岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「霧が丘短歌会」:2014年秋

2014年10月24日 23時59分59秒 | 霧が丘短歌会
「霧が丘短歌会」10月21日 於)団地集会所


1、短歌の素材:

「秋の日が沈む山」「夕暮れに花をもって帰路を急ぐ」「皆既月食に戦争の多い地球を思う」

「歌集を再読する」「甘柿の鈴なりの庭」「車窓より見える水色の富士」「ノーベル賞」

「装ったものの儚さ」「向日葵の種」「自己の憂いをコスモスに癒す」「消灯後の電気器具」

「芋煮会、新そば会のお国訛り」「皆既月食に人間の心を思う」「公園の少年に声掛け」

「運動会のリレーのアンカー」「アイヒマン、ハナ・アンドレ」「海沿いの千枚田」

「この夏の落し物」「柿の実の色づき」「新米で炊く栗飯」「届いた30キロの新米」

「幼子より貰った手紙」「冬のギフトの案内が不自然な気候」。


2、主な論点:


「日常語をそのまま使っても詩にならない」「余分な言葉はないか」「時に知識は邪魔」

「読者に意味は通じるか」「言葉は的確か」「ニュース素材は斬り込みが浅くなりやすい」

「より適切な表現はないか」「ポーズが目立ち過ぎていないか」「助詞の用法」

「工夫の余地は独自性の余地」「短歌は小手先では上達しない」「固有名詞は情感を固定」

「事実だけ書いても詩にはならない」。

3、会の運営:


・数人が発言したあと、僕がまとめる。

・遠方よりの参加者、出詠者がいて、会員の刺激となった。

・「詩人の聲・岩田亨公演」のチラシを配布し、
  「うた新聞」10月号の「忘れないために」を紹介した。

・表現に工夫の余地はあるものの、着眼点が良くなった。

・短歌修練4原則
 1、短歌を多く詠む。2、短歌を多く読む。
    3、自作を音読する。4、「詩人の聲」を聞く(詩集を読む)。
       を確認した。  (短歌は定型の現代詩という自覚が必要)。

・引き続き会員を募集する。(連絡先090-8017-9217岩田携帯)




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