著者の年齢から察するに著者自身の体験を基にしたほぼドキュメントの小説なのかな。
70年前後の新宿が舞台の連作短編小説集と言った感じの内容。
私が上京して新宿で遊ぶようになった頃とは随分様子が違うけれど、つるかめ食堂や末広亭など私も行った場所も登場する。
当時の新宿の様子が良く分かる。
2016.7.20
光文社
著者の年齢から察するに著者自身の体験を基にしたほぼドキュメントの小説なのかな。
70年前後の新宿が舞台の連作短編小説集と言った感じの内容。
私が上京して新宿で遊ぶようになった頃とは随分様子が違うけれど、つるかめ食堂や末広亭など私も行った場所も登場する。
当時の新宿の様子が良く分かる。
2016.7.20
光文社
物語が進んでいっても詳細が明らかにならないどころか、どんどん分からなくなっていく。
リアリティは無いもののストーリ展開はなかなか面白いので読み進めるのには問題は無かったけれど、最後の種明かしは納得できないし全く面白くない。
伏線も取って付けたような感じだし、ラストも中途半端な感じ。
2024.3.26
KADOKAWA
シリーズ完結編。
今巻は3年生と言うことでインターハイまでだから、レースの場面の描写が長かった。
コックス瑠璃子の掛け声に思わず合わせてしまいそうになる。
コックスコールがうちのチームと微妙に違うところも有るけれど、臨場感が有って夢中になってしまった。
後輩たちの新人戦も気になるけれど、進学していく彼女たちの続編は無いのかな?
私の母校の端艇部も「釣りバカ日誌」に登場するくらいなんだけど、全く登場しないのは残念。
2013.8.8
講談社
タイトル通り、「レガッタ!」の続編。
「レガッタ!」は主人公の有里が高校に入学した年の物語で、続編となる本作は2年生の時の話。
内容は前作と同様で全く予想通り。
今回は部内だけでなく他校のライバルも登場するけれど、ちょっと会話するだけ。
次作では絡みが有るのかも・・・。
冒頭に登場人物の紹介が有るけれど、どうせ書くなら全員載せて欲しかったな。
それから巻末に有る基礎知識。
「ありがとう」は漕ぎを辞める掛け声ではありません。
漕ぎを辞めてオールを水面につけなさいという掛け声です。
「イージーオール」+「イージー」=「ありがとう」
2013.3.28
講談社
高校に進学しボート部に入った少女の成長物語。
ジュブナイル作品だけど、毎週諏訪湖でボート漕いでる私としては見つけたら読まないわけにはいかない。
協調性に欠ける主人公がボートを通して仲間たちと徐々に打ち解けて行くという、読む前から分かっているストーリだけど、上手くまとまっていて最後まで面白く読めた。
ボートの練習の場面は良く分かるし、レースの場面は自分まで緊張してしまった。
続編にアテンション、ゴー!
2012.6.28
講談社
現代版の「必殺仕事人」。
ストーリは面白いくて早く続きが読みたい・・と思う展開だったし、どんでん返しも効いてるしで最後まで楽しめたけれど、どうもすっきりしなくて満足感が得られない。
色々なことがはっきりしないままだったのか、人が死に過ぎたからなのか。。
第一部で途中で何度か現れた怪しい女は2回目の時ヒメだと思ったし、第二部でなつみに居合わせた若い女性は登場した時に小菅まき子だと思ったし、警察にやって来た車椅子の青年も現れた時にロボだと思った。
ここはもうちょっと捻ってびっくりさせて欲しかったな。
中途半端な感じで終わってるけれど、続きがあるのか?
2018.7.30
朝日新聞出版
過去の出来事から続いていると思わせる話が次々と出てくるけれど何の説明も無いから、もしかしてこれは何かの続編なのか?と思っていたら、真ん中くらいまで進んだところで漸くそれらが明らかになって、それまで停滞していた物語が動き出す。
謎解きミステリなのかと思っていたら、コンゲームのような状況になったりしてちょっとハラハラしたりしたけれど、そこからまた尻つぼみ。
すべてが解決して収まるところに収まったように書かれているけれど、すっきりしない。
2014.9.20
新潮社