小さな公園の階段の石組みに
蜂が飛んできた
しっかりと緑色の何かを掴んでいる
其れが蛾の幼虫らしいことが分かった
少し離れた所に泥で作った巣があり
そこに運んでいった
小さな泥の巣には二ミリほどの穴が開いていて
幼虫をその穴に入れ始めた
器用に口と前足を交互に使い押し込んでいく
光線の加減と時間との勝負で
足元も悪く思うような画像は無かったが
あっという間に小さな泥の巣に
幼虫を押し込んで飛び去った
石の窪みなどを利用して効率よく巣を作って
産卵してからこのように幼虫を巣に押し込み
一杯になると木材などの繊維を塗りつけて蓋をする
ムモントックリバチの
興味深いシーンだった
青空に十月桜がぽつぽつと薄紅色の
花を付けていた
毎年この場所で撮影する