Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

オオタカの森観察ー10

2019-12-29 09:03:43 | 写真

おそらく今年最後の観察に出かけた。 オオタカの森、晴天にもかかわらず成果は少ない。 こんな日もある。 先日近くの狩場に寄って見た。 2~3人のカメラマンがいたが、全員帰った後オオタカが現れた。 こんな日もある。

今年は2度の台風に、各地の森は大分被害を受けた。 だがどうやらオオタカが戻ってきそうな雰囲気だ。 オオタカは場所に執着する鳥だ。 このまま倒れた木など、必要以上に整備の手を入れなければ、戻ってくると思われる。 必要以上に環境整備を行うと、彼らの生息の妨害になるのである。

多くの野生生物は、人間たちの妨害によって棲家を奪われてきた。 できるだけ自然のありのままで、見守ることが必要なのだと思う。 そして見守り続けるのである。

多くの人たちが無関心になった時、生き物たちは滅びていくのである。 来年も、その次も、このまま見守り続けていきたいと思っている・・・・。

狩場にオオタカが現れた。

なんとなく、日本のタカとは雰囲気が違う。

畑ではチョウゲンボウが飛んだ。

ホオアカがいた。

ノスリがとまっていた。

ルリビタキの♀。

コゲラ。

川にはマガモ。

イソシギもいた。

ユリカモメの小群。

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オオタカの森観察ー9

2019-12-25 09:01:09 | 写真

クリスマスプレゼントを期待して森へ出かけた。 

森へ着くと、早朝の朝陽を浴び、オオタカ♂が森から飛んで行った。 ♀は森周辺をよく飛ぶようになった。  昼頃、カラスに追われ幼鳥が飛び込んできた。 森はだんだんと活動期が近づいているようである。

営巣するタカを長年観察していると、面白いことがある。 個体にもよるが、5年も観察していると、顔見知りになってしまうことである。 森で出会うと『またあんたか』という顔をされてしまうが、即逃げてしまわず、ひとしきり写真を撮らせてくれるようになるのである。

シャッターは静音連写モード、シャッター音が嫌いなようなので、極力嫌な思いをさせないよう気を配っている。 気を使い優しく接していると、このように良いこともあるのだ。

いつまでもこのように、共存できる環境であってほしいと願っている・・・・。

森を飛ぶ♀。

元気に飛び回る。

枝で休む♀。

幼鳥が飛び込んできた。

藪のシジュウカラ。

色付く林。

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どんよりとした空

2019-12-22 11:24:13 | 写真

冬らしからぬ、どんよりとした天気が続いている。 森へ行ってみるが、あまり成果がない。 高台で見ていると、森の周辺からオオタカが何度も飛んだが遥かに遠い、米粒のようにしか撮れなかった。

繁殖期の順序から行くと、今頃はペアのディスプレイフライトが見られるはずだ。 だがここ数年見ていない。 かつてはよく見られたのだが、特に都市周辺ではほとんど見られない。

森が狭く、わざわざペアの絆を確認しなくてもよいからの様だが、ちょっと寂しい。 里山でもペアの相手が代わった時などには見られるようだが、最近はあまり見ない。

ディスプレイフライトは、真っ青な空に真っ白な2羽。 奇麗なのだが、写真一枚の画角に収めるのが難しい。

最近は人に見つからない様、目立たずひっそりと行動しているように思うのである・・・・。

林のアカゲラ。

モズ。

カシラダカ。

カワセミ。

遠くから♂が飛び出した。

続いて♀が飛ぶ。 森には♂♀が定着しているようだ。

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オオタカの森観察ー8

2019-12-19 08:52:59 | 写真

気温が高い。 歩くと汗ばむようだった。 去年初めて観察した森へ行ってみた。

長年観察している場所だと、この時期だと、何時ごろ何処で何しているか、大体わかるのだが、この森ではまだわからない。 しばらく観察していたが、現れそうもないので、近くの川に行ってみた。

営巣するオオタカには、里山型と都市型の2つのタイプがいる。 里山型は11月ころから♂♀が現れ、季節が進むにつれて、だんだん活動が活発になっていく。 都市型は2月ごろ突然♂♀が現れ、即繁殖活動に入る。

ここのオオタカは都市型のようだ、2~3年観察しないとわからない。 もう一ヶ所、昨年初めて観察した森がある。 ここにも行ってみようと思う・・・・。

ハイタカが現れた。

ノスリも現れた。

川面をオオタカ♂が飛ぶ。

枝先のオナガ。

ハシビロガモが泳ぐ。

カンムリカイツブリもいた。

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オオタカの森観察ー7

2019-12-15 08:06:20 | 写真

寒暖差のせいか、いまいち体調がよくない。 特に前日暖かかった翌日、10℃も下がると応える。 でも何とか観察には出かける。

南風で暖かいと、やはりオオタカがあまり見られない気がする。 寒さでピーンと張りつめた空気が良い。 それでも、林でカラスと争うオオタカ、上空を旋回する姿が見られた。

沢山の野鳥達が見たいとも思うが、ここ10年ぐらいは、オオタカしか撮りに行っていない。 どうも、遠くへ出かけ、一羽の鳥を大勢で取り囲んで撮影するのは、性に合っていないらしい。

オオタカも、狩りや食事シーンより、本来の優しい姿のほうが好きである。(でも狩の瞬間は撮りたいと思う)

なので、撮影は地元の森がほとんどである。 でも何度も通い続けることにより、また違った風景も見えてくるようだ・・・・。

遠くの林で、沢山のカラスと争うオオタカ。

晴天の空を舞う。

胸のオレンジが目立つハイタカ♂。

また別のハイタカも現れた。

枝から飛び立つノスリ。

枝のホオジロ。

藪のアオジ。

池をカワセミが飛ぶ。

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オオタカの森観察ー6

2019-12-11 16:23:26 | 写真

今週は気温が高いようだ。 気温が高いと、どうも冬鳥や猛禽の出が悪いような気がする。 早く安定した気候になることを望む。

林内で、約半年ぶりにオオタカ♀に出会った。 この時期のオオタカは、真っ白で綺麗だ。 見とれてしまう。

10月頃から林内で見かけるようになるが、だんだん季節が進むにつれて、林内での滞在時間が長くなっていく。

そして、もう少ししたら♂、♀の活動が見られるようになるだろう・・・・。

 

営巣林内で休む♀。

枝にとまるカワラヒワ。

枯葉にモズ。

ジョウビタキ♀。色付いた葉をバックに。

赤い実をくわえるヒヨドリ。

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オオタカの森観察ー5

2019-12-08 18:53:38 | 写真

オオタカの森にて観察。 成鳥2羽が飛んだ、とのことだったが見られず。 残念。 しばらくして幼鳥がノスリと争った。

そろそろ、幼鳥は追い出される時期だが、まだ2羽ぐらい残っている。 長らくペアのディスプレイフライトを見ていない。 2羽が優雅に舞う姿は美しい。 また見たいと思っているが・・なかなか見られない。

野鳥は撮りたいと思っても思い通りにはならない。 それが面白いという人もいるが、ストレスもたまってくる。 どうやって撮れる確率を上げていくのか、が問題であるが、やはり観察頻度を上げるしかないようである・・・・。

ノスリが飛ぶ。

ノスリと争うオオタカ幼鳥。

池ではカワセミが狩りをする。

藪のアオジ。

早朝の霜。

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オオタカの森観察ー4

2019-12-05 09:15:38 | 写真

日の出前に森へ着く。 例年なら、オオタカの鳴き声が聞こえるはずだが、聞こえない。 あきらめていると、離れた場所に♀が止まっていた。 それを誘うように近くを♂が通過、こちらに向かって飛んできた。 去年のペアだ。 安堵した。

私の住む地域では、毎年繁殖状況調査を行っている。 特に稀少種指定解除後の変化を見るためだ。 私は例年3~4ヵ所の状況報告を行っている。

調査員は、生態を熟知していることが必要なのだが、最近高齢化が進み、やめる人が増えている。 今はボランティア数名しかいない。 趣味のカメラマンでは対応できない。 知識に加え、極力人に知られてはいけないからである。(守秘義務が必要) これが難しい。 経験が必要だ。

なのでこのまま行くと、やがてオオタカの状況把握ができなくなり、知識も陳腐化していきそうだ。 多くの野生生物が同じような状況。 地道に汗をかく人が必要なのである・・・・。

♀が遠くの鉄塔にとまる。

♂が横を通り、こちらに向かってきた。

柿にメジロ。

枯れ枝のシメ。

紅葉するモミジ。

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オオタカの森観察ー3

2019-12-01 08:17:14 | 写真

営巣地観察に出かけた。 久しぶりに良い天気。 猛禽が何度も現れた。

まず田んぼを通ると、オオタカ幼鳥が大木にとまる。 直後にハトを狙い、狩りに飛ぶが失敗。 森に着くと、ハイタカが枝にとまっていた。 奥へ移動すると、オオタカが鳴く。 その後上空を♂が飛んだ。

ハイタカと幼鳥が上空で争っていると、ノスリが現れる。 その後幼鳥がもう一羽現れ、2羽で争う。 14:00頃、オオタカ♂が営巣林に戻ってきた。 何かを食べてきたようで、そのうが膨れている。

と言うように、猛禽の活動が活発。 おそらくこの地は、今シーズンオオタカが営巣すると思われ 今後が楽しみである・・・・。

田んぼを見下ろすオオタカ幼鳥。

ハイタカが枝にとまる。

林のメジロ。

鳴き声の後オオタカ♂が飛ぶ。

幼鳥が2羽現れ上空で争う。

ノスリも飛ぶ。

そのうを膨らませたオオタカ♂が、営巣林に戻ってきた。

オナガが飛んだ。

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