toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「外田警部、TGVに乗る」 古野まほろ

2015年01月18日 | 読書日記
外田警部の言葉が何を言ってるのか理解できない。作者は面白いと思ってやているんだろうけど、ひたすら分かりにくいだけ。
また、全く意味のない会話を長々と交わしたり、関係の無い説明をしたりしすぎで読んでいてイライラする。これも作者の意図と逆効果。
構成が比較的良くできているだけに勿体ない。



光文社
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「「おっさんレンタル」日記」 西本貴信

2015年01月18日 | 読書日記
副業で「おっさんレンタル」を始めた著者のエピソード集。
これに基に小説に仕上げれば結構面白くなると思うけど、この本はちょっと中途半端な感じ。「おっさんレンタル」に関しては →
http://ossanrental.thebase.in/


大和書房
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「いつか陽のあたる場所で」 乃南アサ

2015年01月17日 | 読書日記
先日読んだ「すれ違う背中を」の前編にあたる作品。
「すれ違う背中を」を先に読んだら、こちらも読みたくなったので探して読んでみたけれど、期待通りでした。
続編があるならそれも是非読みたい。


新潮社
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「一回こっくり」 立川談四楼

2015年01月16日 | 読書日記
多分、「一回こっくり」という人情話と、著者の半生記からこの話ができた経緯を基にした本。
冒頭の弟が亡くなる話、いじめられても健気でいる弟が不憫でしかたない。


新潮社
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「ぼくの最高の日」 はらだみずき

2015年01月16日 | 読書日記
ピノッキオという名の小さなバーの客やオーナの物語を描いた5つの短篇集。それぞれ、人生最高の日がテーマになっている。
どの作品もきれいにまとまっている。
3作目から5作目までは主人公は変わっていくもののストーリが続いていき、最後にオチが付いている。


実業之日本社
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「すれ違う背中を」 乃南アサ

2015年01月15日 | 読書日記
ムショ帰りの女性ふたりの友情物語というすごい設定だけど、これが結構面白い。
4篇の連作短篇集になっているけれど、これは続編らしい。
是非前作も読んでみたい。


新潮社
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「剣客商売」 池波正太郎

2015年01月14日 | 読書日記
高校生時代、毎月小説新潮を買って授業中に読んでいた。読み終わると後ろの席のA君(6部、北中出身)に貸してあげた。A君も授業中に読んでいた。そのA君が多分一番好きだったのが連載中の「剣客商売」だったと思う。何かにつけ「秋山先生は・・・」などとよく言っていた。
それからずいぶん経って「剣客商売」のシリーズが文庫になり、発売されるとすぐに買っては読んだ。
作者が亡くなり、シリーズ途中で終わってしまったけれど、「鬼平犯科帳」と同様何度でも読み返したくなってしまう。


新潮文庫
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「惑星探査入門 」 寺薗淳也

2015年01月13日 | 読書日記
宇宙開発の中で、月・惑星探査に絞った入門書。
歴史や個々の探査機などについて分かりやすく解説しているけれど、同じネタを切り口を変えて何度も使いまわしている。後半は「それさっき出てきたよ」というのばかり。時系列を中心に整理するなりすればもっとすっきりしたものになると思う。
その分、もっと技術的ことに踏み込んだ内容を入れて欲しかった。
まえがきに「スイングバイについて何を意味するか」と書いているのに、本文ではその説明もないまま使われているのはどういうことでしょう。
「フライバイ」に関してはちゃんと説明があるのに。
全体として政治的なことや国際情勢にまで意見を言ったりするなど、テーマがはっきりせずまとまりがない感じ。


朝日新聞出版
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「紅葉街駅前自殺センター」 光本正記

2015年01月12日 | 読書日記
有り得ない設定のシュールな話で、三崎亜紀の世界に近い。
そこそこ面白いけれど、ラストが気に入らない。


新潮社
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「県庁の星」 桂望実

2015年01月11日 | 読書日記
有川浩の「県庁おもてなし課」とか荻原浩の「メリーゴーランド」のように公務員が頑張る話かと思いきやちょっと違った。
民間企業研修ということで1年間スーパに出向することになった県庁職員の聡。県庁もスーパも後半登場する消防署も保健所もどうしようもない。
そんな中で仕事をしていくうちにだんだん変わっていく聡。聡に影響されて変わっていくスーパの仲間達。
県庁に帰ってもそのままでいて欲しいものです。



小学館
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「校閲ガール」 宮木あや子

2015年01月10日 | 読書日記
先日読んだ「編集ガール」の姉妹作でも何でもありません。作者が違います。
雑誌の編集がしたくて入った出版社で、希望とは異なる文芸書の校閲をすることになった女性の話。
内容は割と面白いし、登場人物のキャラも良いんだけど、主人公が誰に対してもタメ口なのはどうか・・・


KADOKAWA
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「いろごと」 加藤千恵

2015年01月10日 | 読書日記
マイルスに「AURA」と言うアルバムがある。収録されている曲にはすべて色の名前がついている。
この短編集も同じく全部色の名前がついている。ただ、内容とタイトルがマッチしているのは「レッド」だけで、後は別にほかの色でも何の問題もないように思われる。
どの話も3ページほどで非常に短いもので、女性の視点から書かれたものだけど、ほとんどが共感できたり理解できる話。


ぶんか社
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「鬼平犯科帳1」 池波正太郎

2015年01月10日 | 読書日記
高校生の頃初めて読んでから、何回読み直したか・・・。
久しぶりに読み返してみたら、小房の粂八が鶴屋の亭主になる前は鎌倉河岸で屋台を引いていたことが判明。しかも豊島やにも出入りしていたとは。。さすがにしほは登場しないけれど。
そのうえ、解説はなんと植草甚一。


文春文庫
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「キミの名前」 朱川湊人

2015年01月09日 | 読書日記
箱庭旅団も3作目になり、かなり完成度が上がったように感じる。
色んなタイプの作品があるけれど、どれもレベルが高くて満足。特に「ボブ論争」は楽しい。


PHP
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「編集ガール」 五十嵐貴久

2015年01月08日 | 読書日記
五十嵐貴久ってこういう小説も書くの?という作品。
三浦しをんの小説だと言われれば納得してしまう感じ。

強制的に提出させられていい加減に作った企画が通って、責任者にさせられてしまうというコミカル系の物語。
物語が進むにつれ、主人公の久美子と彼氏の学の関係がギクシャクしてくるけれど、冒頭で「来月互いの親に挨拶に行く」とか「夏休みは一緒に・・」というような話があるのに、その後その話題が出てこないのはどういうこと?


祥伝社
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