


透明「ただいま~っ
」

タイ「おせぇ~~~っ
」

透明「大して遅く無いじゃないか~っ
」


タイ「ちっ
まったく、人を待たせておいて


遅くねぇとはどういう了見だ
」


はぁ~
毎回このやり取り・・・。

実は泰蔵さんの、生き甲斐なのか



透明「わ、わかったから
とにかく、行こうよ~
」



タイ「
・・・ちょっと待て
」


透明「へっ
まだ何か
」



タイ「お客だ
」

透明「ぞくっ
」

な、なんだ
後ろから急に気配が


さっきまで、誰もいなかったはず

タイ「・・・・いらっしゃい
何かお探しかい
」





タイ「・・・・お客さん、呪術者かい
」



ここがその手のモノを一手に扱っていると
聞いてやってきたんだが・・・。」
タイ「羊紙は、そこの棚の中にある
」




な、何だ、この異様な雰囲気

でも、何故だろう
今までにも・・・。

最臥「ああ
そう言えば自己紹介がまだだった


私は最臥(さいが)という者です、これから
しばらくは、このお店にもご厄介になると
思いますので、以後お見知りおきを・・・

それと・・・そこの恐ろしいほどの異能を
内在している術者さんも覚えておいてください
内在している術者さんも覚えておいてください

何かの折りにまたお会いすることもあると
思いますので・・・。」
透明「
」

ジロリと体の中をのぞき込まれたような感覚



それに、今、目が・・・。
最臥「それでは、今日はこれをいただいて行きます
」

タイ「お、おお
これでどうだ
」


最臥「結構です
おつりは入りません
それでは


いただいて行きます
」

タイ「お、おお
まいどあり
」


最臥という人がお店から出て行くと、一気に空気が
軽くなる・・・。
軽くなる・・・。
透明「・・・・・。」
タイ「透明・・・ありゃ~、ただ者じゃねぇ~ぞ
」


透明「う、うん
・・・でも・・・。」


タイ「でも
なんだ
」


透明「な、何だろう・・・全然違うのだけど・・・
」

タイ「なんだよ
ハッキリしろ
」


透明「何故か、師匠と同じ感じが・・・。」
タイ「ば、馬鹿言ってるんじゃねぇ~ 



あんなのと、お前の師匠を比べるんじゃねぇ

お前の師匠は最高の男だ
くどくどくどくど・・・。」


泰蔵さんの大好き師匠話を小耳に、何故かまた何処かで
最臥という人物に会う気がしてならなかった・・・。
続く ・・・。







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