Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

一段落

2016-03-27 11:12:28 | 写真

あるオオタカの森、活動が鈍くなってきた。 抱卵が近いようである。 この辺りでは、通常3月末~4月頭に抱卵に入る。 ようやく森に静けさが戻り、一段落と言ったところである。

オオタカは2月~3月によく鳴くので、趣味のカメラマンが営巣林に入り、写真を撮ろうと追いかけまわす事による営巣放棄が、抱卵前のこの時期最も多く後を絶たない。 だが、抱卵に入れば鳴かなくなるので、見つかる確率はぐっと低くなるのである。

撮影をするには、まず周辺の地形や環境条件、彼らの習性、習慣、行動および、鳴き声の意味などを充分把握しなければならない。 そうすれば、おのずとどこに行けば会えるかが分かるのである。 

安易に営巣木に近づいてはいけない。 また、追い回したり、無理な撮影をしてはいけない。 営巣木周辺は非常に警戒しているから特に注意が必要だ。

無理はせず優しい目で見守ることにしよう。 人もタカも同じ生き物である、互いに尊重しあえば心は通じるものと思っている・・・・。

一緒にいることが多い、仲良しペア。

カラスを警戒し、臨戦態勢をとる♂。

枝で休む♀。

花にメジロ。春本番だ。

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日本のタカ

2016-03-20 13:23:05 | 写真

各オオタカの森、順調のようであるが、一ヶ所毎年営巣はするが、途中でダメになる森があり、今シーズンもダメになりそうである。原因は良く分からない。

狩場で越冬していた越冬ダカが、そろそろ帰り始め、狩場も静かになってきた。 この越冬ダカを見ていると、胸の縞が太くて濃く、間隔が粗くて羽軸がはっきりした、明らかに日本のタカではない個体を時々見かける。

おそらくシベリア辺りの大陸から、越冬に来たタカと思われるのだが、このタカが春先まで残り、ペアを組んで公園などで営巣するような行動を見せる事がある。 しかしながら、なぜか繁殖成功まで至ったのを見たことがない。 

日本の環境では日本のタカしか繁殖できない?ようである。 ちなみに日本のタカは、縞の間隔が細かく大陸のタカとは違うことが分かる。(下の写真参照) 

いずれにしろ、繁殖活動は生き物にとっては、大変な仕事のようである。 静かに見守りたい・・・・。

ある森の♂。

営巣林に急降下する♀。

ある森の♀。

左:日本のタカ、右:外国のタカ?。

里山を歩くキジ。

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場所への執着

2016-03-13 09:31:42 | 写真

ある森、オオタカの♀が飛び立った。 どこへ行ったのかと見ていると、幼鳥♀が追い出されて飛んできた。 成鳥♀の隙をついてペアの座を狙っていたのかもしれない。 若い♀には気を付けたほうが良いようだ。

長年オオタカを観ていて、理解できない事の一つに「なぜこんな場所で営巣するのか」と言うことがある。 住宅のすぐ近く、人が集まる広場のすぐそば、騒音がやかましい場所、極小さな林・・・などに営巣する事がある。 

また、そんな場所への執着が非常に強い。 ある場所では枯れた営巣木に、毎年営巣に来ると聞く。 数百メートル離れれば、もっと良い場所が沢山あると思うのだが、人の理解とは異なる何かがあるのだろう。 環境が激変しない限り、その場所へ固執するのである。

こんなオオタカだが、営巣の放棄はあっさりしている。 この場所は危険だと感じると、あっけないほど簡単に営巣放棄する。(直近の工事や悪質カメラマン原因の放棄を何度か見ている。)

彼らの心が理解出来たら、もっと良い写真が撮れると、考えているところである・・・・。

追い出されて飛んだ幼鳥。

追い出しに飛んだ♀。

巣材を探す?♂。

畑ではヒバリが歌う。 

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変化するイメージ

2016-03-06 12:23:28 | 写真

あるオオタカの森へ行った。 林内に♂と♀が定着し、順調に活動を続けていた。 このまま何事もないことを祈っている。

観察を始めたころ、オオタカは里山の真っ青な空を悠然と飛び、里山の生き物たちを支配し、地元の人たちに愛されながら生態系の頂点に立つ、孤高の猛禽と言うイメージであった。

だが、最近は都市部の住宅街に残された公園や緑地などで、人目を避けひっそりと隠者のように暮らし、地元観察者の暖かな目で見守られることのない、孤独な猛禽というイメージに変わりつつある様に思う。

人間の経済のため、住家である里山の自然を破壊され続ける中、何とか生き延びようと、生態を変化させた結果なのだろう。

何の罪もないのに追いやられていく彼らを観ていると、最近可哀そうだなーと思うことが時々あり、撮影をやめようかと思う時がある。

かつての様に、里山の真っ青な大空をペアで悠然と弧を描く姿は、もう見られなくなってしまうのだろうか・・・・。

ある森の主(♂)。

ある森の♀。

ツグミも春を待つ。

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