だいぶ涼しくなってきたので再度田んぼへ行ってみた。
ノビタキやアマサギなど、渡りの鳥がいないかと思ったのだが、何も居なかった。
ここの所、急に寒くなった。 一日の中でも寒暖差が大きい。 寒暖差疲労と言うのがあるらしいので、注意が必要なようだ・・・・。
稲刈りする田んぼ。
ハクセキレイ。
だいぶ涼しくなってきたので再度田んぼへ行ってみた。
ノビタキやアマサギなど、渡りの鳥がいないかと思ったのだが、何も居なかった。
ここの所、急に寒くなった。 一日の中でも寒暖差が大きい。 寒暖差疲労と言うのがあるらしいので、注意が必要なようだ・・・・。
稲刈りする田んぼ。
ハクセキレイ。
私の生活圏内には30ヶ所ぐらい、オオタカ営巣地が在ると聞いていた。 これまで記載したオオタカ営巣地①~⑥以外にも、約十ヶ所で調査協力を行ったことがあった。
営巣地はほとんど同じような場所。 平地から丘陵地の森であり、山地などには少ない。 森の近くには開けた畑、田んぼ、ゴルフ場、河川敷、広い学校のキャンパスなど狩りができる場所があった。 春先には大きな声で鳴くので、見つかりやすい場所である。
そのため、ほとんどの場所はカメラマンや観察者に知られており、誰もいないところはなかった。 それほどオオタカは注目される鳥であった。
なので、逆に写真を撮ることが難しかった。 営巣地に入り撮影していると、保護を邪魔する者として怒られたり、悪質カメラマンなどと言われたこともあった。 一方的に写真を撮ることは悪いこととして決めつけられていたのだ。
だが、この様な写真家たちの努力や探求心により、解明された生態や暮らしがあったはずなのである。 撮影自体が悪いわけではなく、撮る側の人間の、知識や思いやり、感性、そしてルールは守るという道徳心がないことが悪いのである。と、思っていた。(今でもそう思っている。)
オオタカは身近な里山の鳥。 これからも多くの人に観察、記録し、見守ってほしいと思っている・・・・。
①~⑥以外の営巣地にて撮影したオオタカ。
秋めいてきて涼しくなったので、足腰鍛錬のため出かけてみた。 だが、太陽が出るとまだ暑い。
田んぼには彼岸花やコスモスが咲き、秋らしくなった。 渡り鳥など多くの鳥はまだ見られないが、留鳥などが見られ楽しかった。
まだ、主力の重いレンズなどは持てないが、そのうち体力を戻し使いたいと思う・・・・。
彼岸花に黒猫。
オナガ幼鳥。
ムクドリ幼鳥。
モズ。
カワウ。
コスモスにアゲハ蝶。
オオタカ営巣地⑥、大都市の北東部にこの地はあった。 この地は、最近2年ぐらい前から観察している場所だった。 高台に畑が広がり、その畑の片隅に営巣林があった。
空が見渡せ観察に適していたが、畑方向からの出入りはあまりなかった。 裏側からの出入りが多いようだった。 巣立った幼鳥も畑側からの出入りはなかった。
この地ではカメラマンには会ったことがないが、観察している人はいるようだった。 営巣地に入ると、営巣場所を荒らされるのではないかと、カメラマンはその場を守る人や、関心を持つ人たちから警戒される。 私もカメラマンなので警戒される。
そのような時は、その地の人たちと積極的にコミュニケーションをとるようにしている。 その地の人達に何をしているのかを話し、注意をよく聞き、出来るだけ従うようにしていた。
調査した営巣情報を毎年しかるべき機関に報告し、保護に役立てている。 以前オオタカは稀少種に指定されており、オオタカのみではなく、その営巣地を含めた周辺の環境も保護されていたが、最近稀少種指定が外され、営巣地が開発されてしまうことが危惧されているのである。
オオタカは絶滅危惧種のランクも落とされ、現在厳しい状況に置かれている。 なので営巣地情報は今も守秘義務があり、私の調査場所も、信頼できる調査員や仲間しか知らない。
オオタカがこれからも本来の姿で残っていけるかは、野鳥を見守る多くの人達にかかっていると言えるのである・・・・。
営巣地⑥にて撮影したオオタカ。
朝晩涼しくなってきた。 あまり暑くないので、久しぶりに田んぼに行ってみた。 コロナ自粛や猛暑続きで、ほとんど出かけていなかったので、体が鈍っている。
涼しい気候になったら足腰を鍛え、また徐々にオオタカ営巣地に出かけようと思っている。
首都圏では、新型コロナが一向に収束しないので、今後も充分気を付け、出来る範囲で活動しようと思う・・・・。
オオタカ営巣地⑤、この地は大都市のやや北部、営巣地③の近くであった。 昔はこの辺も森や畑に覆われていたが、やはり開発で市街地化していった。 オオタカも昔の地から追われ、立入禁止の公園の中に定着した。
毎年、役所からの許可をもらい、立入禁止内で繁殖調査していた。 が、公園の隣の空き地にマンションが建設され、その工事の騒音の影響で、この地を放棄してしまった。
その後近くの市街地内の狭い森に移動し営巣していた。 しかし、ここも住みにくかったのか、2~3年後さらに近くの森に移動した。 だが昨年の台風でこの巣も落ち、今年は繁殖できなかったようだ。
当初の場所にはカメラマンがいたが、少なくほとんど会ったことがなかった。 カメラマンが全くいない営巣地はなかった。 だが相次ぐ移動で、最後の方はカメラマンも見つけられなかったようだった。
この様に里山環境も時代とともに変化して行き、都市部の営巣地は無くなっていくのだった。 オオタカを長期観察してきたが、懸命に生きる姿が健気でいじらしく見えた。 今や都市公園でしか暮らせないのかとむなしい気もするのだった・・・・。
営巣地⑤にて撮影したオオタカ。
オオタカ営巣地④、大都市のやや北部に位置する。 観察・撮影している中で、最も市街地に近い場所である。 散歩がてらの人をよく見かけるところだった。
昔は広い森や谷があったが、その後開発整備などが進み、緑が点在する場所に変わってしまった。 こんな場所にオオタカが居るのかと思うほどの、狭い繁殖地であった。 近くで営巣していたのは知っていたが、それが毎年追われるように場所を変え、ようやく住み着いたようだった。
市街地に近く当然人目に付きやすい。 カメラマンも来るのだが、ここのカメラマンはベテランが多く、撮影は心得ているようで、毎年繁殖成功していた。
以前、撮影は一般のカメラマンとの戦いだったと書いたが、この地ではそのようなことがなかった。
私は他のカメラマンを妨げるようなことはしないようにしている。 よほど悪質な行為を見かけた時や、オオタカが嫌がり放棄しそうな時は、そのカメラマンに注意することもあるが、その様なカメラマンは、注意しても聞き入れることがないので、注意するのが嫌になった。
そのような場所には行かないようにすればよいのだ。 周りには他に沢山営巣場所があったのである。
だがこの場所も台風で巣が落ち、以前の場所には居なくなってしまった。 オオタカを間近で見ると誰もが感動する。 存在感の大きな人気のある野鳥だ、周辺に住む人たちも、おそらく見たがっていると思う。 居なくなったら寂しい思いをするだろうと思うのである・・・・。
営巣地④にて撮影したオオタカ。(現在はいない)
この地に通ったのは、オオタカ観察・撮影のためだけではなかった。 四季を通して多くの野鳥達や自然に出会えたのである。 時にはこんなところで会えるのかと思うような種もいた。
マミジロの♂、クロツグミ、ミゾゴイ、カヤクグリ、ハチクマ、などに出会うこともあった。 声だけであるがコマドリも通過して行った。 サンコウチョウ、オオルリ、キビタキ、トラツグミ等はわりとよく見られた。 だが最近は年々種類も数も減ってきたように思える。
オオタカの観察をするときは、大体早朝から森に入る。 森の中で一番早く動き出すのはカラスだ。 その後スズメ、ヒヨドリなどが鳴きだす。
オオタカも日出頃から動き出し、他の森では薄暗い空を、カラスやハトを追いかけて飛ぶ姿を見るのだが、ここのオオタカは朝寝坊なのか、7:00頃しか会ったことがなかった。 いつも眠そうな顔をしていた。
里山の人達も朝は早い。 薄暗い時間帯から散歩をしている人によく出会った。 他の場所などでは、まだ月が出ている暗い時間に、懐中電灯を点けて散歩している人に出会い、森などではギョッとすることもあった。
夏などには、突然の夕立や雷に、廃屋で雨宿りしたこともあった。 そしてその後の虹。 この場所を含めた里山には、自然のあらゆるものがあったような気がするのである。
オオタカの営巣地には、このような豊かな自然が今も沢山残っているのである・・・・。
営巣地③で撮影した野鳥や自然。