判断の基準・鑑定１１６ー１０

判断の基準 ・１０ 

透明「みなさ～ん 

　　　今日は、魔導の日ですよ～ 

　　　あっ忘れちゃってた 

　　　という事が無いように、記事の途中ですが、

　　　念のためお知らせしちゃいました

　　　みなさん

　　　願い事は決まりましたか

　　　時間は覚えていますか

　　　年に一度のチャンスを是非、掴んでくださいね～」

魔導の日の魔法陣はコチラ２０１８年！魔導の日～！！ 

・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆

「ガヤガヤ 」

透明「(やっぱり、二階みたいだな)」

園の奥へと続く廊下から、二階へ続く階段をのぼり、

音のする部屋へ

園長「さ、作治さん落ち着いて」

作治「お、俺は、どうせ

　　　誰の指図も受けない」

あれ思っていた感じと違う

私はてっきり、沖田さんや剛史さんのような

昔ながらの職人気質な人だと思っていたけど・・・。

作治さんと呼ばれる、そのご老人は、見るからに痩せこけ、

 今にも倒れそうな感じのお爺さんだった・・・。

透明「どうされたんですか」

園長「と、透明さん」

作治「・・・誰だあんた」

透明「あっはじめまして私、透明と申します」

作治「・・・はんあんたか・・・他の奴らを誑かしている

 　　　占い師ってヤツは・・・。」

透明「あははっ(誑かすって・・・。)」

作治「園長アンタも、こんな得体のしれないの連れて

　　　くるんだったら、坊さんでも連れてきて、説法して

　　　もらった方が、なんぼか良いだろう

　　　少しは、考えろよ」

園長「作治さん彼は 」

透明「が～～～～ん  」

作治「」

透明「確かに、占い師って・・・そう見られますよね・・・

　　　はぁ～・・・わかってるんです・・・でも、でも、

　　　仕方ないじゃないですか～・・・分かってますよ

　　　分かってますとも・・・ 。」

その場で座り込んで、派手にイジイジする透明先生・・・。

園長「作治さん」

作治「あえっ、えっと・・・わ、悪かったよ

　　　そこまで、落ち込むとは・・・言い過ぎたと・・・」

透明「ニコッ作治さんは、良い人ですね」

作治「は、はぁ～」

透明「悪かったと思ってくれたなら、少しだけ私と

　　　お話してくれませんか」

作治「な、何で俺が・・・それに、俺は・・・占いとか・・・。」

透明「はぁ～・・・そうですよね・・・そうですよね 」

作治「・・・わ、わかったわかった

　　　お、俺は、元々、占いとかには興味ないんだ

　　　だが、話ぐらいならしてやるよ」

透明「ありがとうございます」

そう言うと、作治さんの前にイスを持ってきて

ドカッと座る透明先生

作治「・・・変なやつだなぁ～」

それにつられ、作治さんもイスに座る

・・・作治さん、思った通り、結構理性的な人だ

だからこそ、さっきの奇行が気になる・・・。

透明「園長ごめんなさい

　　　そこの掃除は、後でやりますから、

　　　少し、外してもらえますか」

園長「透明さん・・・わかりました」

そう言うと豊喜さんは、スタッフを連れて部屋を出る

透明「さて、作治さん」

作治「」

透明「どうして、ガラスのビンなんて

　　　これって、事故それとも・・・。」

作治「わざとだよ」

透明「もしかして、それって楽しいの」

作治「はぁ～そんなわけ無いだろう」

透明「でも、よくやるんでしょ」

作治「べ、別に、よくやるわけじゃぁ・・・。」

透明「わかった何かの願掛けそれともゲーム」

作治「違うだろ普通は、当てつけだろ」

透明「なぁ～んだそうなんだ」

作治「なぁんだって・・・・お前さん、変わってるな」

透明「そう」

作治「・・・普通は、ビンを投げたことより、

　　　何が気に食わなかったかを聞いてくるだろ」

透明「えっそこには、あまり興味がないなぁ～

　　　投げた理由を聞けば、何となくわかるでしょ」

作治「はぁ」

透明「ゲーム感覚なら、楽しいからだろうし、願掛けなら

 　　　真剣に何かを願っているだろうし、当てつけなら、

 　　　まあ、嫌がらせか、虫の居所が悪かったのか

　　　深読みすれば・・・・気を引きたかったのか 

　　　ぐらいじゃない」

作治「」

透明「くすっ」

作治「はぁ～・・・お前さんの判断基準がよくわからんが、

　　　まあ、頭は悪くなさそうだな

　　　俺は、頭の悪い奴が大嫌いなんだ

　　　だが・・・まあ、お前は大丈夫そうだな

　　　・・・・俺は、もう時期・・・死ぬんだよ」

透明「・・・・そうみたいですね・・・。」

作治「」

突然の宣告と了承・・・。

次回、作治さんに何が起きたのかが明らかに 

　

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

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判断の基準・鑑定１１６ー９

判断の基準 ・９ 

園長との話を終え、太郎さんの自慢話に付き合い

次の和子さんには、おねだりをされ

その次の剛史さんには罵られながらも

鑑定をこなしてゆく透明先生

透明「(ふ～っ・・・もう少しで終わりかな)」

そう思った瞬間

「ガシャ～ン 」

透明「」

「ガヤガヤ 」「ザワザワ 」

透明「(奥の方２階か)」

ガラスが激しく割れた音がする

園長「ど、どうしたんですか」

ヘルパー「園長すみません

 　　　　　また、作治(さくじ)さんが ・・・」

園長「またか」

急いで園の奥へ走ってゆく豊喜さん・・・

太郎「はぁ～またかよ」

七子「本当に困ったわねぇ～」

和子「こっちが、参っちゃうよねぇ～」

透明「あの～っ皆さん、作治さんて」

七子「ああ透明ちゃんは、会ったことないのよね」

太郎「そうかあの死にたがりは、占いなんて

　　　信じねぇ～もんなぁ～」

透明「死にたがり」

和子「そうなのよ～、自分はもうじき死ぬんだ～って、

　　　いつも、園の物を壊したり、人に当たったりするから、

　　　皆、参っちゃうんだよ～」

透明「・・・・。」

なんか、気になるなぁ～

「ガシャ～ン  」

和子「ひぃ～～～っ」

太郎「まだやってるよ」

剛史「あの野郎～俺がトッチメてやる」

七子「やめなよアンタが行くと、余計こじれるでしょ～」

透明「私が行ってきます」

和子「えっ」

太郎「透明やめとけやめとけ」

剛史「いくらオメェ～でも、アイツは無理だ

　　　一発殴ってやった方がはぇ～んだよ」

七子「透明ちゃん、怪我するから」

透明「大丈夫ですよ

　　　こうみえて、私、結構強いんですよ～」

と笑顔で、力こぶを作って見せる

剛史「お、オメェ～け、結構・・・」

七子「本当凄いのねぇ～」

い、いや、冗談でやっただけだから、感心されても

透明「と、とにかく、気になるので行ってきますね」

太郎「お、おう気をつけてな」

和子「透明ちゃん、頑張って」

なんだか、変な期待されているような・・・

しかし、死にたがりかぁ～

私は、園の奥の部屋へ歩を進める ・・・。

　　　　　　

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

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判断の基準・鑑定１１６ー８

判断の基準・８

透明「次に、身体的アプローチですが、先程

　　　私が昌子さんの左手を取っていたのを

　　　見ていましたか」

園長「ああそういえば、手相を見ていましたよね」

透明「あれは、手相もそうですが、手に集中している

 　　　主神経に刺激を与えてもいたんです」

園長「なるほど」

透明「手には、反射区といって其々の臓器に繋がる

　　　神経が通っています

　　　今回は、そこに私の気を流しましたが、

　　　通常でも、手を使って脳の神経に刺激を与える

　　　ことができます

　　　ただし、大切なのは、刺激が繋がりやすい

 　　　手を選ぶことです」

園長「繋がりやすい手ですか」

透明「はい

　　　豊喜さんは、どちらの手が利き手ですか」

園長「私は、右手です」

透明「それじゃぁ～、右手出してください」

園長「」

豊喜さんの右手を軽く揉む

透明「感覚は覚えましたね」

園長「えっは、はいちょっと痛かったです」

透明「ツボを刺激していますからね

　　　次は、左手を・・・。」

左手も同じ力で同じ様に揉む

園長「えっな、なんか、感じにくい・・・」

透明「さっき揉んだ力と同じなんですよ～

　　　利き手の方が痛みを感じやすいでしょ」

園長「は、はい」

透明「実は、利き手というのは、長い年月使われて

　　　きているので、感覚が取りやすいように、

 　　　脳が常に重視しているんです」

園長「それじゃぁ～繋がりやすい手というのは、

　　　利き手ということですか」

透明「残念その逆です」

園長「えっ」

透明「脳というのは、刺激に対して予想を立てる

　　　ものなんです

　　　実は同じ力で手を揉んでも、普段使っている

　　　利き手の方が、刺激の度合いの予想がつく

　　　そのため、脳はその刺激の度合いを図り直す

　　　ことはせず、ある程度、記憶の中の刺激を

 　　　伝達するだけで、怠けてしまうんです」

園長「な、なんだか、不思議な・・・」

透明「まあ、それだけ利き手に頼っているという

　　　ことですよね

　　　ですから、この利き手を使ってしまうと、

　　　脳は活性化せず、怠けてしまう

　　　では、脳を活性化するには、どうすれば良いのか

　　　それは、脳に新しい刺激を与えることです」

園長「なるほど確かに、新しい事というのは、

　　　覚えるために頭を使っている気がしますよね」

透明「その通りですから、脳に新たな刺激を与えられる

　　　のは、利き手と逆の手となるんです

　　　豊喜さんの左手の感覚が鈍かったのは、

　　　脳が同じ刺激を学んでいないためで、学ばせるように

 　　　刺激を与えれば、脳は活性化してゆきます

　　　そして、特に脳にアプローチできる手の場所は、

　　　中指の第一関節部分の先で、ここを刺激してあげると

　　　脳は記憶しようと努力してくれます」

園長「利き手とは逆の手の中指の第一関節部分の先ですか」

透明「先程もお話したように、手というのは、あらゆる臓器や

　　　身体の部位に繋がっています

　　　もっとも簡単な説明をすると、手を広げた図を

　　　身体に見立ててもらえるとわかりやすいと思います

　　　要するに、頭が中指の第一関節までとすれば、

　　　左手の人差し指と右手の薬指は身体の右腕と表し

　　　左手の薬指と右手の人差指は身体の左腕を表します」

園長「ということは、え～っと・・・

　　　左手の親指と・・・右手の小指は右足で、

　　　左手の小指と・・・右手の親指は左足を表して

 　　　いるということですよね」

透明「その通りです

　　　ということで、アプローチする場所は、わかりましたね

　　　これは、アルツハイマーや痴呆以外でも、普段から

 　　　記憶がハッキリしなかったり、忘れっぽくなったりした時に

　　　使えますので、覚えておくといいですよ」

園長「利き手と逆の手の中指の先を揉めば良いんですね」

透明「ええそれと、アルツハイマーや痴呆の方には、

　　　これを行う際、もう一つ大切な要素が必要です」

園長「と、言いますと」

透明「手を揉む際、相手の目を見て語りかけることです」

園長「そういえば、昌子さんの時も、手を見ずに話して

　　　いましたよね」

透明「はい

　　　特にアルツハイマーの方は、手を揉む際に、

　　　感覚が通常より弱くなっています

　　　ですから、少しずつ強めて行きながら、相手が

　　　目線を手にもってゆくまで、強さを調整して

　　　揉むようにしてください

　　　ある程度強いなぁと感じれば、話に集中できなく

　　　なって、必ず手を見ますから」

園長「なるほど～そこまで考えて行っていたんですね

　　　確かに、少し痛いと思えば、自然と手を見ちゃいます

　　　からね」

透明「もちろん、強ければ良いというワケではないので、

　　　少し手を気にし始めたら、そこから少し弱めて全体を

　　　揉んであげると、脳も話と手の感覚両方をとろうと

 　　　回転して行きますので、少し試してみてください」

園長「いやぁ～タメになりました

　　　透明さんは、本当に色々と考えているのですね」

透明「あははっ職業病なだけですよ」

太郎「おいいつ迄話し込んでるんだ

　　　次は俺だ園長早くしろよ～」

園長「あっす、すみません」

透明「太郎さんお待たせ

　　　それじゃぁ～、始めようか」

次回、事件が・・・

　　　　　　　　続く・・・。

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判断の基準・鑑定１１６ー７

判断の基準 ・７ 

園長「今、メモを用意しますね」

豊喜さんが、事務室にメモを取りに行く

園長「お待たせしました」

透明「では、いいですかまずは食事からですが

　　　アルツハイマーや痴呆を遅らせる為に必要なのは、

　　　感覚的な刺激を食事という習慣に取り入れることです」

園長「それが、ワサビというわけですね」

透明「ええただ辛いものという概念ではなく、

　　　脳へ直接アプローチできる食材を使うというのが

　　　大切で、辛味や苦味、甘味や酸味などの中で

　　　脳を動かすことができる食材を選び食することを

　　　意識しておいてください

　　　先程も言ったワサビは、辛味の代表で、

　　　ワサビの辛味は、脳の記憶伝達を促進して

　　　くれますので、火を通さずナマで食べる様に

　　　します

　　　苦味であれば、コーヒー

　　　甘味であれば、サトウキビから出来ている黒糖

　　　酸味であれば、梅干し

　　　がおすすめですが、中でもワサビは、特に刺激を

　　　直接伝えてくれるので、アルツハイマーや痴呆の

　　　進行を抑えてくれます」

園長「ちなみに、ワサビはチューブで売っているものでも

　　　大丈夫ですか」

透明「本当は、生のワサビを手に入れて、食べる前に擦って

　　　頂いたほうが良いのですが中々手に入らない場合は、

　　　刺激の強めの物であれば、ある程度は効果があると

　　　思います」

園長「そうですかわかりました手配できるかやってみます

　　　それ以外に食べたほうがよいものは」

透明「梅干しも効果的ですね

　　　ちなみに、脳へのアプローチが強い順番は、

　　　辛味のワサビ、酸味の梅干し、甘味の黒糖、苦味のコーヒー

　　　となっているので、進行状況に応じて食していただければ

　　　良いと思います

　　　それと、梅干しであれば酸味が強い物

　　　黒糖であれば、アメではなく黒糖を砕いただけのもの

　　　コーヒーであれば、豆からひいたものを取り入れる

　　　ようにしてください

　　　なるべく、人の手が入っていない方が効果が

　　　期待できますから」

園長「なるほど

　　　そう考えると、普段使う塩とかも自然のものが

　　　良いのでしょうか」

透明「基本的にアルツハイマーや痴呆の方には、

　　　避けたほうが良いと思います」

園長「そうなんですか」

透明「塩味は、自然な物ほど強い刺激をもたらしますが、

　　　元々、過剰な塩分が脳を収縮させる原因にもなりますので、

　　　塩分は薄めにした方が良いですし、砂糖にも塩分が入って

　　　いますので、甘味は黒糖を使うと良いでしょう」

園長「そ、そうなんですね気をつけます」

透明「それと、食事の時にオススメなのは、

　　　ただ、その食材を食べるのではなく、誰かと一緒に

　　　食事をしながら、昔話をしてあげることが

 　　　一番効果的なので、できるだけ一人で食事をさせず、

　　　問いかける人が側にいる方が、進行を遅らせる一番の

　　　決め手になりますので、覚えておいてください」

園長「わかりました」

透明「実際にこの方法で、アルツハイマーの進行が止まり、

　　　脳が活性化したことで、普段の生活が劇的に変化

　　　した方もいらっしゃいますので、是非取り入れて

　　　みてくださいね」

園長「はい」

透明「さて、次に身体的アプローチもお教えして

　　　おきますね」

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　

　　　

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判断の基準・鑑定１１６ー６

判断の基準 ・６ 

次は、昌子さんか～

昌子「・・・・」

透明「こんにちは、昌子さん」

昌子「・・・・んっ」

透明「(あちゃ～っ思った以上に進んでるなぁ～)

　　　昌子さん私のこと覚えてるかな」

昌子「・・・・う～ん・・・」

園長「すみません、最近・・・」

透明「大丈夫ですよ」

昌子さんは、重度のアルツハイマー病を患っている・・・。

３ヶ月前に来た時には、そこまででは無かったが、

やはり３ヶ月という時間は、アルツハイマー病の方には

長過ぎる時間なのかもしれない・・・

透明「私は、透明と言います

　　　実は、これでも占い師なんですよ～」

昌子「そうかい占い師さんかい

　　　私も若い時は占いをしてもらいに行ったもんだよ～」

透明「そうなんですか

　　　どうですか一度、占いをさせてもらえませんか」

昌子「ええ～良いのかい」

透明「是非」

園長「・・・・」

昌子「それじゃぁ～、お願いしようかねぇ～」

透明「それじゃぁ～、昌子さんの左手を見せてもらえますか」

昌子「こうかい」

昌子さんは、左手を差し出してくる・・・。

私は、その手をそっと取り、手相を見る振りをしつつ、

左手に気を込めながら、軽く表面を揉んでゆく

透明「ほぉ～良い手相ですねぇ～」

昌子「そうかい

　　　長生きはできそうかい」

透明「もちろん、長生きできますよ」

昌子「嬉しいねぇ～」

透明「そういえば、最近、娘さんは来てくれていますか」

昌子「ええ昨日も来てくれましたよ」

園長「」

透明「一人娘さんでしたっけ」

昌子「そうなのよ～ 来れば口やかましいけど、

　　　何だかんだで居ないと寂しいものなんだよねぇ～」

透明「そうですよね～」

昌子「そういえば、透明ちゃん

　　　前回来た時、お守りもらったじゃない

　　　あれって、まだ持っていていいのかい」

園長「ま、昌子さん」

昌子「んっ なんだい園長さん」

園長「え、えっと 私のことわかります」

昌子「何いってるんだい 当たり前だろう

　　　年寄りと思って、馬鹿にしてるのかい」

園長「そ、そんなわけでは・・・」

透明「昌子さん お守りは、次に私が来るまでは

　　　肌身離さず持っていてください

　　　次に来た時に、新しいお守りにかえますからね」

昌子「そうかい覚えておくよ」

透明「それと、昌子さんに一つお願いなのだけど・・・。」

園長「」

昌子「なんだい」

透明「私が次に来るまで、毎日少しだけワサビを

　　　口にしてもらえるかな」

昌子「ええ～っワサビかい

　　　わたしゃ～辛いのが苦手なんだよねぇ～

　　　まあでも、透明ちゃんが食べろというなら、

 　　　何かあるんだろうから、頑張ってみるよ」

透明「園長さん良いですかね」

園長「は、はいワサビですね

　　　量とか、後で教えてくれださい」

透明「わかりました

　　　昌子さん今日の鑑定はこんな感じだけど、

　　　他に何か聞きたいことあるかな」

昌子「こんな歳になると、特に聞きたいことなんて

　　　健康ぐらいなもんよ

　　　透明ちゃんに、まだまだ長生きできるって聞いたから、

　　　十分だよ 今日もありがとうね」

透明「いいえ どういたしまして

　　　それじゃぁ～、また来た時にね」

そういうと、昌子さんは車椅子で皆のところへ・・・。

園長「びっくりしました 

　　　先月から、私や園のスタッフの顔すら忘れていたのに」

透明「昌子さんのアルツハイマーは確かに重度ですけど、

　　　脳に記憶が無いわけじゃないんです

　　　もちろん、アルツハイマーが強くなってからの出来事は、

　　　記憶としてとどまり難いですが、過去の記憶を上手に

　　　引き出してあげられれば、まだまだ進行を抑えることは

 　　　できると思います」

園長「そういうものなのですか・・・」

透明「でも、今回は結構進んでしまっていたので、

　　　無理に記憶を引き出した感じなのですが

　　　普段からできる、アルツハイマーの進行を遅らせる方法を

　　　少しお教えしておきますので、取り入れてみてください」

園長「わかりました」

　　　

次回、アルツハイマー病の進行を少し遅らせる方法です 

　　　

　　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

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判断の基準・鑑定１１６ー５

判断の基準 ・５ 

七子さんは、重たい口を開く

七子「それで、息子が一緒に来ないかって

　　　言うんだよ・・・。」

透明「今どき珍しい、親孝行な息子さんだね

　　　でも、それで七子さんが悩んでしまって
　
 　　　いるんだね」

七子「そうなんだよ・・・」

透明「慣れない海外での暮らしも不安だし、

　　　自分が息子さんの足を引っ張って

 　　　しまわないかも考えてるね

　　　それに、この園で得た友達と離れることも

　　　寂しいよね」

七子「さすが、透明ちゃんだね

　　　私の不安を全部理解してくれてる・・・

　　　息子はね・・・本当に優しくて・・・。

　　　早くに旦那を亡くした私を、いつも

　　　気遣ってくれて・・・私には勿体無い

 　　　息子なんだよ・・・」

透明「いつも見ていたから分かるよ

　　　七子さんの息子さんは、本当にお母さんを

　　　大切にしている・・・だから、お母さんを

　　　一人にできない側にいてあげたいと

　　　考えているんじゃないかな」

七子「・・・そう・・・だよね・・・」

透明「でも、七子さんはどうなのかな」

七子「えっ」

透明「七子さんが不安なこと、私は凄く分かる

　　　でも、息子さんが七子さんを気遣うように、

 　　　七子さんも息子さんを気遣っている・・・。」

七子「・・・・。」

透明「七子さんここは自分の気持ちに正直で
　　
 　　　良いんだよ」

七子「えっ」

透明「七子さんは、息子さんに心配をかけるのが

　　　嫌なんだよね

　　　その心配を失くすことができるなら、自分も

　　　海外に行って、できるだけのお手伝いをしようと

　　　考えてるよね

　　　でも、自分に何ができるのか

　　　下手をすれば、自分が息子さんに迷惑をかけて

　　　しまうかもしれない・・・そんな気持ちの狭間で

　　　悩んでいるんでしょ」

七子「・・・コクッ・・・」

透明「それなら、悩まなくて良いんじゃない」

七子「えっ」

透明「七子さんは、息子さんに心配をかけたくない

　　　息子さんは、お母さんが心配

　　　なら、やることは一つだよ

　　　七子さんもう一度、立派な母親をしてあげなよ

　　　女手一つで息子さんを育てた立派な母親として、

　　　息子さんの背中を押してあげて

　　　私から見ても、七子さんは、まだまだ長生きできるよ

　　　この園に来てから、日に日に元気になっているし、

　　　ここなら、七子さんも気兼ねなく生き生きと

 　　　生活できるでしょ

　　　それなら、

　　　「お母さんは大丈夫だから、しっかりと仕事をして

 　　　　立派になって帰っておいで」と昔のように、

　　　　息子さんの背中を押してあげられるんじゃない」

七子「ぐすっ・・・そうだね透明ちゃんの言う通りだね

　　　私もすっかり年寄りの仲間入りだったよ

　　　私もまだまだ母親でいて良いんだよね

　　　・・・・透明ちゃん決めたよ

　　　私は、日本に残って、息子が気にせず仕事に集中できる

　　　ように、健康で元気にいられるように頑張るよ

　　　まったく歳はとりたくないねぇ～

　　　すっかり弱気になっちゃって

　　　透明ちゃん、想い出させてくれてありがとうね

　　　これから、息子に電話してくるよ」

透明「くすっ七子さんなら大丈夫

　

　　　私も七子さんが元気でいられるように、協力するからね」

七子「いつも、ありがとうね」

そう言うと、七子さんは意気揚々と電話をしに部屋へ向かった・・・。

信頼し合える家族だからこそ、離れていてもお互いを

 強く想うことができる

今回のことが、きっと二人にとって良い結果を招いてくれると

思えたからの判断だった・・・。

透明「さてと次は誰かな～」

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

　　　

　　　

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判断の基準・鑑定１１６ー４

判断の基準 ・４ 

透明「・・・・どうして、分かったんですか～ 」

沖田「や、やっぱりオメェ～ 」

透明「でも、振られちゃいました」

沖田「な、なに～～～～～～っ 」

透明「はぁ～・・・伊奈さんには、心に決めた方が

　　　いるんですって」

沖田「そ、そうなのかそ、それは、誰だ」

透明「それは、教えてくれませんでした・・・」

沖田「お、お前、ウレナイシだろう～

　　　そんなこともわかんねぇのか～」

売れない師って何だか、売れ残りみたいな

変な名前つけないでくれ～

透明「占い師ね・・・仕方がないですよ～

　　　伊奈さんが心に決めた人がいるんですから～

　　　それに、私は伊奈さんが幸せになれるなら、

 　　　それを応援したいですから、身を引きます」

沖田「・・・そ、そうか・・・何だか、悪かったな

　　　そうだな伊奈さんが幸せになれるのが一番だな

　　　よし透明飲もう」

透明「いやいやここではダメでしょ

　　　今度、お付き合いしますよ

　　　今日は、フラれた心を癒やすのに、

 　　　しっぽり、一人で飲みますよ～」

沖田「そ、そうか・・・俺も、透明が幸せになれるように

 　　　応援するからなぁ～」

いや、そこで涙ぐまれても・・・・

売れない師＆同情されてるし・・・何だかなぁ～

まあ、でもこれで、お膳立てはOKかな

七子「沖田さんそろそろいいかい

　　　次は、私の番なんだけど」

沖田「お、おおすまねぇな七子ちゃん

　　　もう終わったから、ささどうぞどうぞ」

透明「・・・・」

沖田さん・・・八方美人ですか・・・

やれやれ

透明「七子さんお待たせしました

　　　それじゃぁ～、始めましょう」

七子「まったくここの男どもは・・・。

　　　透明ちゃんも絡まれたら、直ぐに言うんだよ」

透明「はい大丈夫です

　　　七子さんには、いつも気を使ってもらって、

 　　　本当に助かります」

七子「そうかいそう言ってくれると嬉しいねぇ～

　　　さてと、今日なんだけど・・・。

　　　実はね・・・息子が・・・・。」

透明「息子さんって、よく七子さんの側にいる

　　　背の高い方でしたよねぇ～」

七子「そうそう」

透明「そういえば、今日はいらっしゃらないんですか」

七子「・・・・。」

あれっ聞いちゃいけなかったかな」

七子「実はね・・・息子が仕事の都合で、今度

　　　海外に勤務になっちゃってねぇ・・・。」

透明「そうなんだ・・・。」

七子「それでね」

何だか、七子さん辛そう ・・・。

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

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判断の基準・鑑定１１６ー３

判断の基準 ・３ 

透明「伊奈さん何かあったの

　　　ちょっと、元気ないみたいだけど」

伊奈「透明ちゃんには、隠せないねぇ～

　　　実はね交際を申し込まれてるのよ・・・。」

な、なに～～～～っ 

透明「こ、交際って・・・お付き合いということ

　　　ですよねぇ」

伊奈「そうなのよ・・・こんな年になってねぇ～」

透明「(くすくす最初は驚いたけど、女性はいくつになっても

　　　　乙女なんだなぁ～なんか、可愛いかも)

　　　伊奈さんは、その人のこと、どう思ってるの」

伊奈「わ、私は・・・１０年も前にお父さんを無くして・・・」

透明「寂しかったよね」

伊奈「ええ・・・でも、今更・・・。」

透明「その反応だと、伊奈さんもまんざらじゃぁ～無いみたいだね」

伊奈「・・・・コク ・・・。」

透明「素敵なことじゃない

　　　何歳になっても人は心から繋がりたいものだよ

　　　もし、伊奈さんが良いなら、受けてみれば」

んっさっきから、視線を感じるけど・・・。

遠くから、チラチラと鉄二さんがこちらを気にしている

透明「(ははぁ～ん鉄二やるじゃぁないか)」

私は、小声で伊奈さんに語りかける・・・。

透明「伊奈さん鉄二さんは、ぶっきらぼうだけど、情に厚い

　　　いい人だよ」

伊奈「」

伊奈さん、顔真っ赤

伊奈「何で分かったんだい」

透明「くすっ私は何でも分かるんですよ～」

伊奈「あははっ透明ちゃん、怖いねぇ～

　　　でも、いつも元気をくれる

　　　私が若ければ、誰に言われても透明ちゃんを

 　　　選ぶんだけどねぇ～」

透明「それは、光栄だよ

　　　でも、今は鉄二さんに殺されそうだから、

　　　遠慮しておくね」

伊奈「はははっ確かに、ヤキモチ焼きだからねぇ

　　　透明ちゃん、ありがとうね

　　　ちゃんと、考えてみるよ

　　　はいこれ」

透明「ありがとう美味しそうなミカンだね

　　　後で、いただくよ」

そう言うと、鉄二さんを横目に部屋へ帰って行く伊奈さん

慌てて、それを追いかける鉄二さんが、とても可愛い

透明「さて、お次は・・・。」

沖田「おい透明 」

透明「・・・どうしたの沖田さん」

沖田「どうしたじゃぁねぇ～

　　　さっき、い、伊奈さんを口説いてたろ～」

透明「はぁい～」

沖田「お、お前伊奈さんのこと、どう思ってるんだ」

うわ～っ伊奈さんモテモテじゃぁん

さて、鉄二さんのこともあるし・・・なんて答えようか

　　　　　　　　　続く ・・・。

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判断の基準・鑑定１１６ー２

判断の基準 ・２ 

透明「みなさ～んちゃんと、並んでくださ～い」

園長「出久さん次はあなたでしょ

　　　こっちこっち」

この方は、福祉施設の園長

端良木　豊喜(はしらぎ　とよき)さん

園長「透明さんすみません

　　　透明さんが来ると、皆さんハシャイじゃって

　　　しかし、すっかり利用者さんのアイドルに

　　　なっちゃいましたね～」

透明「あははっ光栄ですよ

　　　でも、今日は多いですねぇ～」

園長「そうなんですよ最近、園に入って来た方も

　　　多くなって、今では満杯状態ですからねぇ～

　　　こちらも、人手が足りなくて」

透明「大変ですね」

出久「お待たせしちゃったねぇ～化粧に時間

　　　かかっちゃって透明ちゃん

　　　今日はね」

お年寄りの方々は、元気イッパイ

それでも、沢山の悩みを持っていて、

深いものから、世間話まで、多種多様な質問を

 聞いてきてくれる・・・。

中には、私自身も本当に勉強になる知識や考えを

くださる方もいらっしゃるので、私も楽しみながら

鑑定をしていた

午前の鑑定時間が終わり、何だかんだで、お昼時間

透明「ふ～っ」

園長「お疲れ様でした」

透明「いえいえ楽しかったです」

園長「しかし、透明さんもお忙しいのに、

　　　いつも気にかけてくださって、本当にありがとう

　　　ございます」

透明「いえ私も勉強になりますし、

　　　引退した方々とはいえ、人間ですから悩みは

 　　　つきものですしね

　　　ご家族に言えないこともあるでしょう

　　　私も、私達の世代を支え守って来てくださった方々へ

　　　些細な、恩返しができると思えば、なんてこと

　　　ないですよ」

園長「しかし、今は私達の世代が先代の方々を支えている

　　　のも事実です

　　　そう考えると、なんだか不思議なものですね

　　　少子高齢化で、私達への負担も大きくなる一方ですし・・・」

透明「あれあれ豊喜さんも結構、溜まってますね

　　　どですか今日終わったら一杯」

園長「いいですねぇ～

　　　それを楽しみに、この後も頑張りますか」

透明「はい」

鉄二「お～い兄ちゃん先生よ～

 　　　こっち来て、一緒に飯喰おうや～ 」

透明「は～いそれじゃぁ、後ほど」

園長「が、頑張ってください」

そんなこんなで、お昼もそこそこに、質問攻めに合い、

午後の鑑定時間へ・・・

透明「さてと・・・次は、伊奈さんかな」

伊奈「悪いねぇ～いつも、タダで占ってもらって・・・。」

透明「良いんですよこれも勉強ですから

　　　さて、今日はどうしますか」

伊奈「そ、それがねぇ・・・」

透明「」

いつもは、元気な伊奈さんが暗いけど、何かあったのか

次回、波乱の幕開けです 

　　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

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判断の基準・鑑定１１６ー１

判断の基準 ・１ 

透明「みなさ～んおはようございま～す 」

お婆A「おはよう透明ちゃん」

お爺B「おはよう今日も元気だねぇ～」

お爺C「なんだまた来たのか」

お婆D「昨日も来なかったかい」

お婆E「あんた三ヶ月ぶりでしょ

 　　　　ボケたんじゃないの」

お爺ちゃん＆お婆ちゃん

「ワイのワイの」「がやがや」

「ぎゃはははは」「早くしろ～」

透明「あはははっ」

みなさん、改めましておはようございます

今日は、お爺さん＆お婆さんの園

○○○園にお邪魔しています

何で、老人福祉施設に

と思う方も多いと思いますが、実はボランティア活動を

していた時に知り合った方が、この施設の園長さんで、

３年前から、ちょくちょくお年寄りの方の話を聞きに

お邪魔しているのです

しげ「おい次は誰だ」

詩子「次は・・・誰だっけ」

鉄二「俺だ」

君枝「あんたは、さっき終わったろ」

こんな感じです・・・

さ～て、今日も頑張りますか～ 

　　　

鑑定ファイル１１６ 

福祉施設の生き字引さん達　　平均８０歳

スタートで～す 

　　　　　　　　続く ・・・。

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淡き夢見し・・・。・鑑定１１５ 番外編・１３

淡き夢見し・・・。 ・番外編・１３ 

透明「ここで、大切なお知らせです

　　　皆さんのコメントの中に、少し気になる

　　　ご意見があり、私としたことが

　　　睡眠中の注意事項を書き忘れていることに

　　　気づき 伝えておかなければならないことを

　　　今更ですが、お伝えさせてください

　　　皆さんもご存知の通り、今年の夏は、

　　　災害的猛暑となっています

　　　そのため睡眠中、知らず知らずの内に、沢山の汗を

　　　かいていることがあり、自然と脱水症状になって

 　　　しまう方が増えています

　　　これは大変危険な状態で、熱中症を起こす原因にも

　　　なりますので、睡眠導入時には、しっかりと

　　　室内の温度を調整し、水分補給がちゃんとなされて

 　　　いるかを、再度チェックするようにしてください」

常仁「そうですよね

　　　今年は暑すぎますから、注意が必要です

　　　睡眠中、身体が危険を感じると、必ず悪夢を見ます

　　　これは、脳が危険信号を送り、いち早く睡眠から

　　　目覚めさせ、危険を回避しようとする行動なので、

　　　もし、悪夢で目を覚ました時には、すぐに身体の状態

　　　(喉が乾いていないか部屋が暑くないか)などを

　　　チェックするようにしてください

　　　この危険信号は、いかに半覚半無の状態でも、

　　　法具で夢をコントロールしていても、脳が強制的に

 　　　起こしますので、危険信号には従うようにお願いします

透明「基本的なことを、お伝えするのを忘れていて

 　　　本当にすみません

　　　皆さんが、楽しく夢の世界を探求するためにも、

　　　安全確保をお願いいたします

　　　さて話を戻して早速、質問の続きに

　　　行ってみたいと思います

　

　　　次は閻魔様のカードか～

　　　それから、炎や雷の夢を見る・・・。

　　　

　　　どう思う」

常仁「う～ん・・・そのカードを直接見ていないので

　　　ハッキリとは言えませんが、もしかすると

　　　物の役目を夢で見たのかもしれませんね」

透明「物の役目」

常仁「はい

　　　物というのは、必ず役目をもって生まれてきます

　　　その物の役目が強ければ強いほど、その物の持つ

 　　　使命や役目、イメージは思念に移ることがあるので、

　　　もしかしたら、そのカードの持つ役目やイメージが

　　　強烈にご自身に入ってきてしまったのかもしれません」

透明「特に、閻魔様のような仏様が描かれている物となれば、

　　　それだけで、力を持つことがあるから、そのカードに

 　　　あてられてしまったのかもしれないね

　　　もしそうであれば、その夢を見ても、問題ないんでしょ」

常仁「はい特に危険などはないので、あまり気にせず

 　　　いていただければと思います」

透明「そっか、よかった

　　　さて、次だけど・・・。

　　　夢に対する才能っていうのは、どういうものがある」

常仁「夢の才能ですか」

透明「うん」

常仁「正直に言うと、夢は誰でも見れる能力です

　　　もちろん、予知夢も前世夢も皆様、見ようと思えば

 　　　見れるものなんです

　　　ですから、夢の才能というのは、皆様等しく持って

　　　いると思います」

透明「常仁くんのような才能は」

常仁「僕のような能力は、才能という訳ではありません

　　　僕の場合は、ただ夢という世界に入りやすい性格と

　　　自分の夢との相性が良かっただけだと思います」

透明「夢との相性」

常仁「これは、性格にもよりますが、夢を心の底から

 　　　大切に思えるかどうか

　　　そして、夢というものへの探究心がどれだけあるか

　　　で自分の夢との相性が決まってきます

　　　僕は、死ぬ思いをするくらい、夢にのめり込める

 　　　タイプの人間だったので、すんなりこの世界に

　　　入りましたが 皆様の中でも、夢を心から信じ、

　　　その世界を本当に大切にできる人がいらっしゃれば、

　　　皆様が持っている才能が開花すると思っています」

透明「あははっ謙虚だねぇ～

　　　でも、確かに私も夢見師の修行をしたけど、

　　　ある程度までは行ったから、確かに性格は大切かもね

　

　　　私の場合、寝ることよりも、起きて色々見ることが

　　　好きだったから、合わない性格をしていたのだと思う」

常仁「あはははっその話、師匠に聞きましたよ」

透明「ううっ 余計なことを・・・

　　　さ、さて、次行くよ

　　　次は・・・

　　　夢って自分から参加したりコントロールしていいのか

　　　夢を見ないで眠る方法はある」

常仁「もちろん、夢は自分でコントロールすることができる

　　　ものなので、コントロールしても大丈夫です

　　　それと、夢を見ないで眠る方法は、人間である以上は、

 　　　残念ながらありませんので、夢を覚えていない状態で

 　　　起きることをオススメします

　　　夢を見ないで起きる方法は、起きる時に目覚まし時計を

 　　　○時１５分、４５分に設定して起きてください

　　　この２つの時間は、夢を見てる時間から遠い時間に

　　　なりやすいので、どちらかの時間に設定し起きてみて

　　　くださいね」

透明「ほうほう勉強になるねぇ～

　　　次は、夢を見ていない、見ても睡眠から目覚めると

　　　全く覚えていないとなると夢で学んだり体験した事を

　　　生かしていないのではないかと思うのですが、

　　　夢で学んだり体験した事を生かしているのかどうか

 　　　判別が出来るような事はありますか」

常仁「そうですねぇ～、まあ、夢は見ていると思うので、

　　　覚えていないのだと思いますが、夢で体験したことや

　　　学んだことは、必ず記憶にあるので、活かせていない

 　　　ことは無いと思います

　　　判別方法は、人によって違いますが、ふとした時に

　　　何故か、その答えを持っていたり、答えを出しやすかったり

　　　する時には、その事柄を夢で体験していたのだと

 　　　思います」

透明「確かにそういう事あるよね

　　　よし 後少し 次行くよ～」

常仁「はい」

透明「先祖からのメッセージを受け取れる人と受け取れない人の

 　　　違いってある

　　　それと、夢をみたときの心得も教えて」

常仁「メッセージを受け取れる人と受け取れない人というのは、

　　　違いは無いと思います

　　　ただ、メッセージを送る方が、今の時点で受け取りやすい

 　　　状態の人を見極めることがあるので、その違いだけだと

　　　思います

　　　それと、夢を見たときの心得、これは多分、夢を分析

　　　

　　　する時の心得だと思うので、参考にしてほしいのですが、

　　　どんな夢にも意味があります

　　　大切なのは、その夢が何を意図した夢なのかを

　　　まず考え、次にその夢を見た時の自分自身の印象を

　　　しっかりと捉えてください

　　　例えば、トイレの夢でも、先程お話ししたように、

　　　身体の不調を訴えた夢なのか

　　　精神的な状態を映し出したものなのか

　　　その夢を見た後の体調や気持ちを重視していただければ、

　　　きっと、自分自身で解き明かすことができると思います

　　　そして、何よりも大切なのは、自分の夢に素直でいることです

　　　そうすれば、必ず夢との付き合いも上手になり、

　　　夢を理解しコントロールすることが出来るようになると

　　　思いますので、皆様頑張ってみてください」

透明「常仁くん今回は本当にありがとう

　　　おかげで、皆さんも沢山学べたと思う」

常仁「いえいえ僕も良い経験ができました」

透明「皆さんも、沢山の質問ありがとうございました

　　　直接的な回答方法では無かったかもしれませんが、

　　　皆さんからの質問は、私達で全て読ませていただき、

　　　全ての質問の答えになる回答が番外編には入って

 　　　いますので、どうか、自分自身の夢を分析する為の

　　　お役に立てていただければと思います

　　　常仁くん最後に何かあるかな」

常仁「そうですね～

　　　皆様、最後までお付き合いいただき

 　　　ありがとうございました

　　　皆様からすると、当たり前に見ることができる夢ですが、

　　　この世界は、深く広いもう一つの世界です

　　　これから来る変革の時代に、皆様の身体や心を

　　　守ることができる唯一の世界が夢の世界なのかも

 　　　しれません

　　　こんなことを言ってしまうと、師匠に怒られそうですが、

　　　本当に、夢の世界に慣れ親しみ、認識することが

 　　　必要な時代になってゆきます

　　　どうかこの機会に是非、自分自身のインナーワールドである

　　　夢を見直し、コントロールできるように頑張ってみて

 　　　ください

　　　そして、いつか、僕も皆様にお会いできることを

 　　　楽しみにしていますので、その時は宜しくお願いします」

透明「あははっ 常仁くん、私に似てきたね」

常仁「い、いや～っ師匠にはご内密に」

透明「OKOK

　　　さぁ～てみなさ～ん

 　　　沢山学べましたか～ 

　　　私達が生活している、もう一つの世界

　　　いつか、私と皆さんの夢の世界が繋がることを

 　　　夢見て今回の番外編はここまでとなりま～す

　　　それでは、みなさ～～ん

　　　夢コントロール頑張ってみてくださいね～ 」

　

　　　　　　　　　　　　完 

　　　

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淡き夢見し・・・。・鑑定１１５ 番外編・１２－２

淡き夢見し・・・。 ・番外編・１２－２ 

常仁「前回は、すみませんでした、先輩」

透明「んっいいよいいよ」

常仁「それと、今回もちょっと、僕の説明がヘタで、

　　　答えに質問が来てしまっているので、これだけは、

　　　伝えておきたいのですが」

透明「あっう、うん」

常仁「小鬼や小悪魔から夢の世界を守るお話の中で、

　　　「なむ・たいし・へんしょう・こんごう」と

　　　三回唱えてみてください

　　　とお伝えしましたが、皆様の中で、

　　　「なむ だいし へんじょう こんごう 」を

　　　唱えていた方もいらっしゃいましたので、

　　　お伝えしておきます

　　　この経は、どちらを使用しても問題はない

　　　ものなので、安心して今まで使っていた経を

　　

　　　お使いいただければと思います」

透明「あっそっか

　　　確かに、紛らわしいかもね

　　　この経は、言霊を利用した経なので、

　　　ニュアンスが大切で、真言とは違い、

　　　サンスクリット語ではないので、意味が伝わる

　　　音をとっていれば効果が期待できます

　　　ですので、記事の中にある、

　　　　「生麦・大豆・一升・五合」

　　　(なまむぎ・だいず・いっしょう・ごんごう)

　　　でも効果が期待できますので、使いやすい方を

　　　使ってみてくださいね」

常仁「失礼しました

　　　それでは、続き行きましょう」

透明「そうだね

　　　え～っと、これは前に質問したことに

　　　付け加える質問なのだけど、今までわだかまりの

　　　あった人の夢をみたとき、普通に接していれば、

 　　　因縁は解消し、相手も幸せだということになるのか

　　　とのことだけど」

常仁「そうですね～・・・自分自身が持つ因縁めいた

　　　感情は消えてゆくと思いますが、その相手が同じ

　　　夢を見てなければ、因縁自体が解消されたとは

 　　　言えませんし、相手が幸せな状態とは限りません

　　　これが予知夢であれば、じきにそういった和解は

　　　できるのかもしれませんが、相手の夢とリンクして

　　　同じ夢をみている可能性が低ければ、自身の心を

 　　　救っている夢と認識していただいた方が良いと

　　　思います」

透明「ありがとう

　　　それじゃぁ～、次に行くね」

常仁「はい」

透明「予知夢とかで、見てる時は、真っ暗で周りが

　　　わからないけど、起きた時はどんな内容の夢だったか

 　　　ちゃんと分かっているということなのだけど・・・。」

常仁「う～んと・・・どう解釈すればいいですかねぇ～」

透明「たぶん、正夢になるピンポイントのことは

　　　見えているけど、周りがわからないってこと

 　　　じゃないかなぁ～」

常仁「それならありえますね

　　　大切な事柄には、人間の意識がそのことだけに

　　　集中を起こしますから、周りの状況が見えない

　　　というのもあると思います」

透明「ちなみに、これは念の為だけど、真っ暗な

　　　夢なのに、起きた時に頭に何か記憶している

　　　ということってあるの」

常仁「それは無いと思います

　　　夢はあくまでも映像で見るものですから、

　　　夢を見ている状態であれば映像は必ずありますし、

　　　そのことを記憶します

　　　可能性があるとすれば、起きたときに、まだ、

　　　半覚半無の状態で何かしらの感が働いて予知的な

 　　　ものを見るというのはあるかもしれません

　　　あとは、夢自体を覚えていなくて、記憶だけが

　　　その映像を記憶しているので、何となく記憶から

 　　　引き出されたというところでしょうか」

透明「なるほどね

　

　　　確かにそれならあるかもしれないね」

常仁「ちゃんとした答えになっていればいいのですが」

透明「大丈夫だと思うよ さて、次にいこう

　　　次は第7階層の質問だね霊的記憶に関することだけど、

　　　六道輪廻の地獄、畜生、修羅、餓鬼などに居た事がある場合、

 　　　その時の記憶を見る事もあるのか

　　　それと怖い存在（鬼、悪魔、死神など）に怖い夢を

 　　　見せられる事は、あるのか」

常仁「なるほど～

　　　確かに、前世が六道輪廻の地獄、畜生、修羅、餓鬼界に

　　　いた場合は、前世夢として、その頃の夢を見ることは

　　　あります

　　　それと、鬼、悪魔、死神などに怖い夢を見せられることは

 　　　ありますが、実は稀にしか無いんです」

透明「そうなの」

常仁「これは、前回の質問とかぶる形になるのですが、

　　　ここで、しっかり霊的存在が関わっている夢との差を

　　　少し詳しく話しておきますね

　　　これも夢を見た人にもよるかもしれませんが、

　　　そういった夢を見る時は、鬼も悪魔もその人の夢を

　　　媒体に生気を奪っているので、夢を見ないように

　　　させようとは思わないので、逆にどんどん眠りたく

 　　　なるように仕向けます

　　　他にも、起きている世界での影響を起こすような

 　　　マインドコントロールをすることもありますが、

　　　これも、怖い夢でコントロールしようとすれば、

　　　拒絶反応があるので、逆に間違ったことを真実のように

　　　見せて刷り込みを起こそうとすることがあるので、

 　　　これも怖い夢にはなりません

　　　もし、怖い夢を見せているのであれば、可能性は

　　　その人の心を壊し、その身体を乗っ取ろうとした

 　　　時だけです

　　　これは、稀なのですが、そういう意味では全く無い

　　　とはいえません

　　　それと、死神は邪悪な存在ではないので、神と同じ

　　　メッセージとして、もうじき寿命を迎えるから

 　　　用意しておけというお告げをくれる場合はあります

　　　もちろん、これは怖いといえば怖い夢かもしれませんね」

透明「なるほどねぇ～

　　　裏を返せば、もし何かに取り憑かれていて

　　　怖い夢を見せられた時は、乗っ取りを企てて

　　　いると解釈できるというわけか

　　　そういう目線で見たことなかったから、勉強になるよ」

常仁「もし、そういった夢を頻繁に見るようなら、

　　　先輩に相談した方が良いかもしれませんね」

透明「そうだね

　　　よし、それじゃぁ～、次に行こうか

　　　これは光瑠璃の話も入ってしまうのだけど、

　　　ご先祖様が何かを訴えたい時に、夢枕に立って

　　　夢で内容を教えてといったら、夢に怖い顔の仏様が

　　　出てきたらしいのだけど、これはどう解釈したら

 　　　良いのかなぁ～」

常仁「これは、先祖を大切にしなさいというお告げですね

　　　光瑠璃を使っていたなら、なおさらその仏様との

　　　ご縁をいただいているのでしょうから、今ある
　
 　　　不備を教えてくれているのだと思います

　　　この場合は、確実に供養されていないご先祖様が

　　　いらっしゃることを教えてくれていて、

　　　お墓の見直しや、供養の見直しをした方が幸せに

 　　　なれると導いているのだと思います

　　　これだけ具体的に、仏様からお告げをいただけるのは

　　　凄いことだと思いますよ」

透明「そうだね

　　　内容を読んでいても、かなりご先祖様や仏様との

　　　繋がりが強くなっているみたいだから、ここは是非

　　　供養とお墓をもう一度見直してもらえれば

　　　きっと、良いことが待っていると私も思う

　　　うし いい調子

　　　もう一つ行こうか」

常仁「はい」

透明「夢の中で、祖父母の家だけ夢に出てくる夢って

 　　　何か意味があるのかなぁ

　　　ちなみに、祖父母自身は出てこないみたい・・・。」

常仁「それは、土地神様から呼ばれていますね」

透明「あっ なるほど」

常仁「このような夢を見る方は、その土地との繋がりが強く、

　　　遠く離れることでその繋がりが絶たれないように

 　　　家や土地の夢を見せられたりします

　　　こういった場合は、その土地の土地神様が、

　　　「たまには顔を見せろよ」と言っていることが

　　　多いので、できれば何か手土産でも持って、会いに

 　　　行ければ、ご利益をいただけると思いますよ」

透明「いや～っ流石だね

　　　よ～し後もう少し 頑張ろう～」

　　　　　　　　　　続く ・・・。

　　　

　　　

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淡き夢見し・・・。・鑑定１１５ 番外編・１２－１

淡き夢見し・・・。 ・番外編・１２－１ 

常仁「先輩」

透明「んっ」

常仁「番外編・１２を始める前に、ひとつだけ

　　　いいですか」

透明「どうしたの」

常仁「いや～、ちょっと、気になってしまって」

透明「」

常仁「半ライブブログを始めて、僕も皆様のコメントを

　　

　　　読みながら質問を整理していたのですが、

　　　どうしても、気になってしまったので、一つだけ

 　　　脱線させてください

　　　性格的に、気になってしまうと、次の質問に

 　　　集中できないと思うので・・・」

透明「別に良いけど・・・」

常仁「ちなみに、ひとつ先輩に質問して良いですか」

透明「う、うん」

常仁「先輩は、宝くじのメッセージを受け取った時、

　　　ハズレて凹んだって言っていたじゃないですか

　　　それって、何でですか」

透明「そりゃ～、自分の夢の精度が低くてガッカリした

　　　からだよあっ

　　　(なるほど～このコメに反応したのか～

　　　　クスクス常仁くん、まだ若いなぁ～)」

常仁「そうですか・・・もし、精度が高く、宝くじが

　　　当たっていたら、そのお金はどうしましたか」

透明「えっそんなの、色々なところに寄付するに

 　　　決まってるじゃない」

常仁「ぜ、全額ですか」

　

透明「もちろんそれだけあれば、被災者にも施設の子にも、

　　　交通遺児や盲導犬とか、色々なところに

 　　　寄付できるしね

　　　ただ、当たったお金だと、物質的に支援しか

 　　　できないけど、無いよりは良いんじゃなかなぁ～」

常仁「それを先輩の口から聞けて良かったです」

透明「そう」

常仁「はい

　　　それと、これは皆様にお話したいのですが、

　　　夢は欲がなければ見ることができません

　　　ですから、夢をコントロールしたり、

　　　夢の世界を体感し、学び、経験を積むには

　　　欲は大切なものです

　　　確かに、僕たち修験者は、一度欲を捨てる

 　　　修行をしますが、これは、あくまでも欲という

　　　人間が持つ活動の源を知り、それがどこから

 　　　生まれてくるのかを学ぶために禁欲をかします

　　　そういう意味では、僕はまだその域にいたって

　　　いない未熟者です

　　　何日も飲食や睡眠、考えることすら捨てさる修行や、

　　　何ヶ月も人と会うことも無く、ただ黙々と自分とだけ

 　　　向き合う修行を何年もおこない、修行をおさめたからこそ

　　　下山を許されている先輩達と肩を並べることも、

　　　それ以上の扱いも、おこがましすぎて苦しくなって

　　　しまうので、ヤメていただけると助かります

　　　それに、先輩が本気で自分の為に能力を行使すれば、

　　　宝くじどころでは」

透明「ストップストップ 

　　　もう十分じゃないかな」

常仁「でも、先輩は能力を自分に使わないという、

　　　最大の苦行禁欲を毎日しているようなものじゃ

　　　ないですか」

透明「クスクス常仁くん

　　　今回のコメントは、あくまでもオフザケだよ」

常仁「えっ」

透明「簡単に言うと、からかわれているだけだよ」

常仁「えっええ～っ」

透明「常仁くんは、真面目だねぇ～

　　　まあ、修行中はそのままで良いのだけど、

　　　人には人の考えが沢山あって、その考えも

　　　自分には無い、ひとつの学びになるものだから、

 　　　覚えてえおくと良いよ

　　　それに、このブログでは、過剰なものでなければ

　　　欲は大切な原動力となることは、私からも皆さんに

　　　伝えてあるから、今回のコメントは、ただのオフザケ

　　　ただ、良い機会だから、皆さんにも覚えておいて

　　　もらいたいのですが、欲と言うものは、今までも

　　　説明した通り、大切な原動力になります

　　　知識欲・食欲・睡眠欲・物欲・性欲・・・・。

　　　私達の生活の中で欲を禁ずるというのは、本当に

　　　難しいもの

　　　昔から、欲は身を滅ぼすなどと言われていますが、

　　　それはあくまでも、過剰な欲求

　　　人の欲求が暴走すれば、国を滅ぼしかねないことを

　　　知っていた権力者が、こういった自制を呼びかけるに

 　　　至ったとも言われています」

常仁「でも、先輩は自分の欲を禁じて生きているじゃぁ

　　　ないですか」

透明「あはははっそんなこと全然無いよ

　　　私なんて、欲の塊みたいなものだよ」

常仁「えっ」

透明「前にも言ったけど、私はこの世の全てを知りたい

　　　それが私の原動力

　　　だから、全てを受け入れて全てを学びにさせて

　　　もらっている

　　　これほど、貪欲なことってないと思うよ」

常仁「で、でも・・・。」

透明「これは、常仁くんにも間違えて欲しくないのだけど、

　　　私が自分の能力を自分のために使わないのは、

 　　　面白くないからだよ」

常仁「えっ」

透明「世の中の先を読み、自分の未来を知ることが

　　　幸せだと思わないだけ

　　　苦しいことも悲しいことも、避けて通れば

 　　　幸せなんて感じないものだよ

　　　だから、私は苦労もするし、悲しみもする

　　　沢山の人と気持ちを通わせ、一緒に泣いて笑って

 　　　生きて行きたいと思っているんだ

　　　それに、本当の禁欲というのは、もっと違う視線の先

　　　にあるものなんだ

　　　これから、常仁くんも体感し、触れてゆくことだから

　　　みなまでは言わないけど、本当の禁欲は、一切を、

　　　求めない、欲しない、感じないことなんだ

　　　そこには、死というモノへの概念すら軽く飛び越した

　　　世界があるんだよ

　　　簡単に言えば、君が自分の死に対して思う感情や感覚が、

　　　死にたくない死が怖いと思うなら、禁欲はできない

　　　ってことになる

　　　欲を禁ずるのであれば、死も感じない必要があるんだよ

　　　それは決して、死を受け入れるのではなく、そういった

 　　　感情すら捨て去る必要があるんだ

　　　まあ、これ以上は言えないけど、今言ったことは、

　　　覚えておくと良いよ」

常仁「はいでも、やっぱり難しいですよね・・・。

　　　僕にできるのでしょうか・・・」

透明「常仁くんなら、大丈夫だよ

　　　こんなチャランポランな私ですら悟れたことだから、

　　　きっと、常仁くんならできると思うよ」

常仁「先輩・・・ありがとうございます

　　　最後にひとつだけ

　　　皆様、未熟な私のワガママに付き合わせてしまい、

 　　　本当に申し訳ございません

　　　ですが、これだけは・・・。

　　　皆さんが学んでいる、先生は、こういったことを

　　　何年も平然と乗り越えてきた方です

　　　きっと、皆さんの人生にとって、大きな智慧を

　　　くださると思いますので、どうか沢山のことを

 　　　受け取り、学んでください」

透明「い、いや返ってプレッシャーだから

　　　そういうことは言わんといて」

常仁「クスクスすみませんでした

　　　次回はちゃんと質問に答えて行きますので、

 　　　勘弁してください」

透明「やれやれ

　　　皆さん今回はちょっと脱線してしまいましたが

　　　次回は、質問続けて行きますので、待っていて

 　　　くださいね」

　　　　　　　　　　続く ・・・。

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淡き夢見し・・・。・鑑定１１５ 番外編・１１

淡き夢見し・・・。 ・番外編・１１ 

透明「うしっ次に行こうか

　　　夢の中で知らない人が教えてくれた数字が

　　　宝くじの当選番号だったってことがある

　　　みたいだけど、これは予知夢

 　　　それとも、メッセージ」

常仁「状況にもよりますが、これはメッセージ

　　　だと思います

　　　意外と、そういった夢は数字がランダムに

　　　出てきたり、浮かんだりするものが予知夢

　　　だったりしますので、人が教えてくれたと

　　　言う、具体的な対象者がいるのであれば、

 　　　メッセージだと思います」

透明「いいなぁ～

　　　私も一度見たことがあるけど、漠然としていて

　　　試しにロトを買ってみたけど、買った週の次の週の

 　　　当選番号とドンピシャだった時には、正直凹んだよ」

常仁「あははははっ それはショックですね～」

透明「そういったメッセージは、神仏がくれることは

　　　少ないから、きっとご先祖様だろうね」

常仁「神仏は、金銭や欲を避けますからね」

透明「さて、どんどん行こうか

　　　次は複雑だから、そのまま読んでしまうけど、

　　　回答はすぐ出来ると想うから、いくつかまとめて

　　　行くね」

常仁「はい」

透明「心理療法としての対話や他の投影法以外に夢分析を用いることで、

　　　第六感がない私でも、夢でしか理解できない何かがあると

　　　思われますかその何かとは何ですか

　　　世界中の神話や伝記を理解することは、夢分析の手助けに

 　　　なりえると思われますか

　　　レムクエスタには３種類の機能がありますが、

　　　夢分析の訓練に役に立つ機能、使い方を教えてください。

　　　また、その他（法具や書物、行動等々）夢分析に役立つ

 　　　ものはありますか

　　　祖之香土・８の記事に、欲の表れ（不安・願望・希望・恐れなど）
　　　
　　　の夢と霊的アプローチの夢の違いを事例をあげて説明して

 　　　いただけると助かります。

　　　トータル意識（第三階層）、DNA記憶とは具体的に

 　　　どういったものでしょうか

　　　夢はほとんどの場合、数年前にみた夢を分析するより、

 　　　最近見た夢を分析する方が役に立つという理解であってますか

　　　てな感じ」

常仁「あははっグイグイきますね～

　　　まず、夢でしか理解できないことは、集団予知夢です

　　　これは、ある一定条件の夢を複数の人が同じ時期に

　　　見ていたりすることで、これから起こる事柄が

　　　事前にキャッチできるものになります

　　　先輩のような能力があっても、状況的に大きな事柄は

 　　　一人を視るだけでは確証にならないこともあるので、

　　　特にいくつもの夢を渡ることができたり、夢の内容を

　　　何人にも聞くことができる人であれば、どんな預言者

 　　　よりも的確な予知ができたりしますね

　　　それ以外にも、心理療法と夢の内容をかけ合わせれば、

　　　その人の心の動きやこれからの心の動向が解るように

　　　なると思います

　　　次に、神話や伝記の理解は夢分析の役に立つと思います

　　　ただし、それはその神話や伝記の印象を、その本人が

　　　どのように捉えているかが大切で、自分自身だけの

　　　主観的な考えでは読み取れないこともあるので注意です

　　　どんなものでも、学べるものはありますから、頑張って

　　　ください

　　　そして、レムクエスターで夢分析の訓練になるのは、

　　　夢を自由に見る機能です

　　　使い方は、説明文を読んでいただければと思いますが、

　　　自分の夢をコントロールできなければ、なかなか人の夢を

 　　　分析することは難しいので、まずは自分自身の夢を

　　　しっかりと理解し、夢の世界を構築できるところまで

　　　行けば、人の心理がもたらす夢を深く理解できると

　　　思います もちろん、レムクエスターを使っても、

　　　ある程度は練習は必要になりますけどね

　　　・・・それと・・・。」

透明「ここは、私が説明しなきゃだね

　　　夢分析に役立つ他の法具は、アシスト・レーダーだと

　　　思います

　　　これは、夢の分析が正しいか

　　　直霊に聞くことが出来るので参考になればと思います」

常仁「それ以外で、役立つものというのは、

　　　輪音ですね　

　　　半覚半無の状態になれると、かなり夢分析も楽になると

　　　思います

　　　後は、なかなか無いですね～

　　　書物も、書いた人の主観が強すぎますし・・・。

　　　行動としては、お昼寝が最適かと思います

　　　昼寝の時は、半覚半無になりやすいデーターがあるので、

　　　明晰夢を見やすいと思うので、試してみてください

　　　さて、次ですが、先程お話ししたように、霊は直接

　　　深層六階層には関与できないので、この場合、悪魔や鬼と

　　　理解しますが、自身の欲の表れと彼らの見せる夢の違いは、

 　　　操作的な内容が入っているかどうかでわかります

　　　自身からくる内容の夢は、ただ怖いとか不安が先行したり、

　　　なにかに追いかけられたりする夢になりますが、

　　　このような存在が見せる夢は、起きた時にも影響していて、

　　　何かをしなければという気持ちにさせたり、

　　　刷り込みを起こし、性格を変えたりするので、厄介です

　　　ですから、起きた時に「はぁ～、夢か～」と安堵する

　　　ものであれば、自身の心理的作用からきた夢とわかると

　　　思います

　　　後、トータル意識（第三階層）、DNA記憶

　　　これは、実際に行って確認してくださいね

　　　私が私の主観で話すと、それだけで影響されて、

　　　そういった夢を見てしまい、勘違いしてしまう

　　　こともあると思いますので、ご勘弁を

　　　次に、過去の夢と現在の夢は、どちらも大切です

　　　過去の夢には、今の自分自身を作り上げた経緯が

　　　蓄積されていますし、現在の夢は、これからの自分を

　　　蓄積してゆく夢ですから、どちらも大切な役割が

　　　あると思います

　　　夢というのは、一見、意味を成さないように考えられて

　　　いますが、その全てが自分を映し出す鏡のようなもの

　　　ですし、自分の知らない自分を教えてくれる大切な空間

　　　でもありますので、どちらも大切になさってくださいね」

透明「おお～ なんだか、常仁くんは大人になった～」

常仁「か、勘弁してください

　　　僕は先輩と会った時から大人です」

透明「あはははっ 冗談冗談

　　　でも、本当に夢の世界のスペシャリストだなぁ～

　　　って感心したよ」

常仁「ううっ 師匠からはまだまだって言われています

　　　けど、そう言っていただけると嬉しいです」

透明「さて、まだ行けるかな」

常仁「はい」

透明「それじゃぁ～、本当に短い時間に、夢の階層に

 　　　入ることってできるかな

　　　例えば、電車やエスカレーターに乗っている

　　　本当に短時間でも」

常仁「出来ますよ

　　　目をつむり、意識さえ落とすことができれば

　　　いつでも出来ます」

透明「そうなんだ～

　　　ちなみに、この短い時間で見る夢って、情報処理」

常仁「そうとも限りませんよ

　　　違いとしては、眠りに入っている時間よりも

　　　長い時間の夢を見たと感じた時は、情報処理

　　　目をつむっている時間と同じくらいの時間の夢なら

 　　　深層六階層に到達している可能性があります

　　　情報処理は、脳が高速処理をしていますので、

　　　体感的には長く感じてしまい、六階層では、

　　　寝ていても現在の時間と比例して事が進むので、

　　　短時間のほうがわかりやすいかもしれませんね」

透明「なるほどねぇ～これはわかりやすいかも」

常仁「もちろん、六階層で体感的に長い時間を過ごした

　　　感覚があることもありますので、見た夢の内容を

 　　　加味していただければと思います」

透明「よしそれじゃぁ～、次に行こうか

　　　夢の中で、守護霊様やご先祖様に怒られることって

 　　　あるかな」

常仁「それはもちろんありますよ

　　　ご質問のように、雷が落ちたような感覚が

　　　あったり、大きな音がして飛び起きたり、

　　　その後、震えがきたり、鼓動が早くなったり、

 　　　様々な現象がありますが、ただ、これは怒られた

　　　というよりは、このままではこの子が危ないと、

　　　心配されて方向性を正そうとしたことで見せられる

　　　夢や現象なので、ありがたく受け取ると良いと思います」

透明「そうだね

　　　守護霊様やご先祖様は、本当に身近で皆さんを

　　　心配してくれている方だから、大切にしないとね

　　　さて、結構行数使っちゃったから、次は番外編１２に

　　　しようか」

常仁「はい」

透明「(う～ん・・・このままだと、本編と同じだけの

 　　　記事数になりそうな・・・)」

　　　　　　　　　　続く ・・・。

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淡き夢見し・・・。・鑑定１１５ 番外編・１０

淡き夢見し・・・。 ・番外編・１０ 

透明「それじゃぁ～、始めるけど

　　　夢を見ている時、半覚半無の状態で
　　　
 　　　各階層へ移動したりできるじゃない

　　　その時、各階層にある情報とか世界観って

 　　　どんな感じなのかな

　　　後、その階層に入った理解ってすぐ出来る

　　　ちなみに、各階層でのタブーとかは

　　　あるのかなぁ」

常仁「まずは、各階層に移動する為には、

 　　　その前の階層を網羅する必要があります」

透明「どういうこと」

常仁「夢の世界は深層六階層

　　　この世界でも、かなりの情報量があって、

　　　最初は、この階層のことを熟知する必要が

　　　あるんです

　　

　　　先輩方が作った法具のように、アシストする

　　　ものが無い状態

　　　つまり、夢という世界から各階層に入るには、

　　　しっかりと深層六階層の地図のような、

　　　確実な構成図を頭に入れてから、他の階層に

 　　　入る必要があるということです

　　　もちろん、道に迷って出てこれないような危険は

　　　ありませんが、半覚半無のような意識のある状態で

　　　各階層に入るには、なるべく安定した情報が必要

　　　ということになります

　　　その上で、各階層にタブーというものは無く、

　　　強いて言えば、神仏やご先祖様からメッセージを

　　　いただく時は、失礼のない対応が求められる

　　　くらいだと思います

　　　それと、各階層に入った実感というのは、

　　　深層六階層から、自ら進んで入って行くので、

 　　　確実にわかると思います

　　　後は、精進あるのみ

　　　その階層をどのように受け取るかは、

　　　個人の主観で違ってきますので、まずは自分で

　　　たどり着き、実感していただければと思います

　　　僕から言えるのは、どの階層も、驚きと知識に

 　　　満ち溢れている素晴らしい世界ということだけ

　　　ですね」

透明「あははっそこはたどり着いた人の特権か～

　　　でも、参考になったよ

　　　それじゃぁ～、次にいくね」

常仁「はい」

透明「これも、その人の印象や感覚が関係していると

　　　

　　　思うけど、動物や虫、魚や鳥、その他にも

　　　抽象的内容の夢以外に、特定の場所が常に出てくる

 　　　夢ってどう解釈すればいいかな」

常仁「これも、人により解釈が違いますが、

　　　中にはメッセージの強いものもあります

　　　ただ単に、感覚的なイメージ先行の夢であれば、

　　　安心感・不安感・憂鬱・期待・緊張・信頼感といった

　　　複合感情がその場所に現れていることもありますが、

　　　例えば、病院や墓地などは、身体的に病が隠れている

　　　ことを教えるメッセージをはらんでいたり、

　　　トイレやお風呂、美容室やサッカー場など、

　　　身体の一部を象徴する場所などの場合は、

　　　その部分に対して注意を促していたりする場合も

 　　　あります」

透明「え～っとトイレなら下腹部、美容室なら頭、

　　　サッカー場なら足かな

　　　お風呂とかは」

常仁「お風呂の場合は色々ですが、身体を温める場所
　　
　　　なので、風邪やウイルス性のもの、免疫に関する

 　　　事柄に注意するように促されている場合もあります

　　　もちろん、全てがそういったメッセージ性を

　　　はらんでいる訳ではありませんが、念のため

　　　注意しておくのも良いと思います」

透明「なるほどねぇ～ 夢も色々だね

　　　これも参考になったよ

　　　さて、どんどん行こう～

　　　次は、ズバリ神仏やご先祖様の夢を見た時、
　
　　　その階層は、深層八階層にいるという認識で

 　　　良いのかな」

常仁「これは、難しいですね

　　　解釈にもよりますが、通常は八階層にいきなり

　　　到達することは中々無く、自ら進んで入ることが

 　　　大半です

　　　これは伝えてよいのかわかりませんが、

　　　深層七階層と深層八階層の間には、その階層に

　　　入る前に、必ず門番のような存在がいて、

　　　その門番が扉を開いてくれなければ、

　　　入ることはできません

　　　もちろん、自分自身でそこまで到達すれば、

　　　ちゃんと入れてくれますが、その先は、神仏と直接

　　　対話可能なフィールドですから、かなりの緊張感と

 　　　神々しさに圧倒されます

　　　それと、法具のような免罪符が無い場合は、

　　　必ず深層七階層を通過してから深層八階層に

　　　入りますから、その場所が深層八階層であるかどうか

　　　わからないことは無いと思います

　　　その場所に到達したということは、それだけこの

　　　世の中の真理に近づいたということでもありますからね

　　　ですから、皆様に覚えておいて欲しいのは、

　　　深層八階層に入ることができたら、確実に対話した神仏が

 　　　どなたかはわかっていますし、自分自身のことも

　　　全て理解できてしまうので、感覚的な世界では無く、

 　　　確証が持てる世界になると認識していただければと

　　　思います」

透明「確かにそうだね

　　　でも、メッセージをもらう人もいるけど、

　　　それはどういうことになるのかなぁ」

常仁「それは、その方がメッセージを深層六階層に届けてくれた

　　　ということになります

　　　深層八階層は、直接自身がお伺いする場所

　　　深層六階層でメッセージをビジョンとして受け取れるのは、

　　　その方がわざわざ深層六階層にメッセージを届けてくれた

　　　ことになりますから、本当にありがたいことなんです」

透明「よく考えたらそうだよね～

　　　格の高い方が、メッセージをわざわざ届けてくれたと

　　　いうことだから、本当にありがたいことなんだよね

　　　私もメッセージを当たり前ととらえず、感謝しなくちゃ」

常仁「そうですね僕も初心に返れました」

透明「よしそれじゃぁ～次に行ってみよう

　　　え～っと、次は・・・。

　　　夢の世界に登場する自分の姿が、魂の成熟度を表すのか

　　　これかな」

常仁「これは、確かにそうかもしれませんね

　　　魂というのは、磨けば磨くほど洗練されて成熟して

　　　行きます

　　　夢の中で見る自分は、その影響を受けていることが

　　　あるので、自分の姿がぼんやり光っていたり、

　　　夢の中で鮮明に存在感をかもし出していたりすることが

　　　多いかもしれません

　　　もちろん、夢を自由に見ることで、また違った自分を

　　　演出できますが、存在感や雰囲気というのは、

 　　　今の自分の魂レベルで変わってくることがありますから、

　　　その認識は正しいと思います」

透明「おお～なるほど

　　　あっ、でも、ちょっと複雑・・・。

　　　今日見る夢の中で自分がくすんでいたらどうしようとか

　　　思っちゃうかも・・・」

常仁「あははははっ 大丈夫ですよ～

　　　先輩はそんなこと無いと思いますし、元々、魂というのは

 　　　神々しい存在ですから、くすむなんてことは無いです

　　　これはあくまでも、魂が成熟してゆけば、より輝くと

　　　いうことだけなんで」

透明「そ、そう

　　　い、一応、確認しておくよ

　　　さて、今回はここまでかな

　　　質問もかなり進んだから、もう少しだね」

常仁「そうですね」

透明「それでは、番外編・１１へ 」

　　　　　　　続く ・・・。

　　　

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