ポカポカ陽気で海は凪。気持ちよ~く潜れた本日のやんばるです。
昨日沖縄気象台から1ヶ月予報が発表されました。
それによるとこの先1ヶ月の沖縄地方は、気温が高く、降雨量が少なく、日照時間は多いのだそう。
ダイバーにとっては、いいコンディションになりそう。
とりあえずこの先一週間も〈小夏日和〉が続きそうです。
風は北西。晴天。
〈ドーリス科ドーリス属アオクシエラウミウシ Doris pecten 16年10月7日 沖縄島安和〉
『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を』
初めて買ったお土産は、櫛だった記憶があります。
小学校の修学旅行のお土産で、祖母のために。
昔の女性は、長い髪を纏めて櫛をさしているのが当たり前だったのです。
祖母は大正生まれの京女だったので、特にそうだったのかもしれませんが…。
女性の髪と櫛が強く繋がるイメージを持っている世代って、どの辺りまででしょう。
今は櫛よりもブラシですよね、たぶん。
冒頭の歌は、古事記から。
スサノオによるヤマタノオロチ退治の説話で詠まれたもの。
歌のなかに『妻』という文字がでてきますが、この『妻』とはクシナダヒメのことです。
スサノオがオロチから助けた娘ですが、彼はこの娘を櫛に変え、身につけてオロチと戦ったのだそう。
つまり『クシナダヒメ』とは『櫛になった姫』という意味の名なのだとか。
何故櫛なのかというと、日本では古来、櫛は呪力を持っているとされていたからだそうです。
〈同種同一個体 同日 同ポイント〉
さて……
本種の学名種小名は『櫛、櫛状の』の意。
これと和名から察するに、櫛みたいな鰓が特徴なのでしょうか。
呪力を持つ鰓かも…?