Field・Finder -野鳥写真へのいざない-

主に各地の里山環境にて撮影した野鳥写真です。
オオタカ生態写真の完全保存版 『里山オオタカ物語』 のデータを販売中!。

鳴声による観察

2018-11-26 09:17:10 | 写真

オオタカの森にて観察。 久しぶりに鳴き声を聞いた。 上空旋回も観察。

私の観察法は、目視による観察が半分、鳴き声による観察が半分である。 オオタカが一声鳴けば存在が分かる。 鳴き方でもほぼ何の行動か分かるところまで来た。

繁殖期前期は特に慎重な行動が必要なので、鳴き声による観察の方が多い。 目視できたら幸運だと感謝するのである。

またカラスの鳴き方でも猛禽の存在が分かる。 猛禽を威嚇する時の鳴き方があるので、その声を聴いたら、そちらの方向へレンズを向ければよいのだ。 大体猛禽が飛び出してくれる。 

カラスの他にも、カケス、オナガ、ヒヨドリなどの鳴き方でも、猛禽の存在が分かる時がある。 自然観察では、五感をとぎすまし、一人だけで観察するのが良いと思っている・・・・。

林を飛ぶオオタカ。

幼鳥も超低空で頭上を通過。

ハイタカ。

いつもフレンドリーなヤマガラ。

シメが梢に。

佇むコゲラ。

朝露。

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観察の面白さ

2018-11-22 11:36:32 | 写真

森へ出かけた。 ここの所オオタカが、低空でうろうろしているので気が抜けない。 しかし前触れもなく突然現れるので、ほとんど撮影の対応ができない。

この時期♂が、テリトリーに侵入してくるライバル♂や、他の猛禽を追いかける姿をよく見かける。 幼鳥も最終的には追い出されるが、幼鳥♀は最後までテリトリーに残っていても許されるようである。

幼鳥♀は2年目から繁殖可能なので、繁殖途中に成鳥♀が何かの原因でいなくなったら、すぐ幼鳥♀に交代できるようにしているようである。 実際繁殖途中、ペアの成鳥♀から幼鳥♀に代わった例を2回観察している。 テリトリーの♂は全く抵抗感なく、交代できるようである。

観察を続けていると、他にも色々面白いこと、不思議なことが起こる。 「オオタカとはこのような鳥」と一言で言い表すことは、全くできないのである・・・・。

低空を飛ぶ♂。

遠くを飛ぶ♀。

天辺にとまるノスリ。

空を旋回。

空を飛ぶハイタカ♀。

ハイタカ♂。

突然オオタカに襲われ、池で警戒するオシドリ。

柿を食べるオナガ。

林のエナガ。

色付く林。

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繁殖初期

2018-11-18 09:45:32 | 写真

オオタカの森で観察、今頃の季節は繁殖期の初期だ。 10月に入るとテリトリーに♂が戻ってきて、あちこちで姿を見るようになる。 しばらくするとテリトリーに♀が入り、♂を待つようになる。

お互いに繁殖相手にふさわしいか吟味・確認して、ふさわしいと判断できると、求愛給餌やペアのディスプレイフライトを繰り返し、絆を深めていくのである。

だが、すでに何回か繁殖成功しているペアは、あまりディスプレイフライト等は行わないようである。 その後♂は、侵入者を追い出したり、カラスと戦ったりと、テリトリーの確保に大忙し、繁殖の準備を整えていくのである。

この時期♀は、♂とコミュニケーションを図るため、以前は良く大声で鳴いたのだが、最近はほとんど鳴くことが無くなった。 

これからは楽しい季節である。 くれぐれもオオタカの活動の邪魔をしないよう、注意しながら見守りたいものである・・・・。

*この時期川や池で狩りをするのは、越冬のために飛来した、この地で営巣しないオオタカがほとんどで、近くで営巣している者も少数混ざっている。

ノスリが何かを気にしながら飛んできた。

突然背後からオオタカが蹴りを入れた。

蹴りを入れた張本人。テリトリーを守る♂だった。

木の先端のアオゲラ。

藪のアオジ。

元気なヤマガラ。

ハイタカが飛んだ。

岩の上のタヒバリ。

カワセミがとまる。

川にはカンムリカイツブリ。

光るススキ。

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11月の空

2018-11-11 08:03:33 | 写真

MFの森へ行った。 ようやくオオタカが現れ、水浴び後?の羽を乾かしに檜の天辺にとまる。 その後カラスの急襲をかわし飛んで行った。

撮影効率を上げると言って、すぐに別の場所に行ってしまう人たちがいる。 そもそも効率と言う言葉は、野生生物の撮影には当てはまらない気がする。

野生生物の撮影では、対象とする生物の生態を熟知するため、ひたすら観察を続け、自分が心に描くシーンに出会う確率を、上げていく必要があると思っている。 我慢・忍耐のない所に結果はないように思う。

11月の青空、沢山の猛禽が飛んでくれた・・・・。

オオタカ、檜で休んでいたら、カラスの急襲を受けた。

幼鳥が飛んだ。

ノスリが2羽、争いながら飛ぶ。

ハイタカが飛ぶ。

カワセミがにらみ合う。

ハクセキレイが、草の根をくわえる。

森に射す朝陽。

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オオタカとハイタカ

2018-11-05 08:32:37 | 写真

部屋の温度計で、ここ一ヶ月の間に、朝の気温が5~6℃下がった。 急に寒くなったせいか、体調がやや思わしくない。 で、あまり撮影に出かけていない。

以前から記載しているのだが、web上のブログ等を見させてもらっているが、ハイタカとオオタカの間違いが非常に多い。 今や半分以上が間違っている。 余計なお世話かもしれないが、種の同定は慎重に行った方が良いと思う。 ブログの内容まで疑われてしまうかもしれない。

確かにハイタカとオオタカは似ており、飛んでいると判別しにくい時もあるが、よく見れば全く違う。 以下に両者の違いを写真で示す。 ただひたすら、「観察して考察」、これを何回も繰り返すことが必要と考えている・・・・。

上記がハイタカ。

上記がオオタカ。

ハイタカの♂、♀、幼鳥。

オオタカの♂、♀、幼鳥。

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