toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「透明人間は密室に潜む」 阿津川辰海

2022年09月25日 | 読書日記
ノンシリーズのミステリが4編。

表題作「透明は密室に潜む」は透明人間が殺人事件を起こした密室でどこに隠れるかと言う話。
殺人の動機が弱いなと思っていたら最後に謎解きがある。
大げさな設定を良く生かしていると思うけれど、作品としてはイマイチ。

「六人の熱狂する日本人」はドタバタで、オチも面白くない。

「盗聴された殺人」はこの中では一番出来が良い。
本人は本格と言ってるけれど、私は本格とは認めない。

「第13号船室からの脱出」は良く有る人違いの作品。
どんでん返しかと思ったらまたどんでん返し、そしてまた・・・と凝った構成だけど、ご都合主義だらけの設定で興醒め。





光文社
コメント
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