新たなオオタカの森へ行った。 鉄塔に縞の濃い若い♂がとまっていた。 その後、林縁での巣材集めや、交尾不成立後、杉の枝に並んでとまるペアを観察した。 活動は始まったばかりのようだ。
野生生物に係る時、調査圧、撮影圧などを考える必要がある。 調査圧とは、野生生物の生息地に入り色々調査する場合、調査行為自体が対象とする生物へストレスなどをかけてしまい、本来の行動・生態を損ねてしまうと言うような事である。 撮影でも同様なことが起こると考えられる。
サラリーマンだって上司に四六時中監視されていたら、ストレスで本来の能力が出せないであろう。 これが毎日続くと、小さなダメージがだんだん溜まっていき、やがて病んでしまう。
このような圧力によるダメージを回復させ元に戻すには、圧力から解放された一定の時間が必要なのである。
撮影圧を避けるため、同一場所では2~3日空けながら撮影を行っている。 連日撮影を行っていると、やがて大きなダメージを与え、生息場所を放棄したり、移動したりして、最終的には居なくなってしまうのである・・・・。
青空を飛ぶ。
杉の枝に並んでとまる♂♀。
枝の♀。(バックが非常に明るく森の中は暗いので、撮影が難しかった。)