新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

E231系スカ色

2021-05-03 13:32:00 | 鉄道
成田線我孫子(あびこ)ー成田間の通称我孫子支線は開業120年を迎えました。その成田線でかつて活躍をしていた幕張区所属の113系をイメージした電車が登場しました。

現在成田線我孫子支線では松戸車両センター所属の常磐線用E231系で運転されています。そのうち5両編成のマト139編成が、クリームとブルーの横須賀色の帯をまとって期間限定で運転されています。常磐・成田線と言えばエメラルドグリーンの103系の印象が強いですが、1989年までは幕張電車区の113系が我孫子ー成田間でわずかながら走っており、その電車をイメージしたそうです。といっても通勤電車しか走っていない現在に、近郊型の113系が走っていたことを知っている人はあまりいないと思われます。私も一度だけ乗車したことがあります。
京成線で京成成田までゆき、成田でJRに乗り換え。最初は下総松崎(しもうさまんざき)駅で降りようかと思っていましたが、撮り鉄が多くいたのでやめにして次の安食(あじき)駅まで乗ります。

安食駅のそばにある県道の踏切手前で狙うことにします。こちらは普段走っている常磐線のE231系。エメラルドグリーンのラインカラーに黄緑色のラインの入ったカラーです。

そしてこちらがスカ色の帯をまとったE231系。本家よりやや明るい気がしますが、光の関係でしょうか。乗務員ドアまで青くしてしまったのには恐れ入ります。

振り向きざまに側面を。こうしてみると横須賀線・総武快速線を走っていてもなんら違和感のないフォルムです。
撮影を終えてから安食駅に戻り、誰もいない駅のホームでコンビニで買ったおにぎりの昼食。上の写真でも分かる通り積乱雲が急速に発達しており、時折雷鳴も聞こえていました。そして食べているうちに急速に気温が下がってきた感じで風も冷たくなってきました。我孫子行き電車に乗り木下(きおろし)駅まで乗車。木下駅へ着くと雨が降り出しました。仕方がないので駅前に出るだけにしてホームへ戻りますが、雨は激しく降り出し、雷鳴や稲光も時折見られました。

雨の中、我孫子駅で折り返してきたマト139編成に乗車して成田駅へ。雨降る中撮影ポイントには撮り鉄の姿があり、ご苦労なことです。成田駅に戻ってきたところでしばし撮影タイム。駅撮りの撮り鉄も多いので、合間を縫って速やかに撮影します。

列車にはヘッドマークも取り付けられています。こちらは我孫子方のヘッドマーク。ヘッドマークには成田線我孫子支線の駅名と、E231系、先代の103系高運転台タイプが描かれています。

一方成田方にはE231系の他に桜・白鳥・飛行機があしらわれています。

こちらは本家本元、横須賀色のE217系。横須賀線・総武快速線の電車ですが、新型のE235系1000番台の登場により淘汰が開始されています。が、今のところは多数派勢力です。今後は急速に数を減らしてゆくことでしょう。

成田駅では時間が合えば本物と偽物の横須賀色電車の並びが見られます。発着ホームの関係で、間には房総色の209系が挟まりますが。

改めて側面だけ見てみると、よくできています。本家にはない15両の号車番号がちょっと違和感ですが。
この日は連休の休日ということもあり。撮り鉄が沿線に出ていました。成田駅ホームにも撮り鉄が出ており、なるべく接触のないように撮影をしたつもりです。が、特に年少の撮り鉄は動こうともせずにポジションをキープしようとする、他の人のことも考えない行動をとるので、正直辟易しました。近年撮り鉄のトラブルが報道されますが、一端をかいま見た感じがします。自分だけではなく他人のことも考えて行動してもらいたものです。
成田駅みどりの窓口のカウンターには113系と103系の行先表示器が置かれ、我孫子と成田の方向幕を出していました。