好きなTV番組に、岩合光昭氏の「世界猫歩き」がある。 いろいろな場所で暮らす猫たちの、日常のあるがままの暮らしを撮ったものである。 その土地の風景や風土、人の営みの中で、人に寄り添い暮らす猫たちの生活をとらえている。 特別な猫でもなく、特別なことをするでもなく、ただただ猫を見つめているだけであるが、その場に溶け込んでる姿が美しく、空気感が絶妙で見入ってしまう。
無理かもしれないが、私もそんな生き物たちの写真が撮りたいと思っている。 オオタカも人の生活に近い場所で暮らしている。 その土地に根付きその土地の空気や人の暮らしに溶け込んで生きるオオタカをとらえたいと思う。 オオタカがそんな風に、近くであるがままの姿を見せてはくれないと、思っているかもしれないが、長く観察していると、そうでもないと思えるのである。
だがそのためには、私自身がその土地の風景に溶け込み、風土や暮らしに溶け込まなければならないと思っている。 オオタカは賢く、ちゃんと個人を識別できる鳥である。 仲良くなり理解しあえば、近づいて思うように撮れると思うのである。 一瞬をとらえた素晴らしい写真でなくて良い。 その地の空気の中で、根付いているあるがままの暮らしをとらえたいと思っている・・・・。(難しそうだが)
★オオタカの森に行ってみた、姿は無かったが昨年の巣は残っているので、何もなければまた見られると思う。
いつも顔を見せてくれていた♀。
森で会っても、落ち着き払っていた♂。
道に落ちたドングリ。