Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

水の中の炎(ミナミクモガニ)

2016-11-25 18:59:41 | エビ・カニ類

予想以上に十分な日差しがあった本日のやんばるです。

風はまだやや強めでしたけど、まずまずの心地よさでした。

気象庁から3ヶ月予報が発表されました。

それによると、平年並みか、やや寒い冬になりそう…。

現在発生しているラニーニャ現象がまだ継続する影響のよう。

ラニーニャにより偏西風が蛇行し、寒気の南下が強くなるからなのだとか。

ここまで、平年より暖かい日の方が多い印象でしたけど、年末に向けてぐっと冬らしくなるのかもしれません。

風は北~北東。晴れ時々曇。

〈クモガニ科クモガニ属ミナミクモガニ Oncinopus neptunus 16年9月21日 沖縄島安和〉

ローマ神話の海の神はネプトゥーヌスという名で、これは英語読みだとネプチューン。

英語読みの方が圧倒的に有名ですね…、まあ有名なのは海神の方ではないかもしれませんが。

ネプチューンは泉や河川、湖沼を司る神でもあるらしく、水全般の神様のようです。

また馬の神様でもあるのだそう。これはギリシャ神話のポセイドンと同一視されていることからなのだとか。

さて…

ネプトゥーヌスは長母音を省略してネプトゥヌスとも表記されるそうですが、それはそのまま本種の名前。

本種の学名種小名は『海の神、水の神、ネプチューン』

画像検索でネプチューンの彫像や絵画を見ましたけど……。

〈同種別個体 16年10月13日 沖縄島安和〉

ネプトゥーヌスは、古いインド・ヨーロッパ語族系神話の水神に、その起源があると考えられているのだそう。

それらは、類似した神話を持っているのだとか。

それは…

『水中に神聖な炎があり、穢れのない者以外は触れてはいけなかった。しかしあるとき、資格のない者がその炎を手に入れようとして失敗した。すると炎の周りの水があふれ出し、そこから河川が生まれた』

だそうです。

で、この物語がどのように水神に繋がるのか、よく解らないのですが…。

水の中の炎ってなんでしょうね。

って考えながら画像を見てると、全身に付着させている藍藻類が、体から燃え上がる炎のように見えたり見えなかったり…。

 

コメント
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