Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

お知らせ

2019-07-28 09:40:40 | 写真

販売サイトの終了で、一時販売を休止していました『里山オオタカ物語』(改訂版) の、見直し・編集が終了しました。
下記サイトにて、本日より再度販売したいと思いますので、ご興味のある方はご覧になってみてください。

内容:PDF写真集、271ページ、127㎆、サイトよりカートに入れますと、入金確認後ダウンロードボタンを付したメールが送られます。

オオタカの心の中まで感じながら写真を撮りたい。と、思い、撮影はいつも一人、自分一人のオリジナルなシーンを集めました。 また、オオタカの人の干渉を受けない、ありのままの姿を目指しました。
驚くような脅威的な姿は少ないですが、自然で普段通りの暮らしをご覧になってみてください。

販売サイト:Field・Finder's  左のブックマークからも入れます。

Field・Finder

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分散そして終了

2019-07-28 08:41:58 | 写真

オオタカの森、幼鳥たちも分散し、ほとんど営巣林では姿が見られなくなってきた。 梅雨明けも近く、真夏日が続きそうな気配なので、今シーズンの観察は終了する。

約13年間、ひたすらオオタカの観察を行ってきた。 里山のオオタカたちは、環境改変の脅威を、常に感じながら生きてきた。 これからも更に加速していく改変の波に、飲み込まれて行くのだろう。

近年、都市公園等で時々繁殖する個体が現れてきたが、やはり人間から受けるストレスが多く、進出・定着は難しいようだ。 また、これらが本当に国産亜種かどうかの疑問も残る。

オオタカの個体数が増えたとのことにも疑問が残る。 これから先、オオタカはどうなって行くのか、見守り続ける必要があると思う・・・・。

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成長の証

2019-07-23 08:34:13 | 写真

いまだにすっきりしない天気が続いている。 

オオタカの森、幼鳥たちも大分行動範囲が広くなり、見つけるのが大変になってきた。 遠くの方で声がする。 道を歩いていると、ごく近くで声が聞こえたので探してみた。

営巣林から、空に少し突き出した木にいるようだが、葉に隠れて見えない。 しばらく見ていると、木の先端に出てきた。 可愛いというより、猛禽の風格が漂っている。 立派に成長した証である。 でも、もうしばらくしたら居なくなりそうである。

この森は、観察しにくいため、カメラマンは敬遠しているようで誰もいない。 本当はよく見ていれば実に面白い場所なのだが。 遊びで楽に撮りたい人には向いてない。

「観察」とは、五感を駆使し感性で観ること。 ただ眺め、見ていることとは全く違うのである・・・・。

木の先端より睥睨する幼鳥。 すっかり猛禽の鋭さが備わった。

先端から飛び立ち、初めて空を飛んだ。

ノカンゾウの花が咲く。

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巣外育雛

2019-07-18 11:29:37 | 写真

今年は雨が多く、予定通りの行動が出来なくて困る。

晴れ間をぬって森へ行く。 オオタカは、幼鳥が巣立ってからも、約1ヵ月半♂が餌を運び続ける。 これを巣外育雛と言う。 幼鳥はまだ飛べず、餌も捕れないので、営巣林付近で過ごしている。

餌は、基本的には♂のみが運ぶ。 ♀は大丈夫と判断すると、自分のテリトリーへ帰って行く。 だが、♂が高齢や最近の暑さなどで、餌運びができなくなってくると、様子を見て♀も餌捕りを行うことがある。

幼鳥が営巣林天辺の木に出て来て、大空を十分空を飛べるようになると、ようやく♂のお役御免になるのである。 最後まで観察していると、♂の過酷さが良く分かる。 羽根はボロボロ、これがオオタカかと思うくらいである。

とても「楽しみながら写真を撮る」気分など起きない。 応援するのみである・・・・。

杉の枝で、雨で濡れた羽を乾かす幼鳥。目があったら飛んだ。

枝の上に残った餌を見て、思案する幼鳥。

営巣林上空で、猛然とハトを追いかける♂。ハトは逃げた。

ホオジロがさえずる。

オナガが幼鳥に餌をあげる。

コゲラ。

モンキアゲハ。

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今シーズン終盤

2019-07-13 16:52:58 | 写真

オオタカ繁殖期も終盤に入った。 4番目の森、幼鳥は林内に散らばっており、結局何羽巣立ったか正確につかめなかった。 巣立った幼鳥は、まだ営巣林内に居るが、親が来ないと鳴かないので、どこに居るのか見つけにくい。

他の繁殖地、鉄塔に♀がとまって見張りをしているので、幼鳥はまだ営巣林内に居るようだ。 幼鳥はまだしばらくは空は飛べない。 営巣林内の移動等は飛べるが、大空を飛ぶにはあと1~2週間必要である。 充分飛べるようになると、杉の天辺などにとまるようになり、兄弟連れだって大空を飛んだりする。

大空を飛ぶようになると、そろそろ旅立ち。 ほっとすると同時に、寂しく感じるのである・・・・。

林内で過ごす幼鳥たち。

営巣林に戻って来た♀。

まだしばらくは、幼鳥を見守る。

アオスジアゲハの舞。

アカツメグサの花。

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2つの森(2)

2019-07-06 07:16:23 | 写真

繁殖成功してほしかった、2つ目のオオタカの森。 オオタカ観察を始めた頃から、ずっと通っている森だ。 もう1,000回ほど通った。 オオタカ生態のベースとなる知識は、全てこの森で学んだ。

だが5年位前、これまで君臨していた主の♂が居なくなった後、繁殖成功が途絶えた。 毎年春先にはペアの活動が見られるが、抱卵に入ると失敗する。 昨年は孵化しなかった。 原因がどうしても分からない。 大きな環境変化もなく、失敗する要素が見当たらない。

今シーズンも、地元カメラマン数人と見守ったが途中で居なくなった。 カメラマンは全員十年以上のベテラン、抜かりはないはずだ。

フクロウだ、カラスだと色々考えるが、今一つピンとこない。 そもそもが、ほかの繁殖地のような活気がないのである。 その割には強いのか、テリトリーを他の♂に盗られることもないのである。
個人的には♂の協調性のない性格、(♀に合わせない性格)に問題があるのではないかと思っているのだが、良く分からない。

でも、どうしても復活させたい。 来年は文明の力等に頼ろうかと思う。 オオタカの鳴き声が響く森に戻ってほしい、と思っている・・・・。

今シーズン、他3ヶ所の森で巣立った、幼鳥たちの様子を掲載する。

1つ目の森。2~3羽が元気よく飛び回る。

2つ目の森。 3兄弟が集まり、のんびりと餌待ち。

餌が豊富なら、争いは起こらない。

3つ目の森。2羽の兄弟。心配したが巣立った。

池のカイツブリ。

イモカタバミの花。

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途中経過

2019-07-02 08:14:56 | 写真

鬱陶しい梅雨空が続いている。 なかなかオオタカの森へ出かけられない。

今シーズンは、当初3ヶ所の森の観察を行なっていたが、途中増えて行き、結果5ヶ所の観察になってしまった。
内1ヶ所は原因不明で途中失敗、3ヶ所は巣立を確認、1ヶ所はまだ確認できていない。

全体的に遅れ気味で、巣立ちも1~2週間遅く感じた。 また、♂の餌運びが鈍いのが気になった。 今後も要観察である。

梅雨入り以降は、気温もさほど高くなかったので、暑さに弱いオオタカには幸いだったようである。

カメラマンの撮影が過熱気味。 長時間彼らに張り付くのは、本当に止めた方が良いと思う・・・・。

ようやく、ゆっくり休める様になったかな。でも気が抜けない♀。

巣立った幼鳥。

違う森。こちらも檜の先で見張りをする♀。

後ろにホオジロがとまった。

草むらを歩くハクセキレイ。

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