toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「過怠」 谷村志穂

2022年11月03日 | 読書日記
読んでいてなかなかテーマが見えてこないが、第二章の終わりくらいからようやく見えてくる。
でも年号に注目して、プロローグの固有名詞に注意をはらって読んでいたら、登場人物が出そろった段階で気づけていた・・・。
家族とは、生物学的な親子と現実的な親子・・・、科学技術の発達とともに新しい問題も登場する。
色々と考えさせられる一冊。

宮本菜々子が親子鑑定を行う場面で、DNAの解析場面の描写はどうしてそこまで?って言うほど詳しく書いてあるのに、15座位の説明はほとんどないし、肝心のSTRには全く触れていない。
私は以前仕事で人物同定用のDNA解析装置を開発したんで理解できた(と言うか知っていた)けど、専門外の人には理屈が分からないんじゃないかな。。





光文社

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