Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

結合する性質(リュウキュウカスミミノウミウシ)

2017-03-07 19:06:20 | ウミウシ

北寄りの風はかなり冷たかったですが、陽光の方もかなりパワフルだった本日のやんばるです。

というわけで、エキジット直後も厳しーという感じの寒さはなく…。

ただまあまだ数日は、平年を少し下回る寒さが続きそうです。

風は北~北西。晴れ。

■■

英国や南アフリカでは、ケロシンのことを指してパラフィンと呼ぶのだとか。

ケロシンはジェット燃料やロケット燃料に使われる石油製品ですが、身近なところでは灯油は成分的にほぼケロシンです。

もっとも日本ではケロシンのことをパラフィンとは呼びませんので、灯油のこともパラフィンとはいいませんね。

日本でパラフィンといえば違うものを指し、それは固体や液体の形で僕らの身近にけっこうあります。

固形のパラフィンならば、それはロウやクレヨンとして使用されています。

液体のパラフィンならば、最も身近なものはベビーオイルがそうです。

パラフィンはラテン語の〈parum affinis〉に由来し、それは親和性が低いという意味だそう。

親和性とは物質同士が結合する性質や傾向のことですが、それが低いということは、パラフィンは他の物質と反応しにくいということ。

つまり、反応性が極低い=肌に刺激をあたえない。

というわけで、ベビーオイルに使われているようです。

■■

さて…

〈オオミノウミウシ科カスミミノウミウシ属リュウキュウカスミミノウミウシ Cerberilla affinis 17年1月30日 沖縄島安和〉

像はまだ幼い固体。

■■

学名種小名は、『親和性・親和力』の意。

何と?? という感じですが、実はこのラテン語には別の意味もあって…

その意味は『近似の・近縁の』

つまりカスミミノウミウシに対しての関係性を表しているのでしょうか。

 

コメント
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