岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会:2015年8月

2015年08月25日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会 2015年8月24日 於)ミモザ霧が丘あかしあ


 霧が丘短歌会には様々な会員がいる。創立以来10年になるが、創立当時からの会員もいれば初心者もいる。「星座」「星座α」「運河 」の会員もいれば、そうでない人もいる。ベテラン会員もいれば入会したての人もいる。


 歌歴は様々だ。だから出詠者によって、アドバイスを工夫する。その人の資質を見極め、それを引き出すように心がけている。


 最近の傾向として皆、着眼点が良くなった。そして素材の選び方に独自性が見れるようになった。叙景歌の得意な人もいる。社会との関わりを好んで選ぶ人もいる。心理詠が得意なひともいる。しかしこの夏は暑さのせいで苦戦したひともいた。


 論点は幾つかあったがアトランダムに挙げてみよう。


 「古い言葉に殊更こだわっていないか。短歌は原題の定形詩だから。古語に拘る必要はない。」

「カタカナ語で一首を軽くしてはいないか。カタカナ語を使って洒落た感じに浸って満足してはいないか。」



「印象に相応しい言葉を選んでいるか。」「言葉の選択は適切か。」


「説明を排し、場面が適切に表現できているか。」「安易な表現をしてはいないか。」


「定型が守れているか。」「簡単な言葉で括ってはいないか。」


「素材の選び方が適切か。」「言葉が諄くないか。」「言葉が俗になっていないか。」


 課題はあるが、参加者がそれぞれ独自性を出しつつある。


 短歌上達4原則を確認した。

1、短歌を多く詠む。2、短歌を多く読む。3、自作を声に出して読む。4、詩集を読む。


「うた新聞」6月号の「戦争立法に反対します」、「詩人の聲、岩田亨公演」のチラシ、「星座」74号の「ブナの木通信」を、参考資料として配布した。「ブナの木通信では『吾に引き付けて他人事にならないようにするには』を考えた。


 引き続き、会員を募集する。045-922-5542(岩田自宅)まで。次回は9月28日、10:00からミモザ霧が丘アカシアで開催。

 受講料1500円。原則、月の第四月曜日に開講。





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