此処の所の寒暖差と花粉の追打ちで体調は最悪。 体力不足が嘆かれる。
それぞれのオオタカ営巣地、2月に繁殖活動に入った森は、たぶん抱卵直前か直後の状態。 3月になってから繁殖活動が始まった森は、抱卵までもう少し時間がかかりそうだ。
♀がしきりに餌乞い鳴きしているので、♂は一生懸命餌を運んでいるだろう。 抱卵後は森も静かになる。 しばらくは静かに見守ることにしよう・・・・。
♀に餌を運ぶ♂。♀は気に入ってくれるだろうか。(古~い写真より。)
春爛漫。
此処の所の寒暖差と花粉の追打ちで体調は最悪。 体力不足が嘆かれる。
それぞれのオオタカ営巣地、2月に繁殖活動に入った森は、たぶん抱卵直前か直後の状態。 3月になってから繁殖活動が始まった森は、抱卵までもう少し時間がかかりそうだ。
♀がしきりに餌乞い鳴きしているので、♂は一生懸命餌を運んでいるだろう。 抱卵後は森も静かになる。 しばらくは静かに見守ることにしよう・・・・。
♀に餌を運ぶ♂。♀は気に入ってくれるだろうか。(古~い写真より。)
春爛漫。
ある森、長い間テリトリーを守っていた高齢のオオタカ♂に代わって、昨年新しい♂が営巣した。 今シーズンも観察を続けていたが、なかなかペアは現れなかった。
3月に入り、昨年の♂とは違う更に新しい♂に代わり、ようやくペアが繁殖活動をはじめた。 この♂は昨年の♂と違い、堂々としており、高齢の♂のように人間には動じない、度胸のある♂のようである。 今後もこの♂がテリトリーを張り、しばらくこの森も安泰であると感じている。
また、例の♀が幼鳥だった森にも再度行ってみた。 朝、森に着き歩いていると、♀が見える所にとまっていた。 真っ白で横縞がはっきりした綺麗な成鳥、若い個体の様だった。 顔つきも幼く見える。 おそらく昨年の幼鳥が、成鳥羽根に換羽した者と考えて間違いないようだった。
環境がどんどん悪化していく中、オオタカは次の世代にテリトリーを引継ぎ、命を繋いで行こうと必死で生きているのである。 この鳥が将来居なくなったら、きっととても寂しく感じるに違いない。
刹那的な観察や撮影ではなく、一種類の野鳥を、長い時間をかけ観察・記録していると、色々なことを教えてくれるような気がする・・・・。
テリトリーを飛ぶ♂。
真っ白な綺麗な♀。顔つきも幼く見える。
桜も咲き始めた。
昨年あるオオタカ営巣地で、理由は不明だが、抱卵途中で♀が成鳥から幼鳥に代わった場所がある。(繁殖は一応成功した。) 今年はどうなったろうと思い先日行ってみた。
綺麗な成鳥♀が杉の木にとまっていたが、すぐ飛んでしまった。 おそらく昨年の幼鳥が成鳥羽根に換わった個体だと思うが、確認は出来なかった。
オオタカは生まれてから2年間は幼鳥羽根で、3年目に成鳥羽根に換わる。 ♀は2年目から繁殖できるので、♂が成鳥♀が幼鳥のペアが居てもおかしくない。
逆に、♂は4年目からでないと繁殖できないらしいので、♂が幼鳥♀が成鳥というペアは居ないと言われている。 子孫を多く残すために、♀の方が早熟であるらしい。
いずれにしろ、今シーズンのその森、♂は昨年と同じようなので、♀に注目し観察したいと思っている・・・・。
餌渡しする成鳥♂、幼鳥♀のペア。
おまけ。空飛ぶガメラ(いえ、急降下するノスリでした。)
菜の花畑。
オオタカの営巣林は、過去の密猟の流れや、悪質カメラマンの侵入により、最近はほとんどが立入禁止になっている。 私が知っている場所の約7割は禁止されている。 自然教育・観察知識向上の観点からは、非常に残念に感じている。(悪質な行為のみを取締ればよいこのではないのかと考える。)
が、禁止されている以上、禁止後に立ち入って撮った写真などは、倫理上公表できないものなので、取り扱いには注意すべきだと考える。
ちなみに、本ブログに載せている写真は、公道、歩道、林道、散策路、および残り約3割の営巣林など、立入禁止では無い場所で撮影したものである。
オオタカは人の生活の近くで営みを行っているので、数箇所の森で観察を根気良く続ければ、林道や、散策路などから、巣材集め、交尾、餌渡しなど、その生態のほとんどが観察できると思っている。 林道等から営巣木が観察できる場所も何箇所かある。
時間がかかっても、このような観察を続け、オオタカのありのままの正確な生態を、記録し伝えようと思っているのである。
オオタカを数が増えたとして希少種指定から外そうとしているのに、オオタカの営巣観察は禁止と言うのは、矛盾したおかしな話に感じる。
野生生物に対しては、まず正確な生態を把握し、その上での本当に有効な施策を行うべきではないかと思うのである・・・・。
林道横の木で、♂♀餌渡しの瞬間(過去の写真より)。
本日はとんだ天気だった。 朝方は暖かかったが、突然雹が降り気温が下がった。 天気予報でこんな事言ってたっけ?
ようやく「都市型」の営巣地でオオタカを確認した。 日の出前、営巣林内に迫力あるオオタカの鳴声が響いた。 繁殖期はこうでなきゃね! なんとなく嬉しくなった。
また、少しあきらめていた別の営巣地、こちらでも林内からオオタカの鳴声、たぶん♀。 林内からは♂が飛び出した。
一気に繁殖行動が活発化してきた。 今までなんとなく気分が沈んでいたが、ようやく出揃ったと言う感じだ。 森の活気も何か違う。 オオタカの存在感はやはり大きいのである・・・。
営巣林の♀。
♂が飛び出した。
里山の春。
今日も冷たい雨である。 相変わらず寒い日が続いている。
「里山型」と思われる営巣地3箇所で観察を続けている。 が、まともだと思える場所は、1箇所のみである。 何かが違う。
オオタカが増えたと言われてから1年以上たった。 「増えてる?、いや減ったろう」と感じる。 最近増えるどころか、特に幼鳥が減ったと感じる。 将来的にも黄色信号か?
越冬ダカが去ったこれからの時期が、本当に種の存続にかかわる個体数である。 猛禽好きの人は注意して観察して欲しい。
かつて、ツミが都会に進出し、数が増えていると言われていた。 しかし現在は、環境の変化などで、どんどん減る方向にある。 オオタカはスケールの違いはあるが、ツミに生態が良く似ている。 野生の生き物は短期間で状況が変わってしまうのである。
「都市型」のタカはまだ営巣地に現れない。 そろそろ現れて欲しい・・・。
ムクドリに迫る♂。
ムクドリに迫る幼鳥。
芽を出す土筆。
昼間は少し暖かくなってきたものの、相変わらず寒い日が続いている。
2月後半になれば、通常なら、巣作り、交尾、求愛給餌、テリトリー争いと、オオタカの繁殖行動は活発になっていくのだが、今シーズンはあまりそれらが活発に見えない。
と言うか、今までは季節が進むに連れて、繁殖の営みも整然と進んできた印象が強いのだが、ここ2~3年それが滅茶苦茶になっているように感じる。 季節的に営みが今はどんな状況だと言う、推測が出来なくなってしまったように感じるのだ。
それは、今年のように寒さが続く気候が原因なのか、人の行動や周囲の環境変化などが原因なのか良く分からない。 もしかしたら、この辺りで暮らすオオタカ全体の生態自体が、変化しようとしているのかもしれない。
3月になると「都市型」のタカが一気に繁殖活動に入る。 もしかするとこの辺りのタカは、全て「都市型」に変化しつつあり、オオタカ本来の「里山型」は居ないのかもしれない・・・・。
ある森の見張り場にとまる♂。
ある森の♀。
幼鳥を追い出す♂。
交尾するペア。(古る~い写真より)