Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

北風

2017-12-31 08:30:51 | 写真

空気が澄みきって、抜けるような青空だ。 だが吹く風は冷たい。 白い息を吐きながら尾根の上まで登る。 やがて朝日が昇ってくる。 今年最後となる朝日だ。

霜柱を踏みながら歩くと、ウソが枝先で鳴いていた。 ルリビタキの♂も鳴いている。 綺麗な鳥達にもようやく出会えたのである。 と、言うことで、今年最後の鳥見は、来年につながるような気がした。

元旦に立てた目標は、達成できたろうかと考える。 いくつか有ったが、今までに無かったオオタカのシーズンを通した生態写真集は、ようやく発表することが出来た。 次は何をしようかと思うのであった・・・・。

枝先で鳴くウソ。

林のアオジ。

枝にとまるルリビタキ。

人懐っこいヤマガラ。

木の股にたまった水を飲むメジロ。

真っ青な空を行くハイタカ。

森の主のオオタカ。

土を起こす霜柱。

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撮影裏話(終)

2017-12-28 11:06:37 | 写真

野鳥撮影は、カメラとレンズさえ有れば誰でも出来る、間口の広い世界である。 だが、沢山の種類を撮りたいとなると、時間、労力、お金が沢山必要だし、良い写真を撮りたいとなると、何度も生息地に通う必要があり、結局は生息地に住んでいるカメラマンにはかなわない、となる。 こうして、趣味や遊び、コミュニティー作りの道具になってしまうのである。

だが、必死に生きている鳥たちにとっては、人間の趣味や遊びのために追いかけられるのでは、たまったもんじゃないのである。 野鳥撮影には何かテーマが必要なのではないかと思っている。 テーマに沿った撮影を続けることによって、何かがつかめると思うのである。

私の場合、身近な鳥のうち、最も魅力的と思っているオオタカの生態のすべてを記録する。 と言うテーマを持って撮影を続けてきた。 それにより、生息地にはオオタカを見守る多くの方たちや保護団体等がおり、その方たちとコミュニケーションをとったり、その地域のルールを守ったりしなければ、撮影は出来ないと言う事を知ったのだった。 

その地のことを知らない「よそ者」が、ちょっと来て、さっと撮れる鳥ではなかったのである。 最初は戸惑ったが、多くの人達がオオタカが好きなんだと分かると、理解できるのであった。 また、撮影を続けることにより、自然環境のちょっとした変化が、鳥達に大きな影響を与えると言うことも分かったのである。 

この様にテーマを持って継続していると、何かがきっと見えてくると思うのである。 そして、それを大切にしたいと思うのである・・・・。

 

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いつもの森へ

2017-12-24 09:11:29 | 写真

今シーズンの早朝の冷え込みは、例年に比べると格段に厳しい。 早朝出かけるのに気合がいるが、この時間帯でないと、営巣地オオタカは観察できない。

森付近は霜が降り、パウダーシュガーをまぶしたように真っ白な一面に、朝日が当たりキラキラと輝く。 神聖な夜明けだ。 早くも池には氷が張っている。

ここの所鳥が少なくなったと感じているが、今シーズンは更に少ないと感じる。 状況はどこへ行っても同じ様で、皆鳥が少ないと言う。

地球全体の異変の様だ。 今夜サンタクロースを見つけて、鳥をたくさん見せて欲しいと頼んでみようか・・・・。

林のツグミ。

黄色が鮮やかなアオジ。

天辺で見張るシメ。

枯葉をカサコソと、シロハラ。

朝日の中を飛ぶ♀。

カラスと争う。

林の幼鳥。

枝にとまる♂。

杉の枝の♀。

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お知らせ

2017-12-22 11:07:10 | 写真

今年8月より販売していました、電子書籍『里山オオタカ物語』ですが、2018年1月末日をもって一旦販売を終了いたします。 ご購入いただきました多くの皆様には、本当にありがとうございました。

今後、読者様等からいただいた、ご意見、ご指摘等を参考に、また気になっている個所等につき若干修正して、いつになるかは未定ですが、改訂版を出し、それを持って最終完了としたいと思っています。

よろしくお願いいたします。 

Field・Finder

 

 

 

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撮影裏話12

2017-12-21 07:33:41 | 写真

オオタカ営巣地での観察は、オオタカの生活パターン、行動範囲、行動ポイントなどを把握した後、目ではなく耳(鳴声)で行う。

であるから、鳴声が何を意味するか、知っていなければならない。 オオタカ語を知る必要があるのである。 最近は鳴かなくなったとは言え、全く鳴かないわけではない。

オオタカ語は大きく分けて、4種類ある。 ①コミュニケーションをとる時、②警戒、威嚇の時、③交尾の時、④餌を要求する時、餌をもらった時、である。 
初期は①が最も多く、♀はキョッ、キョッ、キョッ・・・・と複数回、♂はケッ、ケッと小さい声で短く鳴く。 この声が聞こえたらペアが居ると言う事で、1羽の時はほとんど鳴かない。 だが最近この①と②があまり聴かれなくなったのだ。 と言う様に、声で行動を判断できるのである。

なので、常に鳴声を聞きながら、行動全体を把握するのである。 餌渡しの場所、交尾の場所など、決まった行動ポイントがいくつかあるが、オオタカはポイントで、待ち伏せされるのを非常に嫌がる。 ポイントに人が長時間居るのが嫌いなのである。 ポイントから見えない場所で待ち、鳴き声が聞こえたら姿を見に移動するのである。 だが、これも長時間また頻繁に行なってはいけない。 そのうち来なくなる。

と言う風に、観察はほとんど鳴き声で行い、目で見るのはあくまでも最後なのである。信頼関係があれば、きっと逃げられることはない・・・・。

見張りのポイントにて。

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観察の日々

2017-12-17 10:29:30 | 写真

今年はやはり寒い。 連日寒さが続くので、歳のせいかもしれないが、疲れがいつもの年より回復しづらい。

オオタカ営巣地3ヶ所へ、観察へ行ってみた。 2ヶ所でオオタカの姿を見た。 まだ完全には定着していないようで不在の時も多い。

オオタカ愛好カメラマンの間では、やはり「最近のオオタカは鳴かなくなったし、飛ばなくなった。」 と言うのが定説のようだ。 皆探し難くなったと感じている。 

今越冬地の狩場に現れている個体は、ほとんどが越冬するタカ。 営巣するタカではない。 愛好家でも探せないのに、数が増えたと言っている行政は、本当に数を数えたのだろうか? などと思ってしまう。

と言うことで、カワラヒワ、アオゲラ、ウグイス、池ではキンクロハジロ、キセキレイなどを観察した。 寒いので、しっかりと防寒対策して出かけることにしよう・・・・。

青空にカワラヒワの黄色が映える。

杉林で餌を探すアオゲラ。

藪からのぞくウグイス。

水沿いの石の上にキセキレイ。

池のキンクロハジロ。

森で休むオオタカ。

獲物を追い飛ぶ♂。

早朝の月。

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撮影裏話11

2017-12-14 07:27:10 | 写真

オオタカなど野鳥の撮影は、大砲の様なレンズでないと、良い写真は撮れないと思っている人が多いかもしれない。 でもそれはひと昔前の話。 確かにフィルムカメラの時代には、ISO400以上では粒子が荒く写真として使えないので、必然的に明るいレンズが必要なため、しょうがなく皆大砲の様なレンズを使っていた。 これでないと満足に写真が撮れなかったのだ。

今のデジタルカメラはノイズ処理、手振れ補正など非常に進化しているので、大砲は必要ない。 確かに大砲の方が画質は良いが、昔ほどの差は出ない。 三脚を使う定置撮影には適しているが、オオタカの撮影はほとんど移動しながら行うので、画質より機動性を重視する。 時には機材を持って走らなければならない。

でも撮影には、値段よりも自分が最も信頼でき、気に入った機材を使う必要がある。 機材に不信感・不満があると、撮影してても楽しくないからである。 そして選んだ機材を手足の様に、無意識で自由に扱えるようにするのである。

今はレンズも非常に性能が良い。 カメラ店はフロントフィルターを進めるが、フィルターは付けないほうが良い。 入射光をできる限り反射させない様前玉に施した、ナノレベルのコーティングの性能が生きないからである。 フードを付ければ、前玉を傷つけることはめったにない。

こうして、撮影の知識、機材の知識、野鳥の知識を充分身に着け、撮影に出かけるのである・・・・。

空を飛ぶ♀。

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幼鳥の狩り

2017-12-10 08:20:08 | 写真

先日、川へ観察に行ったとき、オオタカ幼鳥の狩りに遭遇した。 中州近くの浅瀬に、コサギやダイサギが群れをなし採食中だった。 突然群れが飛立ち、辺りに居たカラスも一斉に飛立ち騒然となった。

何事かと思ったら、オオタカ幼鳥が、1羽のコサギを追いかけながら、こちらへ向かって来た。 幼鳥が狩をしたのだった。 コサギは何度か水に沈められたが、最終的には逃げ延びることが出来た。

10年以上オオタカの観察をしているが、狩りの瞬間を見られるのはそう多くない。 何度か見た事はあるが、一瞬の出来事でスピードが早く良い写真は撮れない。 今回もほぼ目の前の出来事だったが、手前の枯れ草にケラレ、完璧ではなかった。

だが、狩りに遭遇できたことはラッキーだった。 観察を続けていると、突然いろんなことが起きる。 今度は狩りの瞬間をイメージ通り撮ってみたい・・・・。

コサギを追う幼鳥。

狩りの様子。

枝に並ぶカワラヒワ。

セグロカモメ?が飛ぶ。

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撮影裏話10

2017-12-07 11:16:30 | 写真

オオタカは身体的、性格的、行動的に個体差が大きく、「オオタカとはこういう鳥だ。」 と決めつけることが出来ない鳥である。 なので、こんなことはないだろうと油断していると、決定的チャンスを逃すことになる。

ハヤブサの様に、空中で求愛給餌の餌渡しをするペアもいれば、電柱や鉄塔で交尾するペアもいる。チョウゲンボウ並みにホバリングしたりもする。
最近は広い公園や住宅の裏地、農家の庭など、こんな場所にと思う所でも繁殖する。 環境適応能力もかなり有るのだが、残念なことに人間が嫌いなので、都市部への進出があまり進まないのである。(減ることはあっても、今以上は増えることは無いだろう。)

営巣地観察で困るのは、♂♀の区別である。 2羽居れば大きさが違うのでわかるが、1羽づつだと分からない。 初めての森だとほとんどわからない。 冬だと寒くて羽毛を膨らませるので♂でも大きく見える。 

ある森の電波塔に、11月頃からオオタカが良くとまっていたのだが、虹彩がオレンジ色なのでずっと♂だと思っていた。 繁殖行動の時期になり、ようやく♀だと分かったのである。 身体的特徴も個体差が大きいのだ。

最近は、鳴かない、飛ばないなど、行動なども以前とはだいぶ違ってきている。 思いもよらない行動をとるかも知れないので、目が離せないのである・・・・。

虹彩がオレンジ色の♀。

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河原にカササギ

2017-12-05 16:42:22 | 写真

今シーズンは珍しい鳥によく会う。 多摩川の河原に、九州など一部にしか居ないはずの、カササギが降りていた。 水辺へ歩いてきたが、やがてカラスに見つかって追いかけられ、何処かへ行ってしまった。

始めカラスの部分白化個体かと思ったが、ハシボソカラスより小さく、翼の付け根が青く、尾羽が緑色だった。

こんなところにカササギ。

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