オオタカの森、また1ヶ所カメラマンにより営巣放棄させられた。 今シーズンほとんど行けず、気になっていた場所だ。 これで調査チームエリア内で、ここ数年の間で、カメラマンにより営巣放棄させられた場所が5~6カ所になった。これらのほとんどは、その後営巣しなくなっている。
何度も書いてきたが、営巣放棄させてまでして撮った写真とは、一体何に使うのか、何のために撮っているのか。全く理解できない。 なぜルールやマナーを守ったり、生き物たちへのやさしい配慮ができないのだろう。 だから、Y公園やW公園の様に、完全立入禁止になってしまうのだ。
保護や研究のためには、安心した、あるべき普段通りの行動記録が必要なのだ。 「緊張してる顔」と「安心してる顔」の区別、彼らの出す無言のサインが理解できない者は、撮影などするべきではないのである。
今の野鳥カメラマンは、実際は低レベルまたは悪質な者がほとんどであり、モラルや野鳥への知識が高く、目標・目的を持った心ある者は、ほんの1部しか居ないのが実情である。 このような野鳥関連業界に未来など無いだろう。
悪質行為を野放しにしている保護団体等に責任があるし、モラル低下に歯止めの利かない、社会全体の仕組みにも原因があるのだと思う。 注意しても、全く聞く耳を持たない人間なんて、普通有り得ないだろう。
いずれにしても、低レベルそして悪質なカメラマン達に、邪魔され続ける状況下では、これ以上個人的な活動は出来ない。 この辺が止る潮時の様である。 彼らを守りたかったが、残念ながら力が及ばなかったようだ・・・・。「おわり」
追伸: さらに1ヶ所、カメラマンによる営巣放棄が確認された。 これらのカメラマン達は、知らん顔して何処かの探鳥地で、今も笑いながら撮影をしている事だろう。
(例)左:緊張している顔。 右:普通の顔。
換羽中ボロボロのカラス。よく飛べるなー。
アザミ。