思う。
これは植物の研究に打ち込む人たちと、研究室のメンバーのなじみの食堂で働く青年の物語。

仕事でDNAの解析装置を開発していたんで非常になじみのある世界で、逆に読者向けの説明がちょっと煩わしく感じることもあったし、ちょっとそれは違うんじゃないのって言うところも有って、その辺が気になって仕方なかった(笑)。
今まで読んだ作品は知らない世界の話ばかりだったので、これはかなり嵌った。
研究室で実験する様子も卒研を思い出してなんだか懐かしかった。
もちろん、内容は申し分ありませんでした。

ただ、タイトルが・・・。







中央公論新社
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