Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

今年の終りに

2014-12-31 20:49:00 | 写真

今年も色々有ったが、オオタカを追い続けた。 彼らのありのままの姿を、沢山残したいと思ったからだ。 

希少種を外され、営巣林は道路や商業地、住宅地に変わっていくだろう。 また心無いカメラマンに追われ、繊細な彼らは、繁殖をあきらめてしまう数が増えるだろう。  野生の動植物を、生物多様性を本気で守るのは、いったい誰なのだろう?

野生のタカが身近な森に棲んでいるなんて、本当に素晴らしいことだと思う。 スズメやカラスのように、檻も鎖も無く、自由に自然の中で、一生懸命に生きているのだ。 

そんな姿をこの先何時までも、見続け、見守りたいと願っているのである・・・・。

オオタカ VS カラス。

夕闇の中を飛ぶ。

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年の瀬の森

2014-12-28 16:22:01 | 写真

相変わらず厳しい寒さだ。 どこに行っても池が凍っている。 森の様子もいつもの年より活気が無いように感じる。

新たなオオタカ営巣地に行ってみた。 しばらく歩いていると、幼鳥がツミに追われて上空に現れ、頭上を通り越して行った。 大きさから♀のようだった。

昼過ぎ成鳥♂、テリトリーの主と思われる個体が見張り場にとまり、しばらく見廻した後飛び去って行った。

例年だと、里山ではそろそろ♀が森に定着する時期であるが、どこの森にも成鳥♀が見当たらなかった。 寒さが関係して遅れているのだろうか?それとも他に理由があるのだろうか?来年も観察は続く・・・・。

ツミに追われる幼鳥。

頭上を通過。

テリトリーの主が飛ぶ。

越冬地にて。

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林縁の流れ

2014-12-23 13:09:18 | 写真

林縁の小さな流れに、色々な鳥たちが水浴び等に訪れる。 時には大きな猛禽なども現れる。

森の道を歩いていたら、その林縁の流れにツミの幼鳥が降りていた。 小さいが強い目力だ。 人が居ない静かな森では、沢山のドラマが生まれているようである・・・・。

Nikon D7000 ,TAMRON 150-600mm

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厳しい寒さ

2014-12-21 10:09:27 | 写真

ここのところの寒さは尋常ではない。 まだ12月である。 ずっと続くのだろうか、先が思いやられる。

オオタカの営巣地観察と新規開拓に出かけた。 営巣地は特に動きはなかった。

新規開拓は、以前から気になっていた所へ行ってみた。 しばらく見ていたら、成鳥♂と幼鳥が上空を飛んだ。 もしかしたら近くに営巣地があるのかもしれない。 時間があったら探索を継続しようと思う。

去年の冬は寒かったので、繁殖活動が遅れ気味だったが、今年は更に寒いのでもっと遅れるかもしれない。 冬寒いと、昆虫の活動→小鳥の活動→猛禽の活動、と連鎖して遅れていくようである。

人が異常に寒いと思うのだから、鳥たちもきっと寒いと思っているに違いない・・・・。

カラスを追う。

越冬地にて。

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冬の訪れ

2014-12-14 12:56:29 | 写真

ピリッと冷たい空気の中、朝陽が昇る。 赤みを帯び透き通った光を浴び、山々や町並みが輝き始めた。 この冬の空気感が好きだ。

鳥たちの寒さに負けず飛び回る姿が、枯葉が落ちた梢越しに見える。 これからしばらくは、厳しい寒さが待っている。 今年生まれの幼鳥たちは、命がけだ。 命を落とす者も居るかもしれない。 

色とりどりの鳥たちに、無事生きていけるよう応援したくなるのだった・・・・。

枯木をつつくコゲラ。

檜にとまるノスリ。

枯葉をバックに、ジョウビタキ。

枝にとまるカシラダカ。

色づく木をバックに、カケス。

枝で休むアトリ。

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カラスとの争い

2014-12-12 22:37:42 | 写真

目覚まし時計が鳴らなかった。 また日の出が遅くなり外は暗い。 そんなことで寝坊が続いてしまった。
こんな時は、営巣地観察はあきらめなくてはならない。 早朝でなければ、余り成果は上がらないからである。

と言う事で、以前オオタカを見た場所に行って見る事にした。 だがここは営巣地ではなく、越冬地である。
昼近くに着いて観察する。 夕方近くにカラスが一斉に騒いだ。 カラスが騒ぐ所、必ずと言っていいほど猛禽が居る。 しばらくすると林の中で、オオタカとカラスが争っているのが見えた。

なぜカラスと仲が悪いのだろう? カラスがちょっかいを出さなければ、オオタカはカラスを捕る事は無いと思うのだが。(カラスは余り美味しそうではない)  猛禽と見ると何でも集団でちょっかいを出す。 何か許せない理由があるのだろうか? カラスの気持ちも良く判らないのである・・・・。

オオタカとカラスの争い。

帰り道、上空をハヤブサ若が通過。

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観察の成果

2014-12-07 11:11:07 | 写真

また1箇所、違う森でオオタカを確認した。 都市化のせいか、今シーズン全く見かけていなかったので、あきらめかけていたのだが、まずはひと安心というところだ。

ここの所、観察に成果が出ていなかったので、モチベーションが下がり気味だった。 毎回成果が出るとは思っていないが、何日も成果が無いと、やはりやる気が下がってくる。

観察は、「きっとどこかに居る」という目で見なければならないのだが、成果が無いと 「どうせ行ってもだめかな」という気持ちになってしまう。  
無駄だと思っても続けていると、必ず何らかの成果があることは分かっているのだが。

と言う事で、年内あと1~2箇所で、確認を取りたいと思っている。 やりたい事、行きたい所が多すぎて困っている・・・・。

ようやく、この森でオオタカに出会えた。

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ペアについて

2014-12-02 12:38:55 | 写真

オオタカは繁殖期になると、一般的に♂のテリトリー内に♀が来て営巣する。 であるから、ペアになる時は♂がテリトリーを訪れる♀のなかから一羽を相手に選ぶようだ。 なので基本的に♀同士の争いは起こらないと思われるのである。

♂には結構好みがあり、♀なら何でも良いわけではないらしい。 性格や相性の良し悪しなどにより選ぶと言われている。

観察を続けていると、若い♂と経験のある♀、若い♀と経験のある♂のように、どちらかが経験豊富のペアが、繁殖成功率が高いように思える。  そして、なんとなく♀が良く鳴くペアは余り相性が良くないように思える。 やはり「阿吽の呼吸」で活動できるほうが相性は良いようなのである。 

また、猛禽は一生ペアの相手を代えないと言われているが、都市部では結構ペアが代わる。 テリトリーの♂が代わると基本的に♀も代わるようである。 

驚いたことに昨年観察した森では、抱卵中に♀が代わってしまった。 結局、通常より一ヵ月半ぐらい遅れて、後から来た♀の子供が巣立つことが出来たのだが、こんなことも起こるのだ。

観察していると、まだまだ驚くことに出会うことがあるのである。 これらはいづれまた記載したいと思う・・・・。

ある森のペア。(残念だが、この森は今はもう無い。)

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