国連憲章、国際法を踏みにじるロシアによるウクライナ侵略は、世界を「専制と隷従、圧迫と偏狭」(日本国憲法前文)の時代に引き戻す暴挙であり、立憲民主主義のコントロールを受けない国家権力がいかに自国と他国の人々にとって危険なものであるかを世界に示してしまいました。私たちはあらためて日本国憲法の理念を確認し、この参議院選挙を平和と立憲民主主義を守るための起点としなければならないと考えます。 そのために、 . . . 本文を読む
敬愛なるスヴェトラーナ-アレクシエーヴィッチ様ならびにベラルーシの作家の皆様へ 日夜困難な日々に英雄的な活動を続けていらっしゃるベラルーシ・ペンの皆様へ、日本ペンクラブの会員より連帯のメッセージをお送りします。 皆様のペンを率いるスヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ氏が福島の人々に示してくださいました共感を私たちは忘れることはありません。 私たち、日本ペンクラブの会員は、ルカシェンコ氏が国際的な約 . . . 本文を読む
政府は、コロナ対策の不評で浮足立つなか、デジタル庁創設に向けた法整備に躍起になっている。中心にあるのは、地方自治体などが集めた個人情報も含めた国民一人ひとりの情報を政府に一元化し、併行して多くの個人情報をマイナンバーカードに紐づけ、行政を効率化するとともに、企業などの使い勝手もよくして産業振興の資源として使おうという狙いのようだ。 ちょっと待って欲しい、たしかに政府のコロナ対策は失政つづきだった . . . 本文を読む
ミャンマー在住の日本人ジャーナリスト・北角祐樹氏は自宅で治安当局に逮捕された。 彼はヤンゴンの悪名高きインセイン刑務所に移送されたと伝えられている。 我々は、ミャンマー軍に対し、自国民に対する暴力行為を直ちに停止し、拘束されている平和的な抗議者を即時かつ無条件に刑務所から釈放するように求める。 我々は、表現の自由を求め、ミャンマー国内外のジャーナリストや記者の保護を求める。 我々は、日本政府およ . . . 本文を読む
昨夕、ミャンマーで取材活動中の北角祐樹氏が治安当局に拘束されたと伝えられた.同氏は、今年2月の国軍クーデター以後のミャンマー情勢を現地で取材・報道し続け、国際的にも高く評価されてきたジャーナリストである。 国軍クーデターは、近年、ようやく軌道に乗り始めたミャンマーの民主化プロセスを暴力的に逆行させている。報道機関は次々閉鎖され、市民の自由な言論活動も禁圧された。国軍の発砲によってすでに800名も . . . 本文を読む
今月10日以来、パレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルとパレスチナとの戦闘が激しさを増している。背景には、長年にわたってパレスチナ人の生存権を暴力的に制約してきたイスラエルの姿勢があることは論をまたない。 この間の報道は、質量ともに圧倒的なイスラエル発と、かろうじてソーシャルネットワーク等を通じて発信されるガザ住民発のものもあるが、こうした非対称性を是正し、現実を伝えてきたのがガザ地区内のAP通 . . . 本文を読む
日本ペンクラブ声明「東京2020組織委員会は報道統制をしてはならない」 【またか!】 東京2020組織委員会がまた問題を起こしている。今度は週刊文春が開会式の内容を報じたことに対して、販売中止・回収・オンライン記事の削除を求め、さらに毎日新聞が非常識な高額日当を基準に会場運営費を算定しているのではないかと、と報じたことに抗議し謝罪・訂正を求めている。 国立競技場デザイン変更やエンブレム盗用問題から . . . 本文を読む
日本ペンクラブ声明:ミャンマーの軍事クーデターに反対する 今朝、ミャンマー国軍がアウンサンスーチー国家顧問らの身柄を拘束し、非常事態宣言を発したことが伝えられた。明らかな軍事クーデターである。 ミャンマーは選挙制度改革やロヒンギャの人権問題など、民主化の道半ばにある私たち日本ペンクラブもかねてよりアウンサンスーチー氏を客員会員に迎え、ミャンマー・ペン創立の後押しするなどの支援を重ねてきた。 民主化 . . . 本文を読む
日本ペンクラブ声明 全員を任命すべきであるー日本学術会議会員の任命拒否をめぐって 今般、菅義偉首相が日本学術会議の一部会員の任命を拒否したことは、学問の自由の侵害であり、言論の自由、思想信条の自由を揺るがす暴挙であることは明らかである。このような決定の背後に何があるのか、日本学術会議というアカデミズムがどう対処するのか、私たちは当初から注視してきた。 この間、安倍首相、菅官房長官時代の2016 . . . 本文を読む
「日本学術会議の新会員任命拒否に反対する声明」 令和2年10月26日 現代歌人協会理事長 栗木京子 日本歌人クラブ会長 藤原龍一郎 私たち現代歌人協会と日本歌人クラブは、菅義偉首相が、日本学術会議の6名の新会員を任命拒否したことに、強く抗議します。 日本学術会議の新会員は「(選考委員会の)推薦に . . . 本文を読む