

透明「(さて、どこから話せばいいかな
)」

私は、横野さんの煮え切らない気持ちを
どのように救ってあげることが良いのかを
真剣に考えていた

横野さんにとって、彼は心の支えだったはずだが、
彼を失ってしまったことで、自分への自信を無くす
原因にもなってしまっているようだ・・・。
原因にもなってしまっているようだ・・・。
透明「(彼とよりを戻すこと・・・新たな人生を歩むこと
・・・私が判断を間違えれば、彼女を救うことは
難しくなる・・・それに、さっき木人図を視た
かぎりでは、彼との復縁は・・・。)」
・・・私が判断を間違えれば、彼女を救うことは
難しくなる・・・それに、さっき木人図を視た
かぎりでは、彼との復縁は・・・。)」
横野「先生
」

透明「あっ
ごめんごめん


横野さんにとって、彼との今の関係は
どう思っているのかな
」
どう思っているのかな


横野「・・・彼は、いつも私のことを心配して
くれています・・・でも、それ以上は
特に進展も無いですし・・・。
私は、今の関係でも良いのかな
って

思うときもあるのですが、時々寂しくなったり
切なくなったりもします・・・。
今でも、彼を想う気持ちはあるのですが、
彼に迷惑をかけたことや、別れることを
選択した彼の気持ちを想うと・・・
」
選択した彼の気持ちを想うと・・・

透明「・・・そっか・・・
」

私は、彼女の言葉を聞きながら、彼女が心の奥に
しまっている本当の気持ちが気になっていた

透明「単刀直入に聞いてもいいかな
」

横野「えっ
はい
」


透明「彼と元に戻りたい気持ちはどれくらいあるの
」

横野「・・・・・よく分かりません・・・

もちろん、そうなれれば嬉しいです
でも、

本当の意味で、昔みたいに戻れるのであれば
そうしたいと想っているのですが・・・
」

やっぱりか

横野さんは、気づいているのか
気づかないように

しているのか
は計りかねるが、彼女の深層に刻まれて
いる本心の中には、癒さなければならない感情がある

いる本心の中には、癒さなければならない感情がある

それは・・・見捨てられた・・・という形となってしまった
現実だった

もちろん、彼もそうしたかったワケではないのだろうが、
当時の彼女の状態や状況では、そうとられてしまっても
仕方のない現実だったのだろう・・・

彼の判断は、彼の幸せにとっては間違った判断では
ないのかもしれない

しかし、横野さんにとって、そのことを受け入れる
ことは、自分自身を追い込むだけの間違った判断に
なっている

横野さんは、彼との復縁を願いつつも、見捨てられたという
形となってしまった現実を昇華しきれていない・・・。
形となってしまった現実を昇華しきれていない・・・。
そして、彼の行動がさらにその感情を加速させている

彼の行動・・・それは、彼が彼女を心配しているにも
関わらず、進展につながらないことへの不信感・・・。
形としては、彼女を気遣う優しい気持ちのように見える
彼の行動も、心に見捨てられたという想いを残す彼女に
とっては、見捨てたことへの償いやバツの悪さからくる
言葉に聞こえてしまうのかもしれない

私は、横野さんの心の傷を開かぬように彼女の気持ちを
開こうと言葉を紡ぐ ・・・。
開こうと言葉を紡ぐ ・・・。
続く ・・・。







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