toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「サイレンス」 秋吉理香子

2022年09月07日 | 読書日記
登場人物がみんな嫌な奴ばかり。
たまにその中の誰かが共感するような発言をすることも有るけれど、基本的に友達にしたくない人しか出てこない。
読むのを辞めたくなるけれど、真ん中過ぎたくらいで事件が発覚してからはちょっと面白くなってくる。

章が代わると語り手が代わって、別の視点での同じ話の繰り返しと言うありがちな構成だけど、語り手が代わったことで新しい事実が明らかになるようなことはなく、ただ冗長になっていて、イライラする。

また、匂わすだけで結局何だったのと言う内容ばかりで、中途半端でモヤモヤ。。
「すずき」って結局誰なの?
俊亜貴は達也に殺されたの??
深雪は弥生に対してなにか企んでるの???
雪菜は俊亜貴の子????




文藝春秋
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「老いと収納」 群ようこ

2022年09月06日 | 読書日記
大好きな群ようこのエッセイにも、テーマによっては外れが有ることを知った。




角川文庫
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「ひとり旅日和 運開き!」 秋川滝美

2022年09月03日 | 読書日記
シリーズ物らしいけれど、はじめましてです。
前作からの流れも多少有るけれど、全く問題無し。

秋川滝美らしい食べ物に、今回は旅を組み合わせた小説。
いかにもらしいけれどパターン化して、もう良いかな・・・って感じ。



角川書店
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「夜の道標」 芦沢央

2022年09月01日 | 読書日記
二人の小学生、中年女性、刑事と主人公が交代しながら物語が進む形式の小説。
この形式でのパターン通り、それぞれ独立した話が徐々に関連していき、やがて一つの物語になって行く。

ストーリは単純で、特に盛り上がりもなく、淡々と進んでいく。
どの主人公も問題を抱えていて、悩みながら生きているというのがこの小説のテーマなのかな。。
私してはどの主人公にも共感できず、ストーリ展開にも納得できず、よって満足感も無い。





中央公論新社
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