東京に「木と暮らしのふれあい展」に参加してきた。
今年で、3回目だ。このベントに参加する目的のひとつに「新製品開発のための市場テスト」がある。
木青会で需要開拓の委員会を開催している。今年の新製品開発は、3cmのサイコロを商品開発するということだ。
ワークショップ形式で進めてきた。3cmのサイコロが幾らで売れるだろうかということだ。
みんなで進めたモノでできたのが、「杉のパズル」だ。
私のアイデアは、「杉のプライベートキューブ」だった。
東京のイベントは、新しい商品開発の試験をするにはもってこいの場ではある。
地元でやるとどうしても知り合いや慣れが生じてデータが上手くいかないのだ。
委員会メンバーの多くが、支持したパズルは、今流行のそのまんま知事のイラスト入りだ。宮崎県民が考える史上最強のツールだろう。
結果は、¥900の売り上げだった。甘い予感はみごとにはずれた。
焼印代もでない。(笑い)(焼印製作代は80000円位)
これでは、杉キューブの値段もでない。最後は、無料配布にした。別にこれで儲けようとしているわけではない。宮崎の杉をPRできれば良いのだから、パンフレットを手にとってもらえれば、良いのだから…。
杉キューブのパズルは100個。一組9個だから、900個使ったことになる。1個10円として90円。90円の杉を付けてパンフレット100枚配った計算ができる。
でもワークショップをするとどうしてもパズルが多くなる。そこでパズルを商品に入れた。途中で「そのまんま一棟」の企画が具体化し、後でも使えるような工夫をして「知事のイラスト」と「宮崎の杉」という焼印を追加した。
事前のモニター調査では、300円が妥当とでた。多分100円程度だろうと…。
ところが、東京にもって行くとすこぶる評判がいい!いけると踏んで1000円の表示をして販売を開始した。
結果は、全くダメ。そのまんまでは全く売れないことがわかった。
事前調査の価格にしたが、無理だった。まあ、これも経験だ。この手のイベントは、無料のモノがたくさんあり、モノを販売することが難しい。1年目の時に十分わかっていた。
私のアイデアは、血液型のA型、B型、O型、AB型の4種類の焼印。新製品の開発は、当初、「杉のプライベートキューブ」でやろうと考えていた。血液型のほかに星座や干支を考えていた。焼印の1本が3000円くらいだから、72000円くらいかかる計算だ。
血液型のキューブは、皆さんもって帰っていただいた。ついでにパンフを渡した。まあ、まずまずのできだった。200近いパンフレットは持って帰っていただけただろう。
そこで考えたのが、杉サイコロはただ。血液型もただで差し上げる。そして、次に干支や星座を入れると100円で売るというのはどうだろう。これで行けば、パズルより、高価格で売れる。
アイデアには底がない!!
また実験してみよう!!