繁殖期を終えて間もない成鳥は、疲れで羽がボロボロ。 見るからに疲れた様子である。 しかし次のシーズンまでには、羽が生え換り真っ白な姿になる。
11月下旬の早朝、杉林を抜ける道を歩くと、杉の枝に真っ白なオオタカがとまっている。 知らない個体だとすぐ逃げてしまうが、顔見知りなのでしばらくは飛ばない。 早朝の澄んだ光の中、じっと佇む姿はとても美しい。 最も好きな風景の一つである。
日本のオオタカは、亜種名に「fujiyamae」が付く。 公園などの越冬地には、これから大陸などのオオタカが渡ってくる。 その中には、明らかに里山で暮らすオオタカとは、外見、性質、暮らしなどが異なる個体がいる。 これらのタカの中には、春になってもそのまま残り、繁殖をする者もいる様に思う。
里山の亜種「fujiyamae」は減り、外国産や交雑亜種が、増えるのではないかと思っている。 外国産や交雑亜種が増えても、「日本にオオタカが増えた」と言えるのか。 疑問に思ってしまう・・・・。
8月下旬、子育てに疲れ、羽がボロボロになったオオタカがとまる。
11月早朝、森の杉の枝に真っ白なオオタカがとまる。好きな風景の一つだ。
幸せを運ぶブルービー:ルリモンハナバチ。