toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「風は山から吹いている」 額賀澪

2021年05月24日 | 読書日記
私の読んだ額賀澪はどれもあまり一般的ではない世界の話ばかり。
これは登山だから、そこまでは特殊ではないかもしれないけれど、やっぱりなじみのない人は多いんじゃないかな。。

主人公が筑波岳(つくばがく)、岳を登山に誘い込んだ先輩が梓川穂高。
何とも安直なネーミングかと思っていたが、安直なネーミングが物語のポイントになってくる。
純粋に登山に興味の無かった青年が山に目覚める話で、サスペンス風な展開は余計だと思っていたけれど、これで良かった。
ただ、岳が目上の人と話するときも自分のことを「俺」と言うのがちょっと気になった。

山での描写が割とリアルでなかなか良い感じなんだけど、作者は実際に登ったのかな??






二見書房
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする