識の世界・１２

識の世界・１２


透明「ふ～っ・・・何とか終わったぞ

　　　しかし、自分でもこんな知識あったっけ

　　　って思うようなものがかなり見つかったから

　　　スゴく為になる時間になったなぁ～

　　　やはり、深層心理の世界は奥深い

　　　・・・識の世界か・・・。」


色々な想い出と共に、改めて過去の自分が学んできた

知識の大切さを再認識することができた・・・。

ある意味、このタイミングでの発見は

不幸中の幸いとしか言いようがない


透明「後は、世界の言葉がどこからきているか

　　　を少しでも解明しないとな・・・。

　　　谷津根ちゃん終わったよ～」


シ～ン・・・。


透明「あれ忙しいのかな」



しばらくして・・・。


谷津根「待たせたな」

透明「相変わらず忙しそうだね

　　　そんな中、私用で申し訳ないね」

谷津根「いや、そういうわけではないのだが・・・。」

透明「」

谷津根「ま、まあ、等価交換だからな

　　　　その分、２件の案件はかなりのものだと

　　　　覚悟しておけよ」

透明「たははははっ・・・そうでした」

谷津根「ところで、もう良いのか」

透明「うん戻してもらえる」

谷津根「了解した

　　　　しかし、相当な時間潜っていたな

　　　　明日、私も今回の原因となった場所へ

　　　　同行する

　　　　時間は後で連絡するが、今日はゆっくり

　　　　休んでおけよ」

透明「う、うんありがとう」



そう言うと、世界の視点が変わり

通常の禅の世界に戻って行く


透明「ふぅ～っ

　　　取りあえずはこれで助かったかな

　　　アザは・・・うん若干薄くなったみたいだ

　　　これなら数日で戻るだろう

　　　・・・さてと、疲れたぁ～～

　　　少し休もうかなぁ～」


私は床を用意しつつ、時計を見る・・・。


透明「・・・う、嘘だろ」


時計の針は午前８時３６分・・・。


透明「・・・・・・・・・。

　　　・・・・・み、みなさ～ん

　　　お、おはようございま～す～～～」


結局、徹夜の透明なのでした・・・。



　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・１１

識の世界・１１


透明「しかしめちゃくちゃだなぁ～」

谷津根「第五階層と第六階層の間に

　　　　こんな場所があるなんて、

　　　　初耳だが・・・」


イメージ的には、ダンボールの中に書類が

沢山あって、それを全て思いっきり

ひっくり返され書類が散乱していると

考えていただければわかりやすいかな


透明「やれやれ・・・」


私は、そのバラバラにされた書類のようなものを

１つずつ回収し、束ねて戻してゆく・・・。


透明「・・・んっこれって・・・」

谷津根「どうした」

透明「このバラけているのって、映像になってる」

谷津根「映像」

透明「映像っていっても断片的だけど、

　　　ちょっと探ってみていいかな」

谷津根「ふむっ時間がかかりそうだな

　　　　私は別の仕事をしているから、

　　　　終わったら呼んでくれ」

透明「うんわかったありがとう」


そう言うと、私の深層心理から谷津根さんが

ログアウトしたようだ・・・。


透明「さてと・・・。」


私はあらためて、バラバラになっている

書類のようなものを一枚一枚確認してゆく


透明「えっ」


私が取った一枚に映る映像には

幼い頃の私の視点で見ていた

師匠が映し出されていた・・・。


透明「確かこの時って・・・五行の応用を

　　　教えてもらっていた気がする・・・

　　　・・・懐かしいなぁ～

　　　あれ・・・・もしかして」


何かに気づいた私は、それから貪るように

書類のようなものを探って行く


透明「や、やっぱり

　　　この部屋に置かれているのは、全て私が

　　　学んできた知識や常識ばかりだ

　　　つまり、この隠された五.五階層って

　　　知識や常識にまつわる世界

　　　識の世界っていうことか

　　　そう考えると、もしこの部屋が完全に

　　　破壊されていたなら・・・ブルブルッ」


考えただけでも恐ろしい


この後、懐かしさと同時に、忘れていた知識などに

感動しながら世界を正常化してゆく透明なのです



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識の世界・１０

識の世界・１０


目の前には、全てがグチャグチャな

世界が広がっている


透明「な、何これ」

谷津根「おい見ろ」


私の視線の先に、何かが蠢いている


透明「えっ木の根っこ」


いくつもの木の根のようなものが

部屋にあったであろうものを

めちゃくちゃにしているように視える


谷津根「おいぼ～っとするな」

透明「あっうん」


私は、木の根のようなものに向かって

印を組み真言を唱える


透明「ノウマク・サマンダ・・・」


「ギギギギッ」


木の根のようなものの動きが弱くなり

徐々に動きを止める


谷津根「おお縛鎖の呪法か面白い」

透明「面白がってないで谷津根ちゃん

　　　今だよ」

谷津根「分かっておる」


そう言うと、谷津根さんは外から

何かを唱えだす・・・。


谷津根「よし特定できたぞ

　　　　では、名残惜しいが押し返す」


物凄い空間の圧力が木の根を部屋から押し出す

谷津根さんの能力によって、部屋に空いた穴も

塞がれて行く・・・。


透明「す、凄い」

谷津根「ふ～っ・・・これで良かろう

　　　　取り敢えず助かったな」

透明「ありがとうね」

谷津根「まあ、私がやらんでも自分で何とかした

　　　　だろうが、私はお前に貸しを一つでも

　　　　多く残したいからな」

透明「はいはい感謝しています

　　　しかし・・・・。」


この部屋には何があったのだろう

私は、ぐちゃぐちゃに荒らされた部屋を

片付けてみることにする・・・。


そこには意外な発見が



　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・９

識の世界・９


自分のインナースペースでぼ～っとしていると

突然、大きな声がこだまする


谷津根「おい透明」

透明「うわっビックリした」

谷津根「お前、何をほうけているんだ

　　　　本来なら一大事なんだぞ」

透明「ご、ごめん

　　　なんか、こんな機会あまりないから

　　　色々と考えちゃって」

谷津根「はぁ～・・・のんきなやつだ

　　　　とにかく変化のある場所が見つかった

　　　　今から下の階層へ繋がる繋ぎまで行け」

透明「えっ下の階層

　　　第六階層って《拡張世界》だよね

　　　個性、性格を司る階層に何で・・・」

谷津根「詳しい話は後でする

　　　　とにかく、階層の繋ぎへ急げ」

透明「わ、わかった」


そう言うと、私は先程歩き回って探し出していた

階層の繋ぎ部分へ・・・。

私の想像の中では、階層の繋ぎは下へ降りる

階段となっているため、ゆっくりと呼吸しながら

階段を降りてゆく


谷津根「ストップだ」

透明「えっ」


階段を降りている途中、いきなり谷津根さんからの

声に驚き、階段を踏み外しそうになる


透明「あぶなっ急にどうしたの

　　　階段踏み外したら、ショックで表層まで

　　　戻されちゃうじゃん」

谷津根「仕方がないだろ文句を言うな

　　　　変化の先は、そこだ」

透明「はい」


辺りを見回すが、壁があるだけで何も無い・・・。


透明「えっと・・・何もないけど

　　　もしかして谷津根ちゃんが確認しているビジョンと

　　　私のビジョンがズレてる」

谷津根「お前は、私を誰だと思っている

　　　　そんなヘマはするわけなかろう」

透明「あっすみませんごもっともです・・・。」

谷津根「私も目を疑ったが、この第五階層と

　　　　第六階層の間に何かが隠されている

　　　　よ～く探してみろ」

透明「何かが、隠されている」


私は、壁という壁を触ってみる・・・・


透明「今のところ、何もない・・・。」


「ガコッ」


透明＆谷津根「」


私が触った壁がいきなり凹み、突然

扉のようなものが姿を現す


透明「何これ」

谷津根「私も初めて視る・・・。」

透明「(第五階層と第六階層の間に部屋があるなんて

　　　聞いたことがない・・・。)」


私は恐る恐るその扉を開けてみる・・・。


透明「な、なんじゃこりゃ～～～っ」


そこには


　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・８

識の世界・８


しばらく、第五階層を探索していた

透明だったのだが・・・


透明「あれ～っおかしいなぁ～

　　　なんにも変化が無いぞ」


今回のように世界の言葉が精神に干渉して

くる場合、ほとんどのケースがこの第五階層に

干渉を起こしているのだが・・・。


本来この第五階層は《陰影世界》と言われ

自分自身の怖れや願望、後悔や自責の念など

過去に体験した事柄に対して抱いた感情

などが仕舞い込まれている場所

そこに世界の言葉が干渉することで、

そういった記憶と同調し、表層階で幻覚や

幻聴などを見聞きするようになり、精神を

崩壊させることに繋がっている・・・。


透明「う～ん・・・本来なら、ここに積まれている

　　　記憶や経験と世界の言葉が入り混じって

　　　表層に出てくるものだから、この階層にある

　　　仕舞われた感情なんかが目に見えて

　　　荒らされているはずなのに・・・。

　　　なんかキチッと収納されている感じ

　　　どうなってるんだ」


「と・う・・めい・・・。」

透明「んっ」

「透明聞こえるか」

透明「あっ谷津根ちゃん」

谷津根「はぁ～やっと繋がったか

　　　　交信を試みてみたが、なかなか繋がらなくて

　　　　心配したぞ」

透明「ごめんごめん

　　　でも凄いね～自分のインナースペースを

　　　体感しながら歩くことができるなんて」

谷津根「まあ、そう夢想させているだけだがな

　　　　ところで、見つかったのか」

透明「それが・・・・」


私は谷津根さんに今までの経緯を詳しく伝え

現状なにも変化が見られないことも伝えてみる。


谷津根「ふむっ・・・仕方がない

　　　　このまま私が夢想空間を検索してみよう

　　　　変化のある階層があれば伝える」

透明「ひぇ～そんなこともできるの」

谷津根「可能だ」

透明「チート過ぎ

　　　でも、助かるよ」

そう言うと、谷津根さんとの交信が途絶え

体感的に１５分くらいの時間が経った・・・。



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・７

識の世界・７


それは、この言葉がある病気に大きく関わっている

ということが分かってきたからなのです・・・。


う～んといきなりだと上手く説明できるか

自信がないので、これを説明するために、

もう少し「世界の言葉」について

皆さんと情報共有をしておきたいので

もうちょっとだけ説明させてもらいますね


先程もお話したように、この言葉は殆ど聞こえず

あまり意識しなくても良いものなのですが、

だからといって皆さんに影響が無いとは

言えなかったりもします。

実はこの「世界の言葉」は皆さんの深層に常に

響いているため、多少の精神的刷り込みがある

という見解もあります

といっても怖いものではないのですが・・・。


皆さんは、不思議に思うことはありませんか

毎年、今年のトレンドなんてものが発表され、

それを多くの人が好み、トレンドを意識して

服を選んだり、色を決めたりする・・・。

もちろんこれは洋服の業界などが仕掛けている

と言えばその通りなのですが、その仕掛け人は

それを何で選んでいるのでしょうか

その上、仕掛けたトレンドに何故か多くの人が

共感し、それを良いと思い選んでしまうのか

(よく数年前のものを改めて見ると

何でこんなものを着ていたのだろう

と驚くこともあったりしますよね)

もちろん、中にはそのトレンドと言われるものに

反発する人もいますが、意識はしている

という意味では、反応していたりもしています

実は、こういった人の好みや感性に影響を与えるのも

「世界の言葉」からの影響が強く反映されていたりも

しています

数十年前、何故か「赤のつく言葉」が「世界の言葉」で

連呼された時期があったのですがその時期に

「今年の色は赤」というトレンドが異常に流行った

ことがあり、笑ってしまったなんてこともありました

多分これは、その時の世界の言葉が潜在意識に

刷り込まれたことで起こったのかもしれません

こういったことを見ても、この世界の言葉が

皆さんの生活に多少なりとも影響を及ぼしている

可能性は否定できないのですが、それでも

直接的に聞こえてくる言葉ではないので、

そこまで意識しなくても良いものでもあります


しかし、もしこの言葉が、断片的にでも

常に聞こえるようになったら

その言葉が意識をマイナスに持ってゆくような

強い言葉だったら・・・。


実はこの懸念がここ十数年で徐々に起こり始めています

当然そのようなことが起これば、精神は混乱を極め、

深層心理は破壊されてしまう可能性があり、

そのことが「精神疾患」や「統合失調症」を

誘発することにもなります

もちろん、この事が全ての原因ではありませんが、

最近多くなっているこれらの病気に世界の言葉が

一つの要因として関わってきている可能性がある・・・。

これは他人事ではなくなってきている事実でもあります

今回の最後には、これらを防ぐ防御策なども

お話しますが、それでも今起こっている事象として

皆さんには情報共有をしていただき、皆さんの

ご家族やご友人をそういった事象から守る

切っ掛けになってくれればと思っていますので

最後まで読んでみてくださいね



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・６

識の世界・６


透明「う～ん・・・流石に広いなぁ～」


インナースペースと言われるこの世界は、

人間として生まれてきてから現在までの

知識や経験、記憶などが反映されているため、

管理空間は年を重ね、経験が豊かになれば

なるほど広くなって行く

空間自体は無限に広がり、そこに倉庫のような

経験に比例した建物が存在すると考えてくれると

わかりやすいかもしれません

(説明の仕方が難しいのですが、表現として

一番わかりやすいのは、ド◯ゴンボールの

精神と時の部屋が非常に似ています

鳥山先生スゴイ)


そんな巨大な空間を只々歩き回る透明先生


透明「うへぇ～～～っ」


透明が探しモノをしている間、皆さんには

今起こっていることを簡単に説明しようと思います

正直、私も最初は何が起こっているのか

よくわかっていなかったのですがひとつ

思い出したことがあり、今まで起こったことと

照らし合わせて、やっと確信に変わった訳です。


皆さんは「世界の言葉」を聞いたことがありますか

「はぁ」と思うかもしれないのですが、

実はこの世界は言葉で溢れています

まあ、これだけの人間が存在しているわけですから

当たり前といえば当たり前に聞こえますが

世界の言葉と言うのは、それとは別に自分の頭の中に

常に響いている言葉を言います

これは通常、聞こえないような特殊な音波に近いもの

なのですが、たま～に感が異常に高まる瞬間に、

断片的な言葉が突然聞こえたりすることが

あるかもしれません

まあ、大半は「空耳」で片付けられるような

事象なのですが、この世界の言葉は

常に私達生き物の体内に響いていて、

色々な「メッセージ」を送っています

この「メッセージ」は誰が送っているのか

というのは、正直わかっていないのですが

人によっては「宇宙からの交信」や

「地球からのメッセージ」「神からの神託」

などとも捉えられたりしています


しかし私達からすると、この言葉は

それらとは違うように捉えています


大きな理由としては、そういった偉大な者の

メッセージとしては、内容が短絡的で

あまりにも稚拙なものが多いというのが印象で、

メッセージとしても要領を得ないという

特徴があるため、私達の認識としては

「世界の言葉」という共通認識で確認だけが

されているというのが現状です


まあ、ぶっちゃけ、普段は聞こえないような音波なので、

それをわざわざ研究するような人がいないというのが

この「世界の言葉」の真相解明に至っていないという

理由なのですが、最近この「世界の言葉」が

少し問題となってきているため、私達も

放っておけなくなってきているのです


それは・・・。



　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・５

識の世界・５


透明「さて、後は・・・」


私は家に帰る前に、鑑定室にある

調合用の香を何種類かピックアップし、

ブレンドして持ち帰ることに・・・。


家に帰ってからは、身を清める為に

シャワーを浴び準備をする


「シャァー」


透明「ふむ・・・やはり大きくなっている

　　　このアザの形・・・桜の花びらに似てるけど

　　　何か関係があるのか」


昨日よりも大きくなっているアザを観察し

身清めが終わると、白装束に着替え、

鑑定室で調合した香を焚き準備万端

部屋の中央で禅を組む・・・。



透明「さて、何が起こるか

　　　気を引き締めないとな・・・。」


私がこれからおこなおうとしているのは

自分の内観に入り込み第五層に入ること・・・。


透明「(私の予想が正しければ、確実に

　　　侵食されているのは、第五層の付近だから

　　　先ずは第五層を目指そう・・・。)」


呼吸を整え、深く深く深層に落ちてゆく

第二層《無意識世界》を通り過ぎ

第三階層《自己元型世界》

第四階層《管理世界》と降りてゆく・・・。

徐々に次の階層への扉が開かれ、

第五階層《陰影世界》へと到達する・・・。


透明「(１時間くらいか今日は割と調子がいいな

　　　さて、ここからが本番だ)」


私は今回の事象の原因となる侵食する者を探す。


透明「(あれ・・・・この階層じゃない

　　　いや、確実にここらへんのハズなんだけど

　　　・・・って　うわっ)」


いきなり、目の前の世界が変化し始める


透明「(おお～～っこれは凄い

　　　谷津根ちゃん、完璧なタイミング)」


谷津根さんの能力が、私の深層世界を具現化してゆく


透明「しかし、相変わらず規格外な能力だなぁ

　　　夢と現実がわからなくなるほどのクオリティー

　　　本来なら幻覚世界や夢世界を具現化する能力の使い方

　　　なのだろうけど、相手が半覚醒状態でも使えるのは

　　　さすがとしか言いようがない

　　　でもこれなら自分の潜在意識の中でも自由に動けるぞ」


テレビ画面を見ているような視点から

バーチャルリアリティの世界に切り替わった感覚

これなら潜在意識の中でも自分の体で動けるように

捜索することができる

自分の内観を自由に動き回れる手段を手に入れた私は

自分の部屋を歩き回るように第五層を捜索する・・・。



　　　　　　　　　続く・・・。



～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

過去記事：谷津根實香(やつねみか)女史関連

千羽の願い(鑑定７８御山からの依頼)

異能者審問会議 (罪を犯しき者)

無知と無謀 (鑑定７０父親バーテンダー)

形の無い世界 (オフの日の受難)

大切な約束 (約束の日)

～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

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識の世界・４

識の世界・４


透明「おかしい・・・・」


数日前からの異変にやっと感づき

思考を回してみる・・・。


透明「(多分、このところ毎日同じ夢を見ている

　　　気がする・・・内容は覚えていないけど

　　　毎朝、飛び起きているのはそのことに

　　　関係があるのは確かだ・・・・これって

　　　・・・精神干渉ってことだよなぁ

　　　・・・・もしかして・・・。)」


私は、ある程度の予測をつけておき、

今日も仕事に向かう

鑑定が全て終わったのが２０時・・・そこから

急いであるところに電話をかける・・・。


「プルルルルルッ・・・・ガチャ」

透明「やっほ～谷津根ちゃん元気～」

その電話の相手は、最大異能集団の

トップ・谷津根　實香（やつね　みか)

当然、谷津根さんの反応としては・・・。


谷津根「なんだお前から連絡してくるとは珍しいなぁ」

透明「だよね～」

谷津根「とうとう私の元に来る気にでもなったか」

透明「御冗談でしょ～

　　　というか、今回は個人的なことなんだけど

　　　交換条件といかない」

谷津根「交換条件何だ、話してみろ」

透明「いや～っどうもさぁ～

　　　順番回ってきちゃったみたいなんだよねぇ～」

谷津根「・・・そうか・・・それで

　　　　私の能力を借りたいと」

透明「そういうこと

　　　まあ、耐え凌ぐって方法もあるんだけど

　　　それだと色々と時間だけがかかっちゃうから

　　　協力してくれないかなぁ」

谷津根「・・・・ふむ・・・交換条件は」

透明「そちらの厄介事を２つでどう」

谷津根「なるほど・・・案件２つか・・・

　　　　ふむ悪くないな今抱えているもので

　　　　厄介なのが丁度２つあるそれをお前が

　　　　処理してくれるなら、手伝おう」

透明「OKそれでヨロシク」

谷津根「それで、どこまで行っているんだ」

透明「う～ん・・・どうも干渉受けてから

　　　３、４日ってころだから、半分くらい

　　　来てるかも」

谷津根「まったくそんなになるまで

　　　　気が付かなかったのか」

透明「あははっ面目ない

　　　でも、こっちは自分で何とかするから

　　　谷津根ちゃんは、それがどこから来ているか

　　　調べてくれるかな」

谷津根「心得た今日からで良いのか」

透明「うんよろしくお願いします」

谷津根「それでは明日、連絡する」

透明「ありがとう」

そう言うと電話を切る・・・。

透明「さてとここからが大変だ・・・。」

今朝とは打って変わって真剣な表情の透明


一体、何が起こっているのか


　　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・３

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透明「はぁ～～～

　　　なんだか今日は一日調子が悪い・・・

　　　しか～し今日はそんな私にご褒美

　　　カップ神様の新作を買ってきたので～あります」

(体調悪いのにカップ麺・・・)


透明「まずは、一日の疲れを取るのに

　　　風呂でも入ってサッパリしよう」


そんなわけで、いつものようにシャワーを浴びる


透明「ふふふ～ん・・・んっえっ

　　　なんじゃこりゃ～～～っ」


昨日、発見した小さなアザが

１０センチくらいに巨大化している


透明「えっえっ何で

　　　・・・別に触っても痛くない・・・。

　　　何か、内出血でもしてるのか」


アザを触っても押しても痛みはないことから

皮膚の下に内出血でもあるのかと

アザを温めながらマッサージをしておく。

透明「ま、まあ、これで少しは拡散して

　　　小さくなるだろう・・・」

相変わらず、お気楽に構えている透明先生


しばらくして・・・。


「ピピピピピッ」


透明「おお～できた～～～～

　　　早速、新作をいただかせていただきます

　　　カップ神様に栄光あれ～～～～」


(どんな信仰だよ)


透明「ズズズズズ～～～ッ

　　　こ、これは

　　　うま～～～～～い～～～～～」


(ご近所迷惑だからやめなさい)


取り敢えず、幸せそうな透明先生

そんなこんなで、本日もブログの更新やら

事務仕事をしながら、一日を終える



「ガバッ」

透明「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ

　　　む、胸が・・・熱い・・・・

　　　誰か・・・た・・す・・け・・・て」




「ガバッ」


透明「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ

　　　えっな、なんだ

　　　今、私・・・起きる前に起きて・・・

　　　はぁ何言ってるんだ

　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・

　　　・・・・・・・・・・・おかしい・・

　　　何かが起きている・・・何が・・・

　　　・・・・わからない・・・・。」


次回、異変に気づきます・・・。



　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・２

識の世界・２


その日は仕事を終えて無事帰宅・・・

透明「はぁ～今日も疲れた～」

食事の前にシャワーを浴びることに


ふと、何かに気がつく・・・。



透明「んっ・・・何だこれ

　　　こんなところにアザなんてあったか」


よ～く見ると、胸の上の方に小さな

花びらのようなアザができている・・・。


透明「・・・どっかにブツケルようなこと

　　　あったっけ

　　　・・・・ま、まあいいや

　　　こんな傷、すぐに治るだろうし」


あまり細かいことは気にしない透明先生

風呂から出て食事を取り、事務仕事をしながら

ウトウトとしてきた頃に、布団に入る

時間は夜中の３時を回っている・・・。


「・・・・・・・チョン・・・・。」

透明「・・・・・・・」

「ピチョン・・・ピチョン・・・。」

透明「・・・・・んんっ・・・・」

「ピチョン・・・・た・・・・す・・・。」

透明「・・・うっうん・・・・。」


「タスケて！！」


透明「うわっ

　　　・・・・はぁはぁはぁはぁ

　　　な、何だ

　　　・・・・あれ何だったっけ

　　　なんか変な夢見たような・・・

　　　って

　　　もうこんな時間

　　　う～ん・・・寝た気がしない・・・。」


私は急いで支度をし仕事に出る


透明「はぁ～・・・何か今日は体が重い

　　　よしここは一発気合を入れて

　　　皆さんに挨拶でもしよう

　　　みなさ～～～ん

　　　おたはすよけうてごわざたいしまは～こすこ」

何かがおかしくなっていた・・・。



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・１

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「ピチョン・・・ピチョン・・・。」

透明「(・・・・んっ・・・水・・・)」

「・・・ピチョン・・・」

透明「(・・・蛇口締め忘れたかなぁ・・・)」

「・・・ジッ・・・たすけて」

透明「うわっ」


布団から飛び起きる透明先生


透明「はぁはぁはぁはぁ・・・・んっあれ

　　　・・・・夢」

鮮明な水滴の音・・・ノイズ・・・そして・・・。


透明「何だ・・・んっと・・・なんだっけ

　　　何か夢でも見てたような・・・

　　　ってうわ～～～～っ遅刻遅刻」


みなさ～んおはようございま～す


今日は、変な夢で飛び起きたみたいなのですが、

どんな夢だったか覚えていないという

間抜けな透明です

さ～て、今日も支度をして仕事に行ってきま～す


「・・・・ジッ・・・・」



　　　　　　　　　　続く・・・。

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