


私たちは、壊れてしまった歌碑の周りに
七五三縄を張り、その柱に歌碑の欠片を埋め
欠片と欠片を霊糸で繋いでいく・・・。
陣「準備は良い

矢車「は、はい

透明「OK

悟くんは、こういった突発的な対応が
初めてなのだろう・・・かなり緊張している
ようにみえる・・・。
陣の祝詞と共に、笙の笛を鳴らす悟くん

私は棒鐘を鳴らし、音の共鳴に合わせて
気力を織り交ぜてゆく・・・。
少しずつ場を整え、守りの為の祝詞に
霊力を織り込み、一つの社を形成してゆく、
少しのズレも許されない精密な作業

最後に陣が大きな大麻を振りながら
結界の周りをぐるぐると廻り、気を納めてゆく・・・。
陣「・・・・・。」
透明「・・・・・。」
矢車「・・・・・。」
陣「ぷはぁ~



透明「・・・良さそうだね

矢車「はぁ~~~~っ


陣「悟くん


矢車「あ、ありがとうございます

透明「ほんと


矢車「嬉しいです


透明「さて、これで取りあえずは、守りは成ったけど
正式に歌碑をなおしたら又張り直しだろ

陣「そうだね、これだと数年で解けてしまうから
100年以上もつものを作り直さないと・・・。」
透明「またそれはそれで大変そうだ

陣「その時、また手伝ってくれる


透明「良いよ

ただ、昴にもお願いした方が良いかもね

要石についてはあいつがいる方が心強いし

陣「わかった


取りあえずの安全確保ができた私達は
皆さんに声がけし、もう一度
蔵に神具をしまい、事を終えた・・・。
透明「うわ~っ


陣「そうだね

取りあえず、ご飯食べに行って、
そこで少し話そうか


矢車「あっ


透明「決まりだね


すでに辺りは真っ暗だった・・・。
続く・・・。







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