

透明「まあ、とにかく

受けちゃったものは仕方がない

どうせ今日、その人のお宅にお邪魔する
ことにはなってるんでしょ

タイ「お、おお


・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・

透明「なに


タイ「い、いや

言ってたんだけどよ~


透明「・・・・・・・。」
タイ「・・・・・・・。」
透明「往生際が悪い


どうせもう係わっちゃってるんだから
今更、電話したくらいでドウコウなる
もんじゃないでしょう~

タイ「そ、そうだけどよ~

透明「はぁ~


私が出るから

タイ「そ、そうか~


お前が直接聞いた方がいいな

うん


まったく



泰蔵さんが電話をかける・・・

「ぷるるるるるるっ



透明「もしもし

伺いました透明と申します

真島「はい・・・あっ、・・・お話は伺っております・・・。」
透明「あの~

よろしいでしょうか


真島「はい・・・大丈夫です・・・お願いします・・・。」
透明「・・・・・・


真島「・・・・・・。」
透明「そ、それでは、失礼いたします

真島「・・・・・ガチャッ

・・・・・・な、なんだ


何だか、こっちが変なセールスマンみたいに
なっちゃったぞ

透明「タイさん



タイ「あ、当たり前だろう


透明「でも、なんだか変だったけど・・・。」
タイ「変

透明「うん

覇気が無いっていうか、心ここに非ず
っていうか・・・・。」
タイ「・・・やっぱり、ドンドンおかしくなって
るんじゃねぇ~のか


もともと、真島さんの奥さんは元気で
チャキチャキした人だったんだけどな~


透明「・・・タイさん


何だか嫌な予感がする


タイ「お、俺も行くのか


透明「当たり前でしょ~~~~っ


私は、嫌がる泰蔵さんを車に押し込み
急遽、真島さんのお宅に走り出した・・・



車で30分

超特急で真島さん宅に到着



透明「間に合ってくれよ~っ


タイ「


私は、家のチャイムを鳴らす・・・が、
誰も出てこない


透明「タイさん

鳴らし続けて

タイ「お、おう

私は、家の裏側に回り込み、家の中の様子をうかがう

家の中では、今まさにヤバイ光景が繰り広げられていた

透明「ま、まずい

ちょうど、窓に鍵が掛かっていない

私は、失礼を招致で中に飛び込む




透明「真島さん


真島「

透明「真島さん


先ずは、テーブルから降りて話をしましょう


真島「・・・・死なせてください・・・。」
透明「えっ

真島「もう、死なせて・・・・・

真島さんは、テーブルの上で泣き崩れた・・・

人が追い詰まっている姿は沢山見てきたが、
ここまで追い詰まってしまった人を見るのは
初めてかもしれない・・・。
一体、何が彼女をここまでにしてしまったのか

続く・・・。
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