岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「霧が丘短歌会」:2014年晩夏

2014年08月29日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
「霧が丘短歌会」2014年8月26日 於)霧が丘社会福祉協議会「アカシア」


1、短歌の素材:


「帰省した子が植栽を手伝う」「イチゴ大福を食べる」「暑い日におのれの愚かさを知る」

「雨の日の舗道の情景」「群青の海に折々立つ大波」「風に揺れる夏草」「五歳の孫」

「敗戦国の負の遺産」「公園のベンチに座り仰ぐ空」「乾いた道に咲くマリーゴールド」

「夏日の差す庭に写る草花の影」「白百合の香かぎながら登る石段」「炎天に咲く槿」

「知覧の戦死者を悼む歌」「『集団的自衛権』を巡る世代差」「人間関係の微妙さ」

「人間に必要な生きる力」「ビルの窓に写った青空」「反戦デモを報道しないマスコミ」

「早暁にさえずりはじめる小鳥」「沖合に立つ波を見て、歌を歌うのをやめる」


2、主な論点:


「表現したい事が定まっているか」「たべものは旨そうに表現されているか」「景が顕つか」

「言葉は的確か」「表現がくどくないか」「読者に伝わるか」「結句の重要性」

「終止形の用法」「助詞の用法は的確か」「事実報告になっていないか」「句の接続」

「言葉の必然性は満たされているか」


3、会の運営:

・会員が発言し、僕が講評する。

・会員が増え、積極性が高まっている。

・社会詠について

「戦争を厭う気持は人間の自然な感情」なので、反戦歌は抒情詩として成立する余地がある。

・会員の独自性が現れはじめ、目に見えて上達し始めた。

・「短歌修練四原則」短歌をたくさん詠む、短歌をたくさん読む、自作を音読する、詩集を読む(「詩人の声」を聴く)を確認した。

・「詩人の聲」の9月の予定、10月の「第一回北ノ聲」を紹介した。

・「詩人の聲・岩田亨公演(12回目)のチラシを配布した。

・引き続き会員を募集する。(連絡先:090-8017-9217岩田携帯)

・次回も「アカシア」で行う。




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