新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

三連休・函館パスの旅〜9

2020-08-03 20:00:00 | 旅行


♪は〜るばる〜来たぜ 函館へ〜
と、一節唸りたくなるほどの天気に恵まれた函館駅から函館散策へと向かいます。まずは駅前の函館バス案内所で、市電・函館バス2日乗車券を購入。地図のほか主要観光地のバス停の時刻表のコピーまでいただきました。

函館駅前電停から函館市電に乗って五稜郭へと向かいます。

乗車したのは9600形らっくる号。アルナ車両製の超低床型路面電車リトルダンサーシリーズの車両で、北海道初超低床車です。冷房の効いた車内で涼んで五稜郭公園へ。

五稜郭公園前電停で降りてぷらぷら歩いていると、気になる彫刻像が。「ぢっと手を見る」という題だそうですが、クマさんがなんだか悲しげな表情で手を見ている姿に心を掴まれました。
ぶらぶらと歩いて五稜郭公園へ。最初は五稜郭タワーに登って上から五稜郭の姿を見ようかと思いましたが、混雑してエレベーターに乗るまでに時間がかかりそうだったので、やめにして五稜郭の中を散策することにします。

五稜郭は1866年に完成した稜堡式の城郭で、五芒星形の堡塁と1箇所の半月堡からなり、保塁には土塁が築かれています。内側には函館奉行所の建物が築かれ、箱館奉行所の庁舎として使われていました。しかし完成からわずか2年で幕府は崩壊、箱館奉行所から箱館府となりましたが、1868年の箱館戦争の際に幕府軍の拠点となり、箱館戦争のメインの戦場となりました。その後は練兵場として使用されていましたが、1914年からは五稜郭公園として一般に公開されています。半月堡や大手口の土塁には石垣が施されていますが、そのほかは予算の都合上土塁となっています。そんな石垣を見つつ郭内に入ってゆきます。

郭内には箱館奉行所の建物の一部が復元されています。箱館奉行所の建物はもっと大きかったようですが、消防法の都合上、一部の復元にとどまっています。以前にゆかりんと来た時に訪問しているので今回は外観だけ見るにとどめました。

五稜郭の中から、五稜郭タワー。この五稜郭タワーは函館でも目立つ存在で、注意して見ていると函館山や、函館本線、道南いさりび鉄道沿線からも視認することができます。風はあるのですが、日差しがあって意外に暑く、五稜郭の半分ほどを歩いただけで、疲れてきたので函館駅へいったん戻ることにします。

五稜郭公園の近くから函館山を。お昼時なのでどこかで食事でもと思いますが、観光客で混雑しているようなので、北海道のコンビニ、セイコーマートでおにぎりとお茶を買ってどこかで食べることにします。市電の五稜郭公園前電停まで歩くのも面倒になったので、五稜郭公園前バス停から函館駅前行きのバスに乗って函館駅へ向かいます。