Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

古フランス語…(クロスジアメフラシ)

2017-03-14 19:04:10 | ウミウシ

午後の遅くになって、やっと日差しが降り注いだ本日のやんばるです。

このところずっと雨交じりだったので、気持ちいい感じに…。

実際には雨が降っていたときより気温が下がっていっているのですけど、体感は逆だったり。

明日はもっと陽光が増えるようですが、気温は下がるそう。

体感的にはどうでしょうかねぇ…。

風は北~北西。雨のち曇、のち晴れ間。

■■

古フランス語に〈rifler〉という言葉があります。

『かすめる、削る』という意味です。

これを由来とする〈rifling〉という言葉をご存じでしょうか。

カタカナで書くと〈ライフリング〉。

ライフリングとは、銃砲の銃砲身内に施された螺旋状の溝のことで、銃砲身内を加速する銃弾(或いは砲弾)に旋回運動を与え、ジャイロ効果により直進性を高める目的で用いられるものなのだそう。

つまりピストルなどの命中率を上げるための技術という感じでしょうか。

このため、発射された銃弾にはライフリングによる痕が刻み込まれるのだとか。

よく刑事ドラマに出てくる〈ライフルマーク〉、日本語で言うと〈線条痕〉と呼ばれてるものです。

ライフリングは銃一挺ごとに微妙に異なっているため、指紋のように銃弾のライフルマークから発射した銃を特定できるのだそう。

犯罪捜査にとっても、重要な技術ということでしょうか。

■■

さて…

〈アメフラシ科クロスジアメフラシ属クロスジアメフラシ Stylocheilus striatus 17年2月4日 沖縄島安和〉

学名種小名は『線条のある、縞のある』

その名の通り、体表面全体に縦線が密に入っています。

和名も当然この縦線からなのでしょう。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

いろいろな個体の画像を並べたら、ライフルマークのように個体識別が可能……なのでしょうね…。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする