「霧が丘短歌会」2014年8月26日 於)霧が丘社会福祉協議会「アカシア」
1、短歌の素材:
「帰省した子が植栽を手伝う」「イチゴ大福を食べる」「暑い日におのれの愚かさを知る」
「雨の日の舗道の情景」「群青の海に折々立つ大波」「風に揺れる夏草」「五歳の孫」
「敗戦国の負の遺産」「公園のベンチに座り仰ぐ空」「乾いた道に咲くマリーゴールド」
「夏日の差す庭に写る草花の影」「白百合の香かぎながら登る石段」「炎天に咲く槿」
「知覧の戦死者を悼む歌」「『集団的自衛権』を巡る世代差」「人間関係の微妙さ」
「人間に必要な生きる力」「ビルの窓に写った青空」「反戦デモを報道しないマスコミ」
「早暁にさえずりはじめる小鳥」「沖合に立つ波を見て、歌を歌うのをやめる」
2、主な論点:
「表現したい事が定まっているか」「たべものは旨そうに表現されているか」「景が顕つか」
「言葉は的確か」「表現がくどくないか」「読者に伝わるか」「結句の重要性」
「終止形の用法」「助詞の用法は的確か」「事実報告になっていないか」「句の接続」
「言葉の必然性は満たされているか」
3、会の運営:
・会員が発言し、僕が講評する。
・会員が増え、積極性が高まっている。
・社会詠について
「戦争を厭う気持は人間の自然な感情」なので、反戦歌は抒情詩として成立する余地がある。
・会員の独自性が現れはじめ、目に見えて上達し始めた。
・「短歌修練四原則」短歌をたくさん詠む、短歌をたくさん読む、自作を音読する、詩集を読む(「詩人の声」を聴く)を確認した。
・「詩人の聲」の9月の予定、10月の「第一回北ノ聲」を紹介した。
・「詩人の聲・岩田亨公演(12回目)のチラシを配布した。
・引き続き会員を募集する。(連絡先:090-8017-9217岩田携帯)
・次回も「アカシア」で行う。