オオタカの繁殖行動の調査・観察を行ってきたが、現在、新型コロナウィルスの猛威が広まっている。
オオタカの森への移動手段が公共交通機関であること、および退院後いまだ体力が元に戻らず疲れやすいことなどから、しばらく観察や調査を休むことにした。 繁殖期本番中で非常に残念だが、やむ負えないと思っている。
*日本野鳥の会でも、3月末まで探鳥会の中止を決めたようです。
また、台風で荒らされた営巣林の存続を、NPOに協力要請してみたが、無回答であった。
以前、別の森のオオタカの保護を、役所にお願いしたことがあるが、ただ立ち入り禁止にし、立て看板を沢山立てたのみであり、逆にオオタカが居る場所を、教えてしまったのみであった。
この結果、我々も立ち入れなくなり、悪質なカメラマンのみが、多数入ってしまい、繁殖失敗、営巣地の消失につながってしまったことがあった。
このように、保護する側が、現地の実情やオオタカの生態、保護の本質、やり方を全く知らず、逆効果になってしまうことが多々あるのである。
個人的な活動では力がなく、やっても仕方ないのかなと、この頃思っている。 このまま続けても、無力感のみが増していくような気がしている・・・・。