岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

霧が丘短歌会:2012年・春

2012年06月28日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
霧が丘短歌会 4月・5月  於)団地集会所


:題材:

「若葉の覆う木下道」「五月雨の降る小道」「花見の宴」「足を痛めた経験」

「谷川の鷺」「葉を広げゆく木々」「不変なき宇宙」「山あいの桜」

「老師の教え」「畑の土を耕す帰省の子ら」「玉簾の滝」「波に乗るサーファー」

「木々のざわめき」「わが道を行く」「ポピーの花咲く丘」「崖の高みの朴の花」

「鎌倉の紫陽花」「小鳥の声を聞く森かげ」「金環食のあとの五日月」

「ホタルブクロにもぐる蜜蜂」「空へ消えゆく電車の残響」「暑さの風の冷たさ」

「ヒヨドリがつつく枇杷の実」「セザンヌの絵」「庭に鍬打つ友」

「鶯の鳴きまねしながら歩む暁の森」「電気ケトルのスイッチ軽い朝」

「フェルメールの絵」。


:論点:

「語順の入れ替えで印象鮮明となるのではないか」「使う言葉は的確か」

「表現が細か過ぎるのではないか」「初句に問題はないか」「景は顕つか」

「オノマトペの是非」「表現が大袈裟ではないか」「仮名遣いは間違いないか」

「ざわめくのは木か風か」「『ば』は避けた方が無難」「漢字に間違いはないか」

「一瞬を詠んでいるか」「一息に詠めているか」「『は』と『が』『の』の違い」

「言葉遣いに無理はないか」「一首の内容に理屈の入る余地があるのではないか」

「固有名詞が効果的に使われているか」「孫歌に秀歌なし」「指示代名詞の使い方」

「5・7・5・7・7の定形を守る努力をしているか」「『けり』は古風に過ぎる」


:参加者:

 遠来の会員や入会希望の見学者がいて、密度の濃い歌会だった。やはり必要なのは「短歌の作品を読む・自ら短歌を詠む・歌論の裏付けを持つ」や「無理せず、無駄なく、元気よく」「言葉の引き出しを増やす(ボキャブラリーを豊かにする)」などであろう。(これを僕は『言葉の引き出しの数を増やす』と言う)

 なお、引き続き、投稿・添削会員も募集中。(連絡は 090-8017-9217 岩田の携帯まで。)来月は7月23日(月)の予定。





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