昨日長瀞に行ってきた
馴染みの土産物屋の建物がなくなっていた
ここは人のいい年寄り夫婦が店番をしていて
何時も干しシイタケや季節折々の物を買うのを楽しみにしていた
特に春のヤマウドのシーズンは楽しみで
老婆は”土手に行けば幾らでも採れる元は”ただ”だ
息子にはこんなことを言うと怒られるけれどと
笑った
いつの間にか老婆の姿がなくなりお爺さんと
息子夫婦が店番をするようになった
年寄り夫婦と違い不愛想でよくよくでなければ
買い物をしなくなっていたが店舗その物がなくなったのは
やはり淋しい
冬には二階の軒先にずらりと干された柿が出来るのを
楽しみにしていたのですけれど・・!
この店舗は時代の流れで無くなったのです
今回の増水とは関係がありませんので念のため
書き足しました
そんな土産物店の間を進むと
無残な石畳が姿を見せた
石畳の周囲にあった低木も草も無くなって橋だけが
残って居た
この橋も良く流されなかったものです
土産物屋から川に降りる階段のかなり上まで増水したようです!
散策路も無残に流され石畳の周囲にあった低木全て
綺麗な苔も無くなっていた
対岸を見ると何処まで水が来たかが分かる
枯れた葦も何もかもを飲み込んで行ってしまった
未だ濁った水
何事も無かったようなカモが二羽
曇ってきた空から天使の梯子が薄っすらと見えていた
幸いにもこの周辺では水につかった家は無いように見えたのが
救いだった!!
石畳の間から色々な木が紅葉し苔の緑と対照的で
綺麗だったのですが今年はそれどころではない