指導教官の失踪と友人の自殺。
それらの背景を探っていくうちに、子どもの頃の不思議な体験とリンクしていく。
自殺した友人の残したメモを元に廃院を訪ねると、子どもの頃見た布が有って、そこに失踪した教授が現れる。
その時、何の前触れもなくいきなり子どもの頃の不思議な出来事の理由が分かってしまうけれど、あまりに簡単すぎない?
その後はパラレルワールドに迷い込んだような状況になって真実が分からなくなって、物語自体も収集がつかなくなって無理やりまとめた感じ。
宮部みゆきが書きそうな設定だけど、彼女ならもっときれいにまとめただろうな。
著者は高校の後輩らしいから、これからに期待しましょう。。
2022.7.1
KADOKAWA