実際の事件を下敷きにしていると言うことだけど、紀州のドンファンと言う人が亡くなって彼の妻が殺人容疑で逮捕された(?)と言うこと以外知らないので、全くのフィクションとして読んだ。
犯人は意外な人物と言うのがセオリーなので、住谷かと思っていたけれど途中で風向きが変わって住谷が怪しい展開になってから新たに思った人物がやっぱり真犯人だったけど、共犯とは。。
由起がやたらに巧妙に森本を操ったり、住谷が絶対に嘘がつけなかったり、設定にリアリティに欠けるところが色々有ったけれど、最後まで楽しめました。
2025.1.30
新潮社