新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

秩父でズキューン 西武劇

2020-11-05 19:55:39 | 旅行

西武秩父駅へ着いてから、当初の予定ではバスに乗って三峯神社へ行こうかと思っていましたが、バスの乗り場で待っているとかなりの行列です。路線バスのタイプに山道を75分も乗るのに混雑しているのはちょっと嫌なので、列から離れて秩父鉄道御花畑駅へ行きます。


御花畑駅へ行くとちょうど西武線飯能からやってきた直通電車が到着したところで、こちらも混雑しています。新型コロナの影響で本来は長瀞ゆきだった電車が当駅止まりとなっているので、長瀞方面へ向かう乗客がほとんどだろうと見当をつけ、秩父鉄道のフリーきっぷを買って三峰口ゆきに乗ります。

こちらが秩父鉄道のフリーきっぷ。秩父鉄道全線が一日乗り降り自由となっております。どう頑張っても熊谷まで行く気はないので、どれぐらい乗るかは疑問ですが、きっぷをいちいち買う手間を省くということで購入しました。
御花畑1015発三峰口ゆきに乗車。意外に乗客がいるのはやはり西武線からの乗り換え客が多いということでしょうか。ほとんどがハイキング姿の中高年です。そのハイカー達は2つ目の浦山口で降りてゆきました。ガラガラになった電車はのんびりと秩父路を走り、三峰口に1037着。駅前の食堂などはほとんどが休業していました。時節柄もあるでしょうが今年は稼ぎ頭のSLパレオエクスプレスのC58363号機が検査で運休しているせいもあるかもしれません。が、駅前の三峯神社行きバス停には行列ができています。西武秩父駅での行列を見ているので、行かなくて正解だったかもしれません。三峰口では特にすることもないので、硬券入場券を買って1047発の羽生行きで折り返します。

1109着の秩父で下車。早いですがお昼ご飯を。駅の出口とは反対側を走る国道へ出てマクドで昼食。なんとも芸のないことですが、早い時間なのですぐに食べることができました。お腹を満たして駅へ戻ると貨物列車が行きちがい。それを見ているとすぐそばで白バイ隊員が違反車取り締まりをしていました。秩父駅へ戻ると小一時間ほど過ぎていました。1207発羽生行きに乗って長瀞へ向かいます。

長瀞には1226着。ちょうどお昼時の到着だったので、駅近くの食堂などには行列ができています。こちらはすでにお腹を満たしているので長瀞散策へと向かいます。

長瀞渓谷は片岩と川の流れ、そして断層が作り出した景観で、地下20kmに存在する岩が露出していることから地球の窓とも言われ、地質学上大変重要な場所でもあります。1924年に国の名勝及び天然記念物にも指定されています。ブラタモリでもタモリさんが訪れていました。その場所を歩くことにします。

階段を降りて河原に出ると早速大きな岩がお出迎え。この岩の対岸に長瀞ライン下りの発着場があります。ここから岩畳を歩いていくのですが、意外に人が多く写真を撮るのも難しいです。とりあえずタモリさんも見た片岩の上を歩きます。

こちらは岩畳を構成している結晶片岩。剥がれやすい性質を持つ片岩の片理と、地下深くから隆起した際にできた節理、そして荒川の流れが削ってできたのがこの岩畳です。ここにある結晶片岩は地下20kmから隆起して着たものですが、どうしてここにあるかは未だに謎であるそうですが、地表で観察できるのはここだけで地球の窓とも言われています。地質学上大変珍しいものですが、知ってかしらずか観光客は記念撮影に興じているようです。この景観は日本が世界に誇るべきものであります。作ったのは日本人ではないですが…。

長瀞の景色を印象付けているもう一つの景観が秩父赤壁、赤いわけではなく中国のレッドクリフ・赤壁に似ていることから名付けられました。この赤壁は断層の作用とやはり荒川の流れが作り出した景観です。

長瀞ライン下りでのメインイベントとも言える小瀬の滝。こちらも岩畳と同じ片岩と荒川が作り出した景観ですが、ここは荒川が今まさに片岩を削っている現場です。改めて見るとやはり自然の力ってすごいんだなあと思わされます。
小瀬の滝から川沿いにいく道は先年の台風被害で通行止になっているようで、迂回して進み、埼玉県立自然の博物館へ出ます。

この自然の博物館の前には「日本地質学発祥の地」の碑が建っており、タモリさんもブラタモリで訪れていました。自然の博物館は別名「石の博物館」と呼ばれるほど石の展示も多く、大好物を前にタモリさんも大興奮だったのではないかと思います。博物館を見学して上長瀞駅へ。電車の時間まで少しあったので冷たい飲み物で一息つきます。
上長瀞からは駅巡り。上長瀞1402発の三峰口ゆきに乗り和銅黒谷駅へ。和銅黒谷駅付近には銅鉱山がありそこから算出された銅で日本初の流通貨幣である和同開珎が鋳造されたことから、ホームにも大きなモニュメントがありました。1426発の羽生行きで折り返し寄居駅へ。寄居駅では駅前広場と周辺道路の整備工事が始まったばかりで雑然としていました。駅周辺をぐるっと一周してから1539発の三峰口行きで御花畑へ向かい秩父鉄道乗り歩きを終えます。秩父鉄道で乗降した駅では硬券入場券を購入しました。
御花畑駅近くのスーパーで夕食のお弁当を仕入れてから西武秩父駅へ。自動券売機で1724発の池袋行き特急ちちぶ40号の特急券を購入して時間があったのでなんとなくブラブラしていると、フードコートのようなところが目につきました。手にはお弁当を持っていますが、翌朝の朝食に回すことにして、フードコートで夕食を食べることにします。

夕食は秩父わらじかつ丼をいただきました。これでも普通サイズで、大きめのカツがどーんと2枚乗っていました。カツはソースをくぐらせてあり、サクサクの衣感もしっかりと残っていました。美味しくいただきました。

お腹を満たして1724発の特急ちちぶ40号に乗って帰ります。夕闇迫る西武秩父駅ホームでラビューの姿を。LED表示の列車表示器に表示されている列車名も綺麗に入りました。

夕闇迫る中で見てもラビューの姿は独特です。また大きい窓と窓から見える黄色の座席がなんとも暖かそうです。
池袋までは1時間半ほど。本でも読みながらのんびりと過ごしたいところですが、通路の向こう側の中高年グループのやかましいこと。やれ阪神の代打の切り札は誰だとか、巨人のエースは誰だとか、かなり古い話をして盛り上がっていました。あまりにもうるさいのでイヤフォンで音楽を聴きながら寝ることにします。
音楽を聴きながら過ごしているとあっという間に過ぎてしまったようで、気がつけば列車は石神井公園からの複々線を走行していました。1846に池袋に到着。池袋からは地下鉄有楽町線に乗って新木場までゆき、京葉線に乗り換えて帰宅しました。