天売島へは高速艇と鈍足のフェリーが就航している。
海に浮かぶ鳥が目的でもありますので、鈍足のフェリーに乗船する。
天候は曇天時々時雨れです。ただ沖合に雲の切れ間が見えるのが一縷の望みです。
先ずは「ウトウ(善知鳥)」 チドリ目ウミスズメ科
限られた島でしか繁殖しない、しかも営巣の時期しか地上には上がらない海鳥
普段はほとんどを洋上(北方日本海)で過ごす鳥です。
数は80万羽とも100万羽ともいわれてます。
写真は夏姿です。営巣時期を過ぎると、嘴上部の付け根の白い突起及び白いひげは無くなるそうです。
陽が沈むと巣穴の近くの洋上で待機です。
飛翔は弾丸のように早いです。
そしてとっぷりと暮れるのを待ち、嘴に餌をぶら下げ、巣穴に向かって一斉に飛び込んでいきます。
巣穴は断崖絶壁の上部、地面に無数の穴(奥行き1mほど)があります。
巣穴の入り口の所々には、咥えてくる魚を奪わんと「オオカモメ」が待ちかまえバトルも始まります。
暗く動きが激しいのでAFは利きません。写真は全部だめでした。(無念!)
地上に上がるのはこの餌やりの時だけすぐに洋上に!
一生のほとんどを洋上(日本海)で過ごし生態は未だよくわからないところがあるそうです。
「ケイマフリ」 チドリ目ウミスズメ科 絶滅危惧Ⅱ類
上掲は夏姿で腹も黒いです。
一昨年冬道東で出会った冬姿のケイマフリを参考までに再掲,
腹から首にかけて白く変身してます。
「ウミスズメ」 チドリ目・ウミスズメ科 絶滅危惧ⅠA類
数が少ない(天売島で70羽前後)ので出会えたのはラッキーだったかも。
冬羽のケイマフリに酷似しています。
「ヒメ鵜」
北方の海に生息する「鵜」、普段見かける鵜より一回り小さいです。
本州以南では目にする機会は少ない鳥、写真の枚数が増えました。
お許しを最後までご覧いただきありがとうございました。
カメラも被写体も波にもまれてます。曇天でシャッタースピードも上がりません。
写真は鮮明さにかけてます。お許しを!