新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

成田線で脱線事故

2011-03-10 19:36:51 | 鉄道
今日午後0時25分頃、千葉県成田市のJR成田線滑河(なめがわ)駅付近で、東京貨物ターミナル発鹿島サッカースタジアム行き第73列車(EF65型牽引コンテナ車10両編成)の後ろ2両が脱線、うち1両は転覆しました。幸いなことにけが人はいない模様です。なお脱線したコンテナ車はコキ107形で、液化アセチレンを輸送するタンクコンテナを積んでいましたが、返空コンテナ(工場へ返送する空のコンテナ)だったので液漏れなどはありませんでした。
報道内容から事故状況を想定すると、およそ1キロ手前から脱線痕があり、さらにテレビ映像によれば踏切の踏み板を車輪のフランジが走った跡がはっきりと残っていたので、横転した9両目が何らかの原因により脱線したのち、脱線したまま引きずられて走行し、分岐機部分で引っかかり線路を大きく外れて横転したものと想定されます。この際に分岐機が衝撃により、10両目が通過中に切り替わったために、10両目がああいった形で停止したものと思われます。

現在鉄道航空事故調査委員が現地に派遣されて、警察とともに事故原因の究明に当たっているようです。詳しい事故原因については公式の発表をお待ちください。