岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会 2016年3月

2016年04月23日 20時55分08秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会 2016年3月22日

                       於)団地集会所


 初心者があつまって始められた、霧が丘短歌会。はじまって14年になる。当初は勉強会だったが僕が「星座」の選者になったときから、短歌教室となった。その前に神奈川文化センターの短歌講座の講師をしていたから短歌を教えるのは初めてではなかった。


 しかし神奈川文化センターとの違いは、霧が丘短歌会は全員が初心者だったことだ。尤も経験のある会員がいて、「短歌21世紀」の会員で歌歴も長かったため、僕と意見の衝突するのがしばしばだった。その上盗作問題があって会員には退会してもらった。僕の作品を盗作して「短歌21世紀」の歌会に提出し代表から「新境地ですね」と褒められたという。当然本人に抗議したし、「短歌21世紀」のしかるべき人にも抗議の手紙を書いた。返事はなかった。本人からも「短歌21世紀」の幹部からも。

 「そういう人は相手にしない方がいい」と「星座」の尾崎主筆からのアドバイスもあって再入会はお断りしている。しかも僕が現代歌人協会に入会してから再入会を希望しているらしいとひとづてに話を持ってきたから、これは話しにならない。

 そんないきさつがあって短歌のことより人間関係がしんどかった。しかしそういう困難を経て「霧が丘短歌会」の会員はメキメキ力をつけてきた。そして今、会員の半分は「星座」「星座α」の会員となっている。

 まだ添削が必要な段階だ。だがそれぞれポエジーを感じさせる作品を出詠するようになった。「星座」「星座α」に入会した会員は他の選者から「あのひとなんで上手なの。歌歴がながいの。」と聞かれる場合もある。


 教えることで僕の歌論が定まって、批評基準も定まった。

 「選者は会員に育てらてる」尾崎永子氏の言葉だ。ここでの経験がなかったら「星座」「星座α」の選者は出来なかっただろう。「霧が丘短歌会」は僕にとっての修練の場でもあった。


 会員は独自性と地力をつけはじめている。いずれは「霧が丘短歌会」のアンソロジーを編んでみたい。

 例によって「短歌上達4原則」を確認した。

 1、短歌を多く詠む。 2、短歌を多く読む。
       3、自作を音読する。4、「詩人の聲」を聞く。


 4月は25日(月)10:00から12:00まで。入会申し込み、045-922-5542(岩田自宅)。受講料1回1500円。




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